夏のキャンプでこだわるべきはクーラーボックス 朝までぐっすり眠るには……テント選びのカギ

ャンプが人気を集めています。暑い今の時期に気をつけたいことや、夏のキャンプ初心者にオススメの道具とは。山などアウトドア関連グッズを豊富に取りそろえているアルペンマウンテンズ(AlpenMountains)練馬関町店で、フリーライターの山城さくらさんが聞きました。

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こんにちは、山城さくらです。夏になり本格的なキャンプシーズン到来!と、先日、意気揚々と初めての夏キャンプをしてきました。夏にキャンプを始める人は多く、この時期の緑は本当に生き生きしていて美しいですね。木陰でのんびり読書をしたり、川遊びをしたり、そしてビールを流し込む……はずでした。はい。

実際は、虫! 蚊! え、クーラーボックスの氷もう溶けちゃったの!? ビールぬるくない!?

ここで一つの疑問が。キャンプって夏が本当にオンシーズンなのでしょうか。

夏がオンシーズンならば、もっと “夏に強いキャンプ道具” が絶対にあるはず。文明の利器に頼ろうということで、前回に続き、キャンプ歴22年の大ベテランで、アルペンマウンテンズ練馬関町店、店長代務の松島信理さんに話を聞きました。

松島信理さん(左)と山城さくらさん(右)

松島信理さん(左)と山城さくらさん(右)

山城「先日ついに “夏キャンプ” デビューをしたのですが、結構過酷で……。なぜ気候が穏やかな春や秋ではなく、夏がオンシーズンといわれているのでしょうか」

松島「夏にキャンプを始める方はすごく多いですね。夏休みもありますし、BBQから発展してキャンプに挑戦してみるというのもよく聞きます」

山城「でも虫も多いし、暑くて体力も持ちません」

松島「最近は、各メーカーも夏用のラインナップを出しているのでそれらをうまく使えば、夏のキャンプは最高ですよ」

山城「なんと! ぜひ、夏キャンプ初心者にオススメの道具を教えてくださいっ!」

クーラーボックスを制するものは夏キャンプを制す

Deelight / アイスランド35L(価格:33,000円+TAX):左

Deelight / アイスランド35L(価格:33,000円+TAX):左

松島「まず、夏キャンプで絶対にこだわるべきなのはクーラーボックスです。今どんなものを使っていますか」

山城「軽いのでソフトタイプを使っていますが、すぐに氷が溶けました」

松島「ソフトタイプは夏には向いていません。軽いぶん断熱材が少ないので、物によっては、1~2時間で氷が溶けてしまいます。氷が溶ける=食材が傷んでしまう、ということなので、食中毒の心配もあります」

山城「……。」

松島信理さん

松島信理さん

松島「最近のクーラーボックスは、炎天下に置いておいても、まる2日ほど氷が溶けないものもあります。それに、夏のキャンプは、いかに冷えたおいしい飲み物を飲めるかどうかも満足度に大きくかかわります。キンキンに冷えたビール、飲みたいですよね?」

山城「飲みたいですし、クーラーボックスは今すぐ買い替えたいです」

ORCA / 26L(価格:48,000円+TAX)

ORCA / 26L(価格:48,000円+TAX)

松島「クーラーボックスの中に入れる保冷剤も進化していて、ロゴスというメーカーから出ているものなんて特にすごいですよ。クーラーボックスに入れておくだけで、ボックス内を最大でマイナス16℃まで冷やしてくれます。試しに、ぬれたタオルに魚を包んで保冷剤の上に置いておいたら、保冷を超えて凍ってしまいました(笑)」

山城「すごい……。冷凍庫だ!」

テントは遮光性で選ぶと、朝までぐっすり

山城「テント内も熱くて結構寝苦しかったんですよね。しかも早朝から日差しが強いので午前5時には目が覚めました。テント越しの日焼けも心配です」

松島「テントは、遮光性で選びましょう。遮光性が強いということは、濃い日陰の下にいるのと同じことなので涼しく快適ですよ。私自身も使っていますが、遮光性が強いあまり、朝もテント内が暗いことには驚きました」

Coleman / タフスクリーン2ルームハウス+(価格:72,546円+TAX)

Coleman / タフスクリーン2ルームハウス+(価格:72,546円+TAX)

山城「すごい! でもそれだと、冬は逆に寒くて使えないのでは」

松島「冬は逆に中の保温性が高まり、快適です。最近は、遮光性、通気性、保温性などが優れた商品がたくさんありオールシーズン使えるものが多いです」

山城「安心しました。テントは高額なものが多いので『夏用に買って冬は使えません』なんてつらすぎます」

松島「そうですよね。タープも遮光性が高く、さらに3辺が壁になるルームタイプを選べば横からの日差しも遮られるので日中も快適に過ごすことができるのでおすすめです。UVカット機能がついているものもありますよ」

種類豊富、虫よけにもデザイン性

山城「蚊はもちろんですが、夜、ライトに大量の虫が集まるのがキツかったです」

松島「虫対策としては、蚊取り線香ではなく、虫よけ線香を使うのがおすすめです。ホームセンターや薬局などで買うことができます」

FESTA HOME / アイアン蚊遣りBBQ(価格: 2,000円+TAX)

FESTA HOME / アイアン蚊遣りBBQ(価格: 2,000円+TAX)

松島「虫よけ線香のスタンドも従来のものだけでなく、可愛いものからスタイリッシュなものまで選択肢が増えました。夏の人気商品ですね。あとは、虫除けスプレーをこまめに使うようにしましょう」

山城「最近は虫よけスプレーも香りがいいものや冷却効果があるものも増えていますよね。虫よけも楽しめる時代ですね」

夏こそBBQ! 準備はラクに、味は完成度高く

山城「夏だし、やっぱり大人数でBBQもやりたいですね」

松島「それでしたら断然、Weber製のガスグリルがおすすめです。燃料がガスなので、暑いなかで火を起こす必要もありませんし、ふたを閉じることで熱が循環し、味が凝縮されて、これがもうめちゃくちゃおいしいです」

Weber / Q1400(価格:39,713円+TAX)

Weber / Q1400(価格:39,713円+TAX)

山城「BBQといえば、網でお肉を焼いて焼き肉のタレで食べるイメージでしたが、今はこんなに本格的になっているんですね。しかもガスなら準備も片付けも簡単」

松島「簡単に、本格的な味を楽しみたい方にはおすすめです。これを持っていけばかなり盛り上がると思いますよ」

“夜キャン”といえば「明かり」

松島「最後におすすめしたいのが、こちらのランタンです」

Petromax / HK500(価格:26,000円+TAX)

Petromax / HK500(価格:26,000円+TAX)

山城「めちゃくちゃかっこいい!」

松島「ペトロマックスというメーカーから出ているもので、燃料は灯油です。夜キャン(注:夜キャンプ)の醍醐(だいご)味は明かりですからね。焚(た)き火を囲んでお酒を飲みながら美しい明かりを眺める――。もう最高のぜいたくです」

山城「初心者でも簡単に扱うことはできますか」

松島「多少練習は必要ですが、慣れたら簡単につけることができます。電池に比べたら手間はかかりますが、この手間こそキャンプの醍醐味。それを含めて楽しんでみてください」

夏のキャンプでこだわるべきはクーラーボックス 朝までぐっすり眠るには……テント選びのカギ

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夏キャンプのいいところは?と松島さんに聞いたところ、「水遊びができるところ! 川遊びもいいですね」と目をキラキラさせて答えてくださいました。他にも夏は、冬に比べて防寒具がない分、荷物もグッと減るのでビギナーでも気軽に始められるのも良いところですね。

たくさん遊んで汗をかいた後の、キンキンに冷えたビール。どう考えても最高です。私もこの夏はたくさんキャンプを楽しみます!

アルペンマウンテンズ(AlpenMountains)練馬関町店

夏のキャンプでこだわるべきはクーラーボックス 朝までぐっすり眠るには……テント選びのカギ

2019年6月にオープンし、山に関連する様々な商品を取り扱っている。いろいろな山の楽しみ方を知ってほしいという思いを込めて、 470ブランド・ 47,000点にのぼる商品をセレクト。ビギナーからエキスパートまで幅広い層に対応している。アウトドアファッションも充実しているほか、3D足型分析マシンやカスタムインソール成型機など希少な最新マシンも体験できる。

所在地:東京都練馬区関町南3-13-12
営業時間:10:00~20:00
電話:03-5991-9991
公式サイト:https://www.alpen-group.jp/store/outdoor/nerimasekimachi/

(取材・文=山城さくら、写真=大滝洋之 / Bright Logg,inc)

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