THE ONE I LOVE

<38>宇多田&林檎、Maroon 5、ネッド・ドヒニー……ちょっとビターな10の物語を楽しむ大人のプレイリスト

今週の「THE ONE I LOVE」も&M編集部が洋邦・ジャンルを問わずに名曲たちをご紹介。読書のお供に、酒のさかなに、ドライブ中に。リラックスタイムにピッタリな楽曲を、Spotifyで随時プレイリスト化していく。今回のテーマは「新緑のドライブ・ミュージック」。レコードジャケット風の写真も、一緒に楽しんでもらいたい。毎日に、もっと愛と音楽を!

 

■Michael Penn「No Myth」

ショーン・ペンの実兄、エイミー・マンの夫といったほうが通りがよさそうなマイケル・ペン。弟が主演した『I Am Sam』サントラのビートルズ・カバーで再注目されたが、抜けのいいメロディックなポップ・ロックのデビュー作『March』(1989年)でも、そのフリークぶりがうかがえる。

 

■Ned Doheny「Each Time You Pray」

ウエスト・コースト・ロック/AORの名盤として今も愛される『Hard Candy』(76年)から、爽快感あふれるファンキーな1曲。アルバム冒頭を飾る「Get It Up For Love」は、Average White Bandや東京事変もカバー。

 

■宇多田ヒカルfeat. 椎名林檎「二時間だけのバカンス」

1998年同期デビューのレーベル・メイト、その名も「東芝EMIガールズ」が、宇多田の前作『Fantôme』(2018年)で二度目のリユニオン(再会)。子育てママだけじゃない、自分以外の誰かのために毎日がんばるアナタへ贈るラブ・ソング。

 

■John Mayer「New Light」

クラプトン来日公演での新旧ギター・ヒーロー共演も話題となったジョン・メイヤー。泣きのギター・ソロももれなくフィーチャーしたディスコ・ポップ・チューンは、シカゴの名プロデューサー&ラッパーでカニエの師匠でもあるノーI.D.のプロデュース。

 

■Billy Bragg & Wilco「California Stars」

英国のパンクなプロテスト・シンガーとオルタナ・アメリカーナ・バンドによる、フォークの巨匠ウディ・ガスリーのトリビュート『Mermaid Avenue』シリーズ第1弾(1998年)より。永遠にリピートしていたい、天国のように美しい1曲。

 

■Tame Impala「Patience」

天国のように美しい曲をもうひとつ。コーチェラでの圧巻のパフォーマンスでも披露された、豪州ネオ・サイケ・バンドのバレアリック感満載な新曲。この曲でマラカスを手にしたケビン・パーカーの姿が、セカンド・サマー・オブ・ラブ当時のボビー・ギレスピーに見えた。

 

■Tortoise「Gamera」

シカゴの才人ジョン・マッケンタイア率いるトータス初期の名曲。静と動のダイナミズムとタイトなグルーブ、スリリングなインプロ感は、数々のバンドを経験してきたプレイヤー集団だから出せる「生」の味。LIQUIDROOMが新宿歌舞伎町にあった1996年、初来日ライブの感動は忘れられない。

 

■Tommy Guerrero「Highway Hustle」

Beastie Boysとともに90年代のスケーター・カルチャーを象徴するリビング・レジェンド、トミー・ゲレロ。新作『Dub Session』を引っ提げ5月に来日を果たした彼の前作から、その名の通りどこまでも続くハイウェーを飛ばしたくなるグルービーなR&R。

 

■パードン木村「Fisherman’s Blues」

ヤン富田のプロデュースでデビューし、菊地成孔をはじめ数々のコラボでも知られる音響職人にしてサーファーの2ndより。フジロック出演も決まったアイリッシュ・トラッド・バンド、The Waterboysのエクスペリメンタルなカバーは、ヘッドホン推奨。

 

■Maroon 5 feat. Cardi B「Girls Like You」

1度聴いただけで覚えてしまうキャッチーな歌メロで、渋滞のイライラや強烈な睡魔も吹き飛ばしてくれそうな、鼻歌フレンドリーなメガヒット。カーディのおきゃんなラップよりも、弾むようなテケテケギターが最高のアクセント。

 

■プレイリスト

 

(企画制作・たしざん、河野有紀)

型破りで話題沸騰のアイドル・眉村ちあきが選ぶ愛の5曲

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<39>マイケル、アリアナ、岡村ちゃん……ちょっとビターな10の物語を楽しむ大人のプレイリスト

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