水代百貨店

“ビジネスカジュアルの究極形” 都会的なデザインと機能性を兼備する「UNIVERSAL PRODUCTS」

カフェやシェアオフィスなど、全国各地で様々な“場”をプロデュースする水代優さんが、仕事や遊びで出合った一押しのモノ・ヒト・コトを紹介してくれる連載「水代百貨店」。今回のオススメはファッションブランド「UNIVERSAL PRODUCTS」です。

「洗練されたビジネスカジュアルを追い求めたら、このブランドにたどり着きました」(水代さん)

初めはソックスにハマり、次第にシャツやジャケットにほれ込み、今では全身を固めることもあるほどお気に入りだとか。

オススメの理由を聞きつつ、運営企業の統括ディレクター・三好良さんにブランドの哲学をうかがいました。

▼今回のオススメ▼

UNIVERSAL PRODUCTS

“ビジネスカジュアルの究極形” 都会的なデザインと機能性を兼備する「UNIVERSAL PRODUCTS」

2009年にスタートした、中目黒のセレクトショップ「1LDK」のプライベートブランド。時代に即した“新しいスタンダード”を提案すべく、シーズン、トレンド、年齢を問わない、上質で普遍的なアイテムをリリースする。

シックさと遊び心を両立したデザイン

水代優さん

ブラックのセットアップにホワイトのプレーンなシャツ。取材当日、水代さんは「UNIVERSAL PRODUCTS」の全身コーディネートで登場した。仕事柄、ファッション業界とのつながりも多い水代さんが「ビジネスカジュアルの究極」とほれ込むブランドだ。

「シックさと遊び心を利かせたデザインのバランスが絶妙で、ビジネスシーンで求められるフォーマル感と、プライベートで出したいカジュアル感を高いレベルで兼ね備えています。それに加えて細部にも気が利いていて、何より使いやすい。やっぱり生活やビジネス上での利便性は大事ですから」

そう言って、水代さんはおもむろにバッグを開いた。内ポケットに収納されたノートPCがわずかに顔を出す。ビジネスシーンで求められる品の良さと、仕事道具を奇麗にしまえる収納性の高さにひかれた。これもUNIVERSAL PRODUCTSのアイテムだ。

UNIVERSAL PRODUCTSの多機能バッグ。PC専用のポケットや小物をまとめられるよう、メッシュのポケットを備える

UNIVERSAL PRODUCTSの多機能バッグ。PC専用のポケットや小物をまとめられるよう、メッシュのポケットを備える

水代さんが1LDKにはまったきっかけは実はソックスだとか。パイル地で仕上げられた定番ソックスは、クッション性の高さとタオル地のような肌触りで履き心地が抜群

水代さんが1LDKにはまったきっかけは実はソックスだとか。パイル地で仕上げられた定番ソックスは、クッション性の高さとタオル地のような肌触りで履き心地が抜群

UNIVERSAL PRODUCTSは、セレクトショップ「1LDK」のオリジナルブランドだ。1LDKは現在、国内外に七つの店舗を構え、セレクトアイテムのほかUNIVERSAL PRODUCTS を含む四つのオリジナルブランドを展開する。

面白いのはEC全盛の昨今、オンラインショップに比べ、リアル店舗での売り上げのほうが圧倒的に高いことだ。その一因となっているのがインスタグラム。店舗のスタッフが新商品を投稿すると、その翌日には実店舗でアイテムがどんどん売れていくという。

「大手企業は厳格な発信ルールを定めているところが多いと思いますが、それだと決まり切った内容になる恐れもあります。お客様のことを一番よく知っているのは、店のスタッフたち。彼らが伝えたいように商品写真を撮って発信したほうが、お客様の来店もモチベーションが高まるだろうと考え、1LDKではスタッフに自由に発信してもらっています」(1LDK統括ディレクター三好良さん)

“ビジネスカジュアルの究極形” 都会的なデザインと機能性を兼備する「UNIVERSAL PRODUCTS」

▼1LDKのインスタグラム▼

ベーシックなのに平凡さを感じさせない

1LDKにはもう一つ面白い特徴がある。セレクトアイテムとオリジナルの比率だ。

一般的には利益率の高い自社製品をたくさん陳列するのがセレクトショップのセオリーだ。それに対して1LDKは、他社製品(=セレクトアイテム)の比率を高めることにこだわっている。店舗によって多少の差はあれ、その比率はセレクト7割、オリジナル3割。セレクトショップの本質的価値はショップの“審美眼”であり、ユーザーもそこに期待しているという考えからだ。

とはいえ、「オリジナルもセレクトアイテムと肩を並べるクオリティーを目指して作っています」と三好さんは胸を張る。UNIVERSAL PRODUCTSは、シャツであれば1万5千円~2万5千円程度。セレクトショップのオリジナルラインとしては比較的高めだが、生地やパターン、縫製などにおいて高いクオリティーを求めた結果でもある。

UNIVERSAL PRODUCTSのレギュラーカラーシャツ。ハリのあるタイプライター生地を使用した一枚。前立てのないデザインで上品さとカジュアルさを兼ね備える

UNIVERSAL PRODUCTSのレギュラーカラーシャツ。ハリのあるタイプライター生地を使用した一枚。前立てのないデザインで上品さとカジュアルさを兼ね備える

“ビジネスカジュアルの究極形” 都会的なデザインと機能性を兼備する「UNIVERSAL PRODUCTS」

ストライプシャツもUNIVERSAL PRODUCTSの定番アイテム。太いピッチがリラックスした雰囲気を醸し出す

水代さんは1LDKに来ると、ハイブランドを横目にUNIVERSAL PRODUCTSのアイテムを手に取る。「セレクトものと比べても、UNIVERSAL PRODUCTSが一番いい。ベーシックなアイテムなのに平凡さを感じさせないところが、他にない魅力です」とすっかりほれ込んでいる。

“洗練されたベーシック”をどうやって生み出すのか。三好さんの答えは明快だ。

「僕らは消費が加速する時代に、ずっと長く使ってもらえる良質なアイテムを届けたいと常に考えています。そのためには、先を行き過ぎた提案より、時代の半歩先を進むくらいの提案がちょうどいい、という結論になりました。その姿勢は一号店をオープンしたときから変わっていません」

1LDKは“日常の非日常”をコンセプトに掲げている。その意図はベーシック(=日常)に付加価値を加え、新しいスタンダード(=定番スタイル)を生み出すこと。セレクトアイテムにもオリジナルアイテムにもその視点が貫かれている。

ショップのオープンから11年。時代に合った定番スタイルをこつこつ打ち出し続けてきた1LDKにしか生み出せないベーシックの進化形がある。それを最も強く反映しているのがUNIVERSAL PRODUCTSなのだろう。

(文・&M編集部 下元陽 撮影・野呂美帆)

水代優さんと三好良さん

ショップ情報

1LDK

1LDK中目黒店

「日常の中の非日常」をコンセプトに新しいスタンダードを提案するセレクトショップ。国内外の110を超えるブランドのアイテムを扱うほか、オリジナルブランドが4ライン。店舗数は、札幌、中目黒(×2店舗)、青山、名古屋、ソウル、パリの計七つ。

*写真は1LDK NAKAMEGURO(提供:株式会社アイディーランドカンパニー)

PROFILE

水代 優

1978年生まれ。愛媛県出身。2002年より株式会社イデーにてカフェやライフスタイルショップの新規出店を数多く手掛ける。2012年にgood mornings株式会社を設立。東京・丸の内や神田、日本橋浜町を始め、全国各地で「場づくり」を行い、地域の課題解決や付加価値を高めるプロジェクトを数多く仕掛ける。

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