GT500、300どちらもピットインが勝敗のカギに 写真で振り返るスーパーGT第5戦

自動車レースのスーパーGT第5戦が8月3、4両日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。シーズン最長距離500マイル(800km)で戦われる真夏のレースは、予選、決勝ともに最高気温が30度を超す暑さにもかかわらず、のべ約6万人が来場し、熱い戦いに声援を送った。

3日の公式予選は、GT500クラスで#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が今季3度目のポールポジションを獲得。GT300クラスは#52埼玉トヨペットGBマークX MC(脇阪薫一/吉田広樹)が初めてポールポジションを得た。

4日の決勝はレース中にセーフティーカーが二度入る荒れた展開となり、ピットインのタイミングが勝敗を分けた。

GT500クラスの105周目、近藤真彦監督率いる#24リアライズコーポレーションADVAN GT-R(高星明誠/ヤン・マーデンボロー)がマシントラブルでホームストレート上で出火するアクシデントが発生、車両を撤去するためセーフティーカーが導入された。#6WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也/山下健太)は、このアクシデントから、セーフティーカー導入が告知されるまでのわずかな時間にピットに滑りこみ、3度目のピット作業を終えた。

セーフティーカー導入中はピットインが禁止となるため、2位以下のチームはコースにとどまらざるを得ず、WAKO’S 4CR LC500は大きなアドバンテージを得ることに成功し、第4戦タイに続いて今季2勝目を手にした。

GT500、300どちらもピットインが勝敗のカギに 写真で振り返るスーパーGT第5戦

獲得した入賞ポイントに応じてハンディキャップが課せられるスーパーGTでは、連勝は非常に難しい。レース後の会見で大嶋は「今日は(選手権ポイントを)1点でも多く獲得できれば、くらいにしか考えていなかった。まさか勝てるとは思わなかった」と驚きを口にした。山下は、際どいタイミングでのピットインとなった105周目を振り返り「大丈夫だろうとは思っていましたが、(モニタに)『審議中』と出たので心配になりました」とその時の心境を振り返った。

GT300クラスでは、#87 T-DASHランボルギーニ GT3(高橋翼/アンドレ・クート/藤波清斗)が、「最低4回以上のピットイン」という大会特別規則をうまく使い、39周目に給油とドライバー交代を行なうと、直後の40周目はドライバー交代のみでタイムロスを最小限にとどめるという大胆な作戦を敢行して、今季初優勝を飾った。

スーパーGT第5戦

スタートを担当したクートは、クールスーツが機能しないというアクシデントに見舞われたと明かし、「クールスーツなしで長い周回を走るのは暑くて大変だったが、チームに今季初勝利をもたらすことができた。最高の1日になった」と喜びを語った。今年スーパーGTにデビューしたばかりの高橋も「年内1勝を目標に掲げてきた。それが今日かなった。勝つことができてホッとした」と安堵の表情を浮かた。第3ドライバーとして第2戦と第5戦に参加した藤波は「この作戦はどうかなと最初は思った」としながらも「クルマもセッティングが決まってましたし、不安なく走れたので、チームの皆さんに感謝しています」と話した。

第6戦は9月7、8両日に大分県のオートポリスで行われる。

(文・末廣和久、写真・K.KOBAYASHI、企画・モータースポーツフォーラム)

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