話題の新人作家は、女優の松井玲奈。デビュー作『カモフラージュ』が即日重版にPR

 

『カモフラージュ』(集英社)/本体1400円(税別)

『カモフラージュ』(集英社)/本体1400円(税別)

女優の松井玲奈による初の短編小説集『カモフラージュ』が、即日重版になり話題を呼んでいる。昨年10月に文芸誌『小説すばる』で華々しく小説家デビューを果たした彼女。同作では、『小説すばる』に掲載された恋愛小説『拭っても、拭っても』をはじめ、ホラーの『ジャム』など、多種多彩なテイストで6作を書き上げている。

元SKE48である松井さんは、2015年に卒業した後、女優として様々な作品に出演。3月まで放送されたNHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』では、ヒロインの女学校時代の親友役を演じたほか、映画や舞台などでも活躍している。
一方で幼少期から読書好きだという松井さんは、文筆活動を重ねており、書評や有名作家の文庫解説など、その文章力は以前から定評があった。

デビュー作について松井さんは、「食べ物が出てくる小説や映像が好きなので、自分が物語を書くなら『食に関する作品が作りたい』という思いがあった。食べ物に関わる作品にしようと考えました」と、去年5月から12月ごろまで執筆をしていたそう。

恋愛小説からホラーまで、さまざまなテイストの物語を楽しめる松井玲奈の世界に、あなたもどっぷりはまってみては?

松井玲奈・著『カモフラージュ』の収録作品をご紹介

『ハンドメイド』※書き下ろし
いつもより荷物の重い日が好きだ。お昼の弁当に加えて、もう二つ、夜に彼と食べる用の弁当を作る。食べる場所は決まって“ホテル”で――。

 

『ジャム』※『小説すばる』2019年2月号掲載
僕のお父さんは一人じゃない。お父さんの後ろには、真っ白な顔のお父さんたちが並んでいる――。悪夢的奇想、ホラー怪作!

 

『いとうちゃん』※書き下ろし
メイドになりたい。その一心で上京した十八歳の“いとうちゃん”は、メイド喫茶で働き始めるものの、ストレスから体重が増加してしまう。痩せ方がわからず、周囲にも疎まれ不安を募らせていくが――。

 

『完熟』※書き下ろし
何もない退屈な田舎での夏休み。年上の雰囲気を身にまとう女に僕は出会う。彼女は水辺で一心不乱に桃を食べていて……。

 

『リアルタイム・インテンション』※『小説すばる』2019年4月号掲載
三人の男たちが登場する、巷(ちまた)で人気の動画配信チャンネル。本音を吐露してしまうという“本音ダシ鍋”を食す企画の生配信で、事件は起きる。

 

『拭っても、拭っても』※『小説すばる』2018年11月号掲載
広告代理店に勤めるアラサーのゆりは、半年ほど前まである癖(へき)を持つ男性と付き合っていた。その彼に理不尽にフラれたことが心の傷になっていて――。失恋と再生の物語。

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