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スノーピークがオススメする「自宅で使える」キャンプギア ソファや寝袋、どう使う?

この数年、アウトドアウェアを街中で着こなす男性が増えている。カジュアルでちょっとオシャレで着心地もいい。本コラムでは、ファッション性と機能性を兼ね備えたアウトドアブランドが展開する「これさえ持っていれば間違いない」というマストバイなウェア、グッズを紹介します。

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スノーピークは“HOME⇄TENT”をコンセプトに掲げ、日常の延長線上にあるアウトドアウェアを展開している。その考え方は同社が展開するキャンプ用ギアにも反映されているようだ。耐久性に優れ、コンパクトに収納できるだけでなく、デザイン性にも優れた同社のアウトドアギアは自宅でもしっかりと力を発揮してくれる。そこで今回はスノーピーク二子玉川の店長・渡辺岳(わたなべ・がく)さんに「自宅でも使えるキャンプ用品」をレコメンドしていただいた。前編となる今回は、自宅のリビングや寝室で活用できるアイテムを中心に紹介していこう。

ソファ・コット・チェア・ラックに変化する「マルチファニチャー」

背もたれを差し込む穴には角度の表記があり、チェアに近いフィーリングの105度とゆったりめの115度を選ぶことができる。天然木の肘掛けとのセットは今年発売されたばかり

背もたれを差し込む穴には角度の表記があり、チェアに近いフィーリングの105度とゆったりめの115度を選ぶことができる。天然木の肘掛けとのセットは今年発売されたばかり

年に数度しか使わない屋外用ソファに、限りある自宅の収納スペースを割くのはもったいない。どうせなら普段使いできるものを――。そう考えている人たちにオススメしたいのが「ラックソットマルチスターターセット アームレストプラス」だ。見ての通り非常にしっかりした作りのソファで、リビングに置いても違和感がない。しかもこのソファは、ベースユニット(台座)、背もたれ、クッション、ひじ掛けから構成されており、パーツを組み合わせることで、形状を変化させることができる。その使用法は「人によって千差万別」と語る。

「ソファ、コット(簡易ベッド)やベンチ、チェア、ラックなど様々な使い方ができるほか、別売りの『ウッドテーブルW竹』を天板として二つ用いれば、ベースユニットはテーブルとしてもお使いいただけます。さらに、IGT(アイアングリルテーブル)のマルチファンクションテーブルが連結できるので、お好みで拡張することも可能です。ラックにもなりますので、クローゼットに置いてキャンプ用品の収納場所として使っている方もいらっしゃいます。本当に簡単に、しかも楽しく別の形状に変えることができる“ギア感”の強いアイテムですね。それぞれのライフスタイルに合わせて使ってほしいです」(渡辺さん)

ベースユニットは上に積み重ねることで収納ラックとして使用できる。アウトドアギアの収納棚として、自宅の押し入れやキャンプ時の車中で活躍してくれる

ベースユニットは上に積み重ねることで収納ラックとして使用できる。アウトドアギアの収納棚として、自宅の押し入れやキャンプ時の車中で活躍してくれる

こうした兼用家具は多用途を目指した結果、どの形状でも使いにくいという本末転倒を起こしがちだ。しかし「ラックソット」は、どの形状でも安心して使えるようにしっかりと設計されている。背もたれを外せば2メートルのコットとなるので、ゆったりと眠ることもできる。

ベースユニット、背もたれ、クッションを組み合わせることで、1人がけのチェアとしても使用できる(※テーブル用天板は別売り)

ベースユニット、背もたれ、クッションを組み合わせることで、1人がけのチェアとしても使用できる(※テーブル用天板は別売り)

背もたれパーツをベースユニットに差し込み、マットレスを並べ替えれば、30秒とかからず全長2メートルのコットにトランスフォーム。クッションの中にはウレタンが入っており、カバーは汚れたら取りはずして洗うことも可能

背もたれパーツをベースユニットに差し込み、マットレスを並べ替えれば、30秒とかからず全長2メートルのコットにトランスフォーム。クッションの中にはウレタンが入っており、カバーは汚れたら取りはずして洗うことも可能

■ラックソットマルチスターターセット アームレストプラス(¥82,600)

「この世の中でもっとも寝心地がいい」コット

地上高32センチほど。座面の生地には厚いポリエステルを使用しているため耐久性も高い

地上高32センチほど。座面の生地には厚いポリエステルを使用しているため耐久性も高い

ラックソットよりも少し気軽なベンチがほしい――。そんな人にオススメしたいのが「スノーピークコット ハイテンション」だ。渡辺さんは「世の中にあるコットの中では最も寝心地が良いと思っています」と語る。キーとなるのは、生地の「テンション(=張り)」の強さ。座面に荷重がかかると2本のX脚がしなり、生地の張りを生み出すため、コットにありがちな座面の沈み込みが起きにくい。ユーザーの体重に合わせて保たれるテンションが快適な寝心地を生み出すというわけだ。また脚部分も、堅牢ながら軽量なアルミ素材(一部ステンレス)を採用。一般的なコットに比べて組み立てが容易なので、本当に気軽に使用することができる。

「一般的なコットって収納や展開に強い力が必要だったり、組み立てが非常に面倒だったりするんです。ところがスノーピークコット ハイテンションは強い力を必要とせず、しかも展開や収納に関しても、慣れれば1分もかかりません。アウトドアでの使いやすさは言うまでもありませんが、インドアでもその使い勝手は魅力的だと思いますよ。ちなみにご自宅での来客用ベッドとして購入される方も多いですね」(渡辺さん)

アルミ素材の太い足が安定感を生み出す。収納サイズは1250×165×145ミリと同サイズのコットとしてはかなりスリム

アルミ素材の太い足が安定感を生み出す。収納サイズは1250×165×145ミリと同サイズのコットとしてはかなりスリム

■スノーピークコット ハイテンション(¥39,500)

 

エントリーモデルだからこそ自宅でも使える寝袋

見た目にも落ち着いた雰囲気の「SSシングル」。表面にはポリエステル素材を採用している

見た目にも落ち着いた雰囲気の「SSシングル」。表面にはポリエステル素材を採用している

5000円以下と比較的リーズナブルな価格も手伝って人気を集めている「SSシングル」は、その名の通りキャンプデビューに最適な寝袋。非常に肌触りが良く、布団に近いフィーリングが人気の秘密だ。使用時の快適温度(※1)=13度、下限温度(※2)=5度というスペックは、屋外であれば使用シーンが限られてしまうが、室内ならば1年を通じて使うことができる。標高の高い高原での使用や秋口の使用には適さない比較的入門者向けのモデルだからこそ、自宅でも快適というわけだ。

※1 快適温度:平均的な体型の成人女性が快適に眠ることができる目安となる温度 

※2 下限温度:平均的な体型の成人男性が寝袋内で身体を丸めて8時間程度の睡眠を得られる目安となる温度

内側の生地は、きめ細かで肌触りが良い68Dポリエステルを採用

内側の生地は、きめ細かで肌触りが良い68Dポリエステルを採用

寝袋のケースと言えば俵型が定番だが、エントリーシュラフのケースは正方形。収納時にクッションとしても使用することを想定して設計しているからだ。車での運搬の際は座席において活用することができるため、ラゲッジスペースの省スペース化にも貢献してくれる。もちろん自宅ではソファに置いてもいいだろう。

たたんでケースに入れると大きめのクッションとしても使うことができる

たたんでケースに入れると大きめのクッションとしても使うことができる

■SSシングル(¥4,980)

スノーピークの名作照明 多機能LED照明「ほおずき」

もともとは白にオレンジの差し色が入った1色の展開だったが、数年前に新しくリニューアルされて3色展開となった

もともとは白にオレンジの差し色が入った1色の展開だったが、数年前に新しくリニューアルされて3色展開となった

寝具と共にベッドルームに欠かせないのがムーディーな照明。スノーピークは数多くの照明をラインナップしているが、室内でも使えるクラシックアイテムとして愛されているのが多機能LED照明「ほおずき」だ。枕元や部屋の一角に設置して間接照明として使用するだけでなく、フック付きのストラップの長さがワンタッチで変更出来るため、使用シーンに合わせてお好みの長さに調節可能。単3アルカリ乾電池3本、または別売りのUSBで繰り返し充電ができる「ほおずき 充電池パック」の使用で明るさが10時間持つというから、ベッドタイムには必要十分と言えるだろう。

フック部分でストラップの長さを調節することができる

フック部分でストラップの長さを調節することができる

多種多様な点灯モードも「ほおずき」の魅力。風に反応してキャンドルの光のように明かりが揺らぐ「ゆらぎモード」など、自然を身近に感じられる機能はもちろん、辺りが静かになると段々光が弱くなって薄明かりになる「おやすみモード」など、生活の中で活躍してくれる実用的な機能も搭載されている。

ほおずき ゆき [明るさ100lm](¥9,800)

後編に続く)

スノーピーク二子玉川の渡辺岳さん。「スノーピーク二子玉川は、関東では最大級の売り場面積を誇っています。テントやシェルターなどはもちろん、 ソファーやコットなど比較的大きなファニチャー類も実際にご覧いただけますので是非ともお立ち寄りください」

スノーピーク二子玉川の渡辺岳さん。「スノーピーク二子玉川は、関東では最大級の売り場面積を誇っています。テントやシェルターなどはもちろん、ソファやコットなど比較的大きなファニチャー類も実際にご覧いただけますのでぜひともお立ち寄りください」

Snow Peak(スノーピーク)公式サイト
https://www.snowpeak.co.jp/

撮影 牧野慎吾

PROFILE

吉田大

ライター・編集者。大学卒業後、児童書出版社勤務を経て、フリーランスに。ファッション、アート、音楽、ストリートカルチャーから、政治経済、社会問題、テクノロジー、グルメに至るまで、多岐にわたるジャンルにおいて、長年にわたり執筆活動を続けている。趣味は自転車と立ち食いそば店めぐり。お酒や煙草を嗜まないストレート・エッジな生活を送っている。

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自宅で使えるキャンプギア、ベランダがコーヒーを楽しむ空間に スノーピークに聞く

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