インタビュー

劇場版最新作に声の出演 ユースケ・サンタマリアと指原莉乃が語る『ONE PIECE』愛

週刊少年ジャンプでの連載開始から間もなく22年、国民的な人気漫画となった『ONE PIECE(ワンピース)』。この夏には、劇場版アニメ最新作である劇場版『ONE PIECE STAMPEDE(ワンピース スタンピード)』が公開される。この作品にゲスト声優として出演するユースケ・サンタマリアさんと指原莉乃さんは、どちらも『ワンピース』の大ファン。二人に、『ワンピース』の魅力や好きな場面、今回演じたキャラクターなどを聞いた。

 

――今回の劇場版で、ユースケさんは、物語の舞台となる「海賊万博」を主催するブエナ・フェスタを、指原さんは万博を盛り上げる歌姫アンを演じていますそれぞれの役をどのように演じたか教えてください。

ユースケ・サンタマリアさん(以下、ユースケ) フェスタ役を演じるにあたって、いろいろ考えました。大塚隆史監督に、フェスタは誰の声のイメージかと質問してみたのですが、答えは「泉谷しげるさんっぽい感じで」でした。だったらもう泉谷さんに頼めばいいんじゃないかとも思いました(笑)。それでも、自分なりに泉谷さんっぽい声を出してみようと、当日のスタジオでは出たとこ勝負をしてみました。結果として監督にOKをいただいたのですが、うまくいったかどうか。

指原莉乃さん(以下、指原) 私が演じるアンちゃんは、声が高めの印象がありました。でも私の声は高いほうではないので、家でたくさん練習しました。ただ、あまりにも普段使っていない声を出したので、飼っている猫がドン引きしていましたね(笑)。

ユースケ 出来上がったものを聞いたけど、さっしーの演技はとても良かったよね。語尾を上げていたところとか。アン役に合っていた。

指原 本当ですか? いつも自分が出演している作品は怖くて見られないのですが、今回はどんな感じになっているのか気になるので見ます。

ユースケ 僕も同じです。画面の中にいる自分の顔や声が、自分が思っているものと全然違うので、違和感があって見るのが怖い。さっしーとは、彼女が主演した映画『薔薇色のブー子』で共演していますが、実はあの作品もまだ見ていません。一生懸命作ってくれている監督やスタッフの皆さんには本当に申し訳ないですが。でも、この『ワンピース』の劇場版は、見てみたい。

ユースケ・サンタマリアと指原莉乃

――お二人とも自分が出演している番組をきちんとチェックしている印象がありましたが、違うのですね。話題は変わりますが、原作漫画で一番好きなシーンはどこですか。

指原 かなり初期のお話ですが、サンジがルフィの仲間になるために、レストランのオーナーに『長い間、くそお世話になりました。この御恩は一生忘れません!』と言いながら土下座してお別れする場面です(※)。初めて読んだときは小学生で、何でサンジがそんな言い方をしたのか、理由がよくわかりませんでした。でも、大人になってもう一度読み直すと、うん、あそこはああ言うしかないよねって納得できました。それからとても好きな場面になりました。【※編集部注・第68話】

ユースケ 僕は場面というか、ビッグマムとの戦いが始まってからのストーリーにとても驚かされています。それまでもルフィたちは、自分より強い相手に挑んで、いろいろな工夫をしたり、自分を鍛えたりすることでその強敵を撃破してきました。ただ、ビッグマムはさすがに四皇だけあってレベルが違いすぎた。

その強すぎる相手と戦わなくてはいけなくなった時、何かの奇跡を起こして勝ってしまうのではなく、みんなでビッグマムから逃げる、という展開になった。これまでの少年漫画の王道からは考えられないストーリーで、これを選んだ尾田栄一郎先生は本当にすごいと思う。この先も、さらに格上の敵ばかりが登場してくるので、ルフィたちがどのように挑んでいくのか、どんな物語になるのかまったく想像できません。

――お二人が原作で一番好きなキャラクターは誰ですか。

指原 中学生ぐらいのころは、トラファルガー・ローが好きでした。顔がかっこよかったし、ミステリアスなところも魅力的でした。いまでもローは好きですが、一番好きなのはサンジですね。内面も含めてカッコいいから。

ユースケ 女性キャラはみんな美しくて大好きですけど、そういうことではないですよね(笑)。麦わらの一味は全員好きなんですが、なかなか一人には決められないですね……。ただ、たくさん出てくるキャラクターの中でも、悪役にとてもひかれますね。ドフラミンゴとか。悪いことをしているのだけど、彼には彼の物語があって魅力がある。

指原莉乃さん

――自分が食べるとしたらどの悪魔の実ですか。

指原 この映画で演じた歌姫アンちゃんの能力が得られるビジョビジョの実(幻影を見せることができる)はもちろんほしい能力です。それ以外だと、ホビホビの実(※)です。能力の副作用として、歳をとらなくなりますよね。そこが一番の魅力です。やっぱり美容によさそうな実がいいなあ(笑)。【※編集部注:触れたものをおもちゃの人形にして自分の部下にできる能力】

ユースケ 僕はなんだろう。どうしてもリアルに役に立ちそうな実を選んでしまうよね。だってメラメラの実とか食べちゃったら、あちこち燃やす危ない人になっちゃうし、フェニックスとかになっちゃったら研究対象にされちゃいそうだし(笑)。人のためになるとか、お金もうけにつながりそうな能力の実がいいなあ。

指原 誰かのため、だけじゃなくお金もうけもですか(笑)。でもやっぱりつい現実に良いことがある能力がほしくなっちゃいますよね。戦う能力は使い道がありませんからね。

ユースケ 誰とも戦わないしね(笑)。

ユースケ・サンタマリアさん

――なぜ『ワンピース』はここまで人気の作品になったのでしょうか。一番の魅力はどこだと思いますか。

ユースケ 連載が始まった当初から、とにかくたくさんの伏線が張られていて、それがものすごく後になって回収されたり、まだ回収されていなかったりします。とても人気が出て連載は続くことになったけれど、もしかしたら回収できないまま連載が終わってしまうかもしれないのに、尾田先生は第1話から伏線を張っていた。そこがすごいと思います。そして、原作漫画ではなく、アニメの中だけで伏線がネタばらしされていることもある。

作品がものすごく広大な世界観で描かれているところが魅力です。また、どう見ても実在の人物をモデルにしたキャラクターがどんどん出てきますよね。あんなこと『ワンピース』じゃないとできないと思います。日本には技術や製品などいろいろすごいものがありますが、間違いなく『ワンピース』は日本が生んだ宝のひとつです。

指原 別のインタビューでも答えたことがありますが、私が前にいたグループだと、まだ小学生のメンバーもいました。その子たちと漫画の話をしようとしても、世代が違うので読んでいる作品が合いません。でも『ワンピース』なら、相手も必ず読んでいるので話が通じます。それだけ長い間ずっとトップの人気を維持してきたということで、それは本当にすごいことだと思います。ずっと面白い作品であり続けられたからこそ、日本でも世界でもたくさんのファンがいるのだと思います。

ユースケ・サンタマリアと指原莉乃

(取材・文 &M編集部、写真 野呂美帆)

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