WAKO’S 4CR LC500が久しぶりの勝利 タイで行われたスーパーGT第4戦振り返り

自動車レースのスーパーGT第4戦が6月29、30両日、タイ・ブリーラムにあるチャン・インターナショナルサーキットで行われた。

シリーズ唯一の海外戦は予選、決勝ともに晴天の下で行われ、予選ではGT500クラスでNo.6WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太組)がコースレコードを上回る1分23秒260を記録して今季初のポールポジションを獲得、GT300クラスもNo.25HOPPY 86MC(松井孝允/佐藤公哉組)が1分31秒839と、こちらもコースレコードを上回って2戦連続のクラス1位を獲得した。

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決勝は66周で行われ、レース前半はポールポジションからスタートしたNo.6WAKO’S 4CR LC500と2番手スタートのNo.36au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛組)の2台が後続を大きく引き離しながらトップ争いを展開した。

しかし、36周目に発生したホンダNSX3台による接触事故によりセーフティーカーが導入されたため、トップ2台のリードは帳消しとなってしまう。さらにレース再開直後の44周目にはNo.36au TOM’S LC500(関口雄飛)が後方から追い上げてきたNo.37KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ)に押し出されて大きく順位を落としてしまった。No.37(ニック・キャシディ)が追うもののNo.6大嶋/山下組がトップでゴールし、今季初勝利をものにした。

スタートを担当した大嶋は「ピットインの直前にバックマーカーと接触し、クルマも壊しちゃって申し訳なかったんですけど、チームがすごくいいピット作業をやってくれて、そのあとの山下もすごく熱い走りを見せてくれて、本当にチーム全員でとった優勝だなと思います」とレースを振り返り、これがGT500クラス初優勝となる山下も「ピット作業をすごく速くしてもらって1番で送り出してもらったので、これは絶対守りきらなきゃいけないなと思って、結構頑張ってました」と語った。WAKO’S 4CR LC500を走らせるチームにとっては2013年の第8戦もてぎ以来久々の勝利となった。

GT300クラスは1位スタートのNo.25HOPPY 86MCが、タイヤ無交換作戦を敢行したが、これが裏目に出たのか序盤からペースが上がらず、代わって1周目にトップに立ったNo.56リアライズ日産自動車学校GT-R(平峰一貴/サッシャ・フェネストラズ組)が終盤までトップを快走した。しかし、ずっとHOPPY 86MCを追っていたNo.10GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/石川京侍組)が、最終ラップでついに56号車を抜き去り、劇的な今季初優勝を飾った。

スーパーGTでの初勝利を自らの手でもぎ取った石川は「最後は3コーナーでいこうと思い、一か八かで勝負しました。平峰選手も(接触しないように)しっかり見ていてくれたのでそこは感謝しています」とライバルへの気遣いをみせた。2014年、2015年に続いてタイ大会通算3勝目を挙げた星野は「京侍が最後に大仕事をしてくれました。勝てない時が長く続いて悔しかった。本当に良かったです」と涙で言葉を詰まらせながら語った。

スーパーGT第5戦は8月2、3日に富士スピードウェイでシリーズ最長の500マイル(800km)レースとして行われる。
(文・末廣和久、写真・K.KOBAYASHI、企画・モータースポーツフォーラム)

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