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パタゴニアの夏用ハイテクTシャツ 汗も雨も洗濯後もすぐ乾く

この数年、アウトドアウェアを街中で着こなす男性が増えている。カジュアルでちょっとオシャレで着心地もいい。本コラムでは、ファッション性と機能性を兼ね備えたアウトドアブランドが展開する「これさえ持っていれば間違いない」というマストバイなウェア、グッズを紹介します。

100%リサイクル素材で、日常でも違和感なく着られるようカッティングやプリントが一新された

100%リサイクル素材で、日常でも違和感なく着られるようカッティングやプリントが一新された

我々の日常生活でも大いに活躍してくれるアウトドア向けアイテム。しかし、防水透湿性に優れたナイロンジャケット、動きやすい立体裁断のパンツ、荷物の重さを感じにくいバックパックと同じく優れた機能性を持ちながら、まだまだ一般化しているとは言い難いアイテムは少なくない。その一つが高性能化学繊維を使用したTシャツだ

人気を獲得するに至っていない要因は、カジュアルユースには使いにくい特有の光沢感、つるつるした生地が生み出す独特の肌触り、通常のコットンTシャツと比べてコストパフォーマンスが低そうといった「思い込み」にあるだろう。だがこうした課題点は既に解決されていることをご存じだろうか。今回はパタゴニアが誇る夏用ハイテクTシャツ「キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ」の紹介を通じて、皆さんの誤解を解いていこう。

洗濯脱水後、1時間を待たずに乾く吸湿速乾性

メンズ・キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ。袖を通してみると、非常に軽く、柔らかい。きめ細かな生地のサラサラとした肌触りが最高に気持ちいい

メンズ・キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ。袖を通してみると、非常に軽く、柔らかい。きめ細かな生地のサラサラとした肌触りが最高に気持ちいい

パタゴニアの「ベースレイヤー」(=肌に直接着る服)の代名詞といえば「キャプリーン」シリーズだその中で夏向けのアイテムとして販売されているのが「キャプリーン・クール」シリーズ。そのコンセプトは登山、カヤック、釣りといったアウトドアアクティビティーだけでなく、日常でもしっかりと活用できることだという。今回は同シリーズの中から、大幅なリニューアルによってカジュアルなコーディネートに取り入れやすくなったと評判の「キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ」を取り上げる。

キャプリーンクールシリーズのTシャツ。スポーツに特化しているため光沢が強い「ライトウェイト」(左)に比べると、トレイル(中央)、デイリー(右)は質感がコットンに近い

キャプリーンクールシリーズのTシャツ。スポーツに特化しているため光沢が強い「ライトウェイト」(左)に比べると、トレイル(中央)、デイリー(右)は質感がコットンに近い

「キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ」で、まず注目すべきは、やはり吸湿速乾性。つまり水分を大量に吸い込み、あっという間に乾いてしまう機能ご存じの通り、コットン T シャツは一度ぬれてしまうとなかなか乾かない。水分を含んでベッタリと肌に張り付くTシャツは不快なだけでなく、そのまま冷房のきいたオフィスに入れば、我々の体温を急速に奪い、夏風邪の要因ともなる。しかし吸湿速乾性と柔軟性を高めるミドリ・バイオソフトと呼ばれる加工が施されたキャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツならば、大量に汗をかいたり、あるいは通り雨でぬれたりしたとしても、短時間で乾いてしまう。したがってTシャツのぬれに起因する冷えの心配がないもちろん速乾性は洗濯時にも発揮される。

筆者は本記事執筆のため「キャプリーン・クール」シリーズのアイテムを購入したが、洗濯脱水後に部屋干ししたところ、なんと1時間を待たずに乾いてしまった自らも愛用者だというパタゴニア日本支社大堀泰祐さんは次のように語る。

「夏ともなれば、歩いて駅に行くまでに汗をかいてしまうことも多いですよね。そういったシーンでも快適な着心地を約束してくれるアイテムなんです。しかもバクテリアなどの菌類が素材に繁殖するのを抑制する加工を施していますから、大量の汗が乾いた後でも臭うことがない。旅行の着替えなどにもぴったりです。ホテルのバスルームで洗って干しておけば、翌朝にはしっかり乾いているはずですから」(パタゴニア大堀さん)

気兼ねなく「着倒せる」タフな1枚

シルエットはコットンT シャツとまったく変わらない。シャツのインナーに着て、ボタンを開けて見せても違和感がない

シルエットはコットンT シャツとまったく変わらない。シャツのインナーに着て、ボタンを開けて見せても違和感がない

タフであることもまた「キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ」の特長だ。コットンT シャツは、洗濯を重ねると生地が劣化していく。そのため、お気に入りの一枚は大切に着ているという方も多いはず。しかし、そこはパタゴニア。程よい伸縮性を備えつつも劣化しにくい生地を採用しているだけでなく、縫い目を最小限にとどめつつ丁寧に縫製を施すなど、丈夫さにこだわった「着倒すことができるアイテムなのだ。

「コットンのTシャツは縮みやすく、着ているうちに首元が伸びてしまうことも多いです。しかしキャプリーンシリーズのTシャツなら、乾燥機にかけても縮みませんし、首元も非常に伸びにくいです。一切遠慮なく着て、 汚れたら洗濯機に突っ込んでガンガン洗って下さい!」(大堀さん)

縮みにくく伸びにくいものの、ミドリ・バイオソフト加工が施されているためコットンTシャツよりもストレッチする

縮みにくく伸びにくいものの、ミドリ・バイオソフト加工が施されているためコットンTシャツよりもストレッチする

化繊特有の光沢感を極力抑えることでカジュアルユースにも対応

2019年の春夏シーズンから100%リサイクル素材を使用(※一部カラーを除く)

2019年の春夏シーズンから100%リサイクル素材を使用(※一部カラーを除く)

とはいえ「化繊Tシャツはカジュアル・ファッションには向かない」と考えている向きも多いはずだ。要因となっているのは、コーディネートの雰囲気を崩すスポーティーな光沢感だろう。しかしパタゴニアのキャプリーンクールシリーズの中でも、今回おすすめするキャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ」はコットンライクな質感が特徴だ

「昨年までのキャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツは、やや光沢があったのですが、今年からはコットン素材のTシャツとほとんど変わらない質感を実現することができました昨年までは生地がつるつるしていたためにインクがのりにくく、ヒビ割れやはがれも発生しがちだったんですが、そうした問題も解決することが出来ました。ですから今シーズンからグラフィックのバリエーションがすごく充実してるんです」(大堀さん)

「インタビューを受けていると緊張で汗をかいてしまうので、今日もインナーにキャプリーンクールを着ています」と笑顔で語るパタゴニア広報の大堀さん

「インタビューを受けていると緊張で汗をかいてしまうので、今日もインナーにキャプリーンクールを着ています」と笑顔で語るパタゴニア広報の大堀さん

パタゴニアのキャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツは1枚4,968円。量販店に並ぶTシャツが2〜3枚買える価格だ。しかし、その働きぶりは2〜3倍どころではない。汗を吸い込み、嫌な臭いを抑え、洗ってもヘタることがなく、洗濯してもあっという間に乾く。蒸し暑い時期を爽快に過ごせるだけでなく、たった1枚持っていれば夏を乗り切ることも出来る非常にコストパフォーマンスの高いアイテムなのだ。一見するとごく普通のコットンTシャツにしか見えないが、実は優れた機能を兼ね備えた「キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ」。この一枚に袖を通したら、もうコットンTシャツには戻れない。一度着たら必ずやみつきになるはずだ。

パタゴニアの夏用ハイテクTシャツ 汗も雨も洗濯後もすぐ乾く

メンズ・キャプリーン・クール・デイリー・グラフィック・シャツ
¥ 4,968

パタゴニア公式サイト
https://www.patagonia.jp

取材・文/吉田大
撮影/牧野慎吾

PROFILE

吉田大

ライター・編集者。大学卒業後、児童書出版社勤務を経て、フリーランスに。ファッション、アート、音楽、ストリートカルチャーから、政治経済、社会問題、テクノロジー、グルメに至るまで、多岐にわたるジャンルにおいて、長年に渡り執筆活動を続けている。趣味は自転車と立ち食いそば店めぐり。お酒や煙草を嗜まないストレート・エッジな生活を送っている。

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