口福のランチ

魅惑のゴルゴンゾーラクルチャとインドカレー「タンドールバル カマルプール」(東京・東陽町)

筆者にとってはあまりなじみのない街の東陽町だが、以前から気になっていた「タンドールバル カマルプール」へ行くために降り立った。店は木場駅からも東陽町駅からも5、6分。平日の午後1時30分過ぎというランチタイムのピークを過ぎた時間に到着したが、店内はまだ満員状態だった。さらに、食べ終わった客が出て行っては、新しい客が入ってくるという状況が続き、人気のほどがうかがえた。

オープンキッチンの調理場では、3人のインド人シェフが笑顔で会話しながら調理をしていて、自由で楽しそうな雰囲気になんとなく異国を感じた。

マイルド、中辛、辛口の3種類の日替わりカレーから一つを選ぶ「カマルランチ(750円)」がランチのメニュー。2種は100円プラス、3種になると200円プラスとなり、どれもナン、ライスとサラダが付く。せっかく来たので、3種のカレーを注文。

マイルド、中辛、辛口をバランスよく楽しめるカレー3種の「カマルランチ」

マイルド、中辛、辛口をバランスよく楽しめるカレー3種の「カマルランチ」

メニューの裏側に書かれていた「裏メニュー」の文字にひかれて、300円プラスしてナンを「ゴルゴンゾーラクルチャ」に変更した。クルチャは、生地の中に具材が入っていたり、練り込まれていたりするインドのパンだ。

ナンをゴルゴンゾーラクルチャに変更したカレー2種の「カマルランチ」

ナンをゴルゴンゾーラクルチャに変更したカレー2種の「カマルランチ」

この日のマイルドは、ムングダル、マスールダルという豆をベースにしてオクラを加えたダルカレー。潰れた豆がトロトロになって抜群においしい。中辛は、タマネギをベースにコリアンダー、クミン、ターメリック、チリなどの香辛料をきかせたチキンカレー。辛口は、中辛と同様にタマネギベースのマサラのエビカレーだった。ベースが同じでも、香辛料と具材によって、辛さが鼻に抜けるようなスパイシーなものから、甘みを感じるクリーミーなものまで、まったく異なる味わいになるカレーの妙には毎回驚かされる。

カレーは文句なしにおいしい!それに加えて今回筆者を感動させたのが、「ゴルゴンゾーラクルチャ」だ。蜂蜜とゴルゴンゾーラチーズがたっぷりと入ったクルチャがあまりにもおいしくて、一瞬カロリーが気にはなったものの、手を止めることが出来なかった。生地のもちもちの食感、チーズの塩気とコク、蜂蜜の甘みが混ざり合った魅惑の味わいだ。

生地から溶けたチーズが流れ出してくる「ゴルゴンゾーラクルチャ」

生地から溶けたチーズが流れ出してくる「ゴルゴンゾーラクルチャ」

営業部長の島村直人さんいわく、もともとはカレー屋ではなく、タンドール料理やインド料理を楽しむ客でにぎわうバルとのこと。スパイスを駆使した多彩な料理を、お酒とともにゆっくりと楽しんでほしいという思いから2011年にお店をオープンした。バルのメニューの一つとしてカレーを提供しているのだそうだ。

本格的なインドカレーと、それをさらにおいしくするゴルゴンゾーラクルチャ。なんだか東陽町が身近になった気がしてきた。今年3月には亀戸に2号店もオープンしたとのことで、さらに“カマルプールファン”が増えそうだ。

木場駅と東陽町駅のほぼ中間。素朴な手書きの看板が目印

木場駅と東陽町駅のほぼ中間。素朴な手書きの看板が目印

タンドールバル カマルプール
東京都江東区東陽3-20-9 鈴木ビル1F
03-5633-5966
https://kamal-pur.com/index.html

PROFILE

森野真代

ライター&エディター。徳島県出身。外資系ジュエリーブランドのPRを10年以上経験した後にフリーエディターに。雑誌やWebを中心に、旅、食、ファッションなどをテーマに執筆中。無類の食べもの好きでもあり、おいしい店を探し当てる超(?)能力に恵まれている。自分の納得した店だけを紹介すべく、「実食主義」を貫く。酒好きが高じて「唎酒師(ききさけし)」を取得したが、おいしいワインの探索にも余念がない。

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