THE ONE I LOVE

<36>来日公演も好評だったモッキー、ベック、ジザメリ…ちょっとビターな10の物語を楽しむ大人のプレイリスト

今週の「THE ONE I LOVE」も&M編集部が洋邦・ジャンルを問わずに名曲たちをご紹介。読書のお供、酒のさかな、ドライブ中、リラックスタイムにピッタリな楽曲を、Spotifyで随時プレイリスト化していく。今回のテーマは「春の休日サウンドトラック」。レコードジャケット風の写真も、一緒に楽しんでもらいたい。毎日に、もっと愛と音楽を!

 

■Mocky「Birds of a Feather」

先頃、3年ぶりの来日を果たしたカナダ出身の天才プロデューサー&SSW(シンガー・ソングライター)、Mocky。やわらかな日差しを感じながら、のんびり二度寝の休日にハマりそうなヴィンテージ・ポップは、春になるとなぜか聴きたくなる名盤『Saskamodie』(09年)より。

 

■Saint Etienne「Spring」

渋谷系のロンドンVer.とも言えそうなサウンドで人気の、エレ・ポップ・トリオの傑作1st『Foxbase Alpha』(91年)より。春うららのドリーミーでノスタルジックなガーリー・ポップは、30年近く経った今でもフレッシュ。

 

■Jazzanova feat. Ben Westbeech「l Can See」

昨年、久々の新作で健在ぶりをみせてくれた独のプロデューサー・チーム。ジャイルス・ピーターソンに見いだされたシンガー、ベン・ウェストビーチを迎えたノーザン・ソウル(泥臭くブルージーなサザン・ソウルに対して、洗練された都会的なソウル)にココロも踊る。

 

■Change feat. Luther Vandross「The Glow of Love」

ジャネット「All For You」のネタとしても知られる、イタリアのディスコ・ファンク・バンドのクラシック。若きルーサー・ヴァンドロスの伸びやかなシルキー・ヴォイスと解放感あふれるトラックは、春のドライブのお供に。

 

■Detroit Swindle feat. Tom Misch「Yes, No, Maybe」

オランダのハウス・デュオの2ndアルバムより、5月に来日のトム・ミッシュをフィーチャーしたスウィンギンなトラック。その名の通りデトロイト・サウンド愛が炸裂(さくれつ)しながら、欧州らしいアーバンさでリスニング・フレンドリーなアルバムに。

 

■Guru feat. Ronny Jordan & DC Lee 「No Time To Play」

今は亡きGuru(グールー)がヒップホップとジャズの融合を目指したプロジェクト『Jazzmatazz』の第1弾(93年)より。アシッド・ジャズ・シーンから登場したギタリスト、ロニー・ジョーダンとポール・ウェラーの元奥方D.C.リーを迎えた軽やかな1曲。

 

■Pete Rock & C.L. Smooth「All the Places」

ミドル・スクールの大傑作『The Main Ingredient』(94年)より、ピート・ロックの「ソウル・ブラザー」ぶりが冴(さ)える1曲。ソウル・ジャズ・ジャイアント、ドナルド・バード「Places and Spaces」のまんま使いも気持ちイイ。

 

■Moreno+2 「O Livro & O Beijo」

親子共演のライブ盤も素晴らしかった、ブラジルの巨匠カエターノ・ヴェローゾ。新世代SSW&プロデューサーとして活躍する長男モレーノとその盟友カシン&ドメニコによるユニットの傑作1stより。デヴィッド・バーンのレーベルLUAKA BOPから01年のリリース。

 

■Beck「Blue Moon」

グラミー受賞作『Morning Phase』(14年)より、メロディーの美しさが際立つアコースティック・ナンバー。本作のようなフォーキーなBeckがお好みのアナタには、初期の隠れた名盤『One Foot In The Grave』もオススメ!

 

■The Jesus and Mary Chain「April Skies」

UKインディの歴史的名盤『Psychocandy』に続く、87年作の2nd『Darklands』より。リード兄弟の故郷グラスゴーのどんより曇った4月の空を思わせるような、おなじみフィードバック・ノイズ抑えめの失恋ソング。

 

■プレイリスト

(企画制作・たしざん、河野有紀)

<35>The Orb、ドナルド・フェイゲン……ちょっとビターな10の物語を楽しむ大人のプレイリスト

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ジョン・レノン、サン・ラー……ミツメの作品性に影響を与えた“愛”の音楽

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