一眼気分

下町の夏の風物詩「朝顔まつり」を撮る 雨模様なら装備は身軽に

以前も書いたかもしれないが、僕は基本的に雨が嫌いだ。それが撮影であろうと、打ち合わせであろうと。ましてや遊びならなおさらだ。仕事上(主に自動車レースの撮影だが)雨はよくあるし、年に1〜2回程度なら写真に変化がつくので悪くないかもしれない。それでもできれば避けたいのが本音だ。

下町の夏の風物詩「朝顔まつり」を撮る 雨模様なら装備は身軽に

Canon EOS R+SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO

いずれにせよ日本で北海道以外にいるのなら梅雨はあるわけで、雨を避けていては何もできない時期になる。だからそんな時は覚悟を決めて雨に打たれることにする。ただし人はぬれてもできればカメラや機材はぬらしたくないので、最低限のプロテクション(保護)はする。そしてそんな時はレンズを交換しようとか欲張ったことは考えず、できる限り1本で表現を考えて撮るようにしている。

下町の夏の風物詩「朝顔まつり」を撮る 雨模様なら装備は身軽に

Canon EOS R+SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO

カメラのレインカバーは正直に言えば煩わしく、撮影上も不自由な気がするので、よほどの雨じゃなければタオルやビニールで覆い、撮影時に外して速やかに撮るのが僕のスタイルだ。もちろんプロ仕様の機材はある程度の雨には耐えられるように設計されているが、それでもカメラをぬらすことには罪悪感がある。

下町の夏の風物詩「朝顔まつり」を撮る 雨模様なら装備は身軽に

Canon EOS R+SIGMA 50mm FG1.4 DG HSM

だから基本的にレンズは1本、メモリーカードも大きめの容量のものを入れて、なるべくカメラ内部を雨にさらさないようにする。帰宅後は乾いたタオルで軽く拭き、必要ならばストラップやバッテリーケースを外して乾燥させておく。しかしカメラを大事にするあまり、肝心のシャッターチャンスを逃しては元も子もない。その辺りは、当日の状況を見て判断してほしい。

下町の夏の風物詩「朝顔まつり」を撮る 雨模様なら装備は身軽に

Canon EOS R+SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO

今回は入谷鬼子母神(真源寺)の「入谷朝顔まつり」(朝顔市)をのぞいてみた。朝から曇り、小雨がぱらつくいかにも梅雨らしい天気。一瞬のちゅうちょはあったが、とりあえず家を出て入谷に向かった。僕は浅草生まれなのでなじみのあるエリアだが、久しぶりに歩いてみると知らないビルが増えていたり、知っている場所がコインパーキングに変わっていたり、「あれっ? ここはなんだっけ?」と思う場所も多かった。

下町の夏の風物詩「朝顔まつり」を撮る 雨模様なら装備は身軽に

Canon EOS R+SIGMA 50mm FG1.4 DG HSM

あいにくの天気でも特に午前中の朝顔市はにぎわっていて(当たり前だがアサガオは朝に花が開く)、夏の到来を感じさせてくれる。カラフルなアサガオを見て歩いていると、小学生の頃に夏休みの課題で「アサガオの観察日記」をつけたことを思い出した。歩道からあふれんばかりの人の流れに身を委ね、見事な「団十郎」や「大輪アサガオ」を眺めつつ写真を撮る。

下町の夏の風物詩「朝顔まつり」を撮る 雨模様なら装備は身軽に

Canon EOS R+SIGMA 50mm FG1.4 DG HSM

朝顔市は季節の変わり目を告げる東京下町の風物詩の一つだが、最近の東京の夏は異常に暑い。それを迎える準備(今や覚悟か?)の場という意味でも、長く続いてほしいものだ。

下町の夏の風物詩「朝顔まつり」を撮る 雨模様なら装備は身軽に

Canon EOS R+SIGMA 50mm FG1.4 DG HSM

下町の夏の風物詩「朝顔まつり」を撮る 雨模様なら装備は身軽に

Canon EOS R+SIGMA 50mm FG1.4 DG HSM

下町の夏の風物詩「朝顔まつり」を撮る 雨模様なら装備は身軽に

Canon EOS R+SIGMA 50mm FG1.4 DG HSM

PROFILE

宮田正和

東京浅草生まれ。1984年のロサンゼルス・オリンピックをはじめ、NBAバスケットボール、各種世界選手権、テニスのグランドスラム大会、ゴルフの全英オープンなどスポーツを中心に世界を舞台に撮影を続ける。1987年、ブラジルF1グランプリを撮影。マシンの持つ美しさ、人間模様にひかれ、1988年よりフランスのパリ、ニースに4年間ベースを移し、以来F1グランプリ、オートバイの世界選手権、ルマン24時間耐久レースなどモータースポーツをメインテーマとして活動を続ける。AIPS(国際スポーツ記者協会会員)A.J.P.S(日本スポーツプレス協会会員)F.O.P.A(Formula One Photographers Association会員)

パノラマの比率で切り取ったハワイのマジックアワー

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“映える”写真を撮るために、あえて「夜」というシチュエーションを提案したい

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