TOKYO & LADY

「もうこどもじゃなくなった」春名風花さんと、思い出の場所・新宿御苑を散策

「街と彼女」がテーマであるこの連載。今回のモデルは春名風花さん。彼女がまだ小学生の頃、撮影したことがあり、自分の意見をしっかりと持って社会の不条理に一石を投じる姿に驚き、感心した記憶があります。

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6年ぶりの撮影のため待ち合わせ場所にいくと、日傘越しにほほえんでいた春名さん。Twitterやニュースで彼女の活躍は知っていましたが、実際にお会いすると、その“変化”に頭の処理が追いつかずクラクラするほどでした。

いま、春名さんは舞台女優や声優を中心に、タレントやコメンテイターとしても活躍しています。0歳から芸能界でお仕事しているので、芸歴18年のベテラン。今回、真夏の炎天下での撮影になりましたが、つらそうな顔は全く見せず、涼やかにカメラを見つめる様子に、生粋のプロ意識を見ました。

春名さんと言えばTwitter。9歳から始めて、物おじしない投稿で瞬く間に話題になりました。ただ、最近は抑え気味だそう。その理由を聞くと、「もう子供じゃなくなったので」。たとえば18歳までは選挙権がないから、社会に対する思いはTwitterで発信するしかなかったけれど、今は投票すればいい。そうやって大人になってできることが増えたので、自然とTwitterで訴えることは減っていったようです。

ただ、彼女にとってTwitterは「空気のように当たり前にあるもの」だそうで、いま打ち込んでいる演劇のことなどを知ってもらうための最高のツールとして、使い続けています。

新宿御苑には、小劇場のサンモールスタジオがあり、出演した舞台の公演中に何度も通った場所。幼い頃から芸能の世界にいた彼女ですが、14歳で初舞台に立ち、それまでの仕事とは違う“達成感”を得ると、演劇の世界に夢中になります。

このスタジオで上演が予定されていたある演目が、未成年の彼女が出演することが理由の一つとなって延期されたことがありました。自分を降板させればいいのに、仲間は逆に彼女を応援してくれ、熱くて密度の濃い時間を一緒に過ごしたそうです。春名さんにとって、悲しさも楽しさも体験した思い出深い場所です。

いま18歳の春名さん。ふとした仕草(しぐさ)から大人の雰囲気を感じさせる女性になった彼女の今後が楽しみです。

写真のキャプションは春名さんが書いています。

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<今回訪れた場所>

新宿御苑
住所:東京都新宿区内藤町11
開園時間:9:00~16:00(16:30閉園)時期により変更あり
※9月中は~17:30(18:00閉園)
入園料:一般500円、子ども(中学生以下)無料
※酒類は持ち込み禁止、遊具類は使用禁止

http://fng.or.jp/shinjuku/

PROFILE

稲垣純也

1970年生まれ。フォトグラファー。雑誌やWebを中心に主に人物撮影。篠山紀信氏に師事。得意分野は女性ポートレイト。

斉藤アリスさんと歩く、居心地がよくひとりで楽しめる街・代官山

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