LONG LIFE DESIGN

「片付けが苦手な人ほど、箱状の物に出会うとうれしい」 ナガオカケンメイが使っているロングライフデザイン

「片付けが苦手な人ほど、箱状の物に出会うとうれしい」 ナガオカケンメイが使っているロングライフデザイン

デザイン活動家・D&DEPARTMENTディレクターのナガオカケンメイさんのコラムです。ナガオカさん自身が自宅で使っているロングライフデザインを紹介する第2弾です。

「僕の生活の中のロングライフデザイン」身のまわり編:2

以前、僕の自宅で使っているロングライフデザインをご紹介しました。意外に好評だったので2回目をお届けします。

僕の家には「最新型」と言われるものがほとんどありません。あるとしたら車とカメラくらいでしょうか。理由は簡単です。「トレンド(流行)とともに、生きたくない」からです。若い頃はそれがとても楽しくて仕方ありませんでした。「流行を知っている」「最先端がどこかを知っている」ことが、かっこよさでもあったからです。ものの良しあしよりも「最先端にいる」(そういうものを持っている)ことが、そもそも大きな価値でした。なのでその多くは「身につけるもの」。つまり「人に自慢できるもの」だったわけで、それが「自分」ではないことに気づくのに、時間がかかりました。

もちろん「最先端を身につけ続けることこそ、私」という生き方はあるでしょう。ただ、54歳になった僕にとって、それを繰り返し続けていても、果たして「今の自分」を形成できただろうか……と、思うのです。もちろん、そういう生き方を否定するものではありません。

一方、ロングライフデザインなものと暮らすということは、「流行と関係ないもの」と暮らすわけで、かなり勇気がいります。「最先端」の華やかな要素がなく、その「マイペース」な歩みのわけを理解し、そこに自分を重ねた時、それでも自分が輝けるか。かなりの強い意志が必要になる。そう思います。

世の中を仮に「流行のスピードで生きている人」が8割、「ロングライフデザインな生き方をしている人」を2割だとしましょう。そうするとどんな国に見えますか? なんとなく活気に満ちて、スピードも速く、メディアの影響力が強く……。日本にもそういう時代はありました。

一方で、その逆のような国もあります。北欧なんてそうかもしれません。みんなが「流行よりも、しっかりと長く続いているものを買って、一度買ったらそれをじっくり、当たり前に長く使い続けよう」というわけですから、無駄に「使いすて」させるような購買スタイルはないのです。どっちがいいでしょうね。

僕は、日本は「8対2」が昔だとしたら、徐々に変わって今は「6対4」くらいになっている、もしくは、そうなったらいいな、と思っています。そうなるのはとても大変です。ものを作るメーカーが、意識を切り替えなくてはならないからです。また、そういう製品は、決まって「高価」です。大量に作らず、じっくりと生産し、無駄なことをしないわけですから。

ロングライフデザインな生活とは、そうした意識があるメーカーと付き合っていくということになります。僕はそれが今は好きです。テレビや雑誌などのメディアで「有名」になったものを欲しがるのと、作っている人に会いに行けて、連絡も取れるくらいの距離で作っている製品を使うのとでは、作る人と使う人の「関係性」が近く、生活の質が大きく上がるように思います。また、そういうものを使う人が増えていくことで、国の意識も変わっていく。そういうイメージを持っています。と、前置きがまたしても長くなってしまいました。

1. IKEUCHI ORGANICのタオル

僕の店「D&DEPARTMENT(以下d)」をオープンさせたのが今から19年前の2000年。まだ世間で本格的に「オーガニック」という言葉が出てくる前からこのタオルを作る会社と、この製品が気になり、取り扱っていました。

我が家はハンドタオルもバスタオルも使わず、フェイスタオルのみ。お風呂から上がっても一つのサイズのタオルをずっと使っていて、それがIKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック、当時は池内タオル株式会社)の製品。徹底した品質へのこだわり。製造する織り機などの動力も全て風力発電で生まれた電力を使用。そして、一番気に入ったのは、「自然に負荷をかけない化学染料の使用」。オーガニックというと生成りのべージュのような色を守ろうとするあまり、現実の生活の中にあるビビッドな赤やブルー、シックなグレーなどが使えません。しかし、池内計司代表は世界トップレベルの洗浄技術を駆使し、リアルな生活で使いたい色をオーガニックだからといって我慢しないと決め、実行して作っています。その「現実の欲求も受け止めながら、地球環境に優しい製品をとことん目指す」という二つのビジョンが気に入っています。ちなみに、我が家でバスタオルを使わないのは、我が家なりの環境への配慮。

このタオルは、とにかくナガオカ家のド定番。dでも開業当時からずっと扱っていることを逆に気に入っていただき、池内さんの会社のブランディングを担当、社名の変更を含む、シンボルマークなどの開発をさせていただきました。池内代表はなぜ、僕にそんな大役を任せたのか。池内代表いわく「この人なら、途中で道が逸(そ)れても、いろいろ注意し続けてくれるから」と。ロングライフデザインを持つ企業の多くは、やはり、取引先など担当者同士、長く付き合っていけるかどうかというところを意識しています。「ずっとブランドについて、一緒に考えてくれそうだから」という理由に、ますます惚れてしまったわけです。

洗面台の引き出しの中。すみません、あんまり素敵に撮れませんでした。タオルはなるべくたっぷりのお湯で洗い、小さくたたみ、この引き出しに。このフェイスタオルを30枚近く使っていて、どうしてもふんわり感がなくなり始めたらイケウチさんのタオルソムリエに相談し、一度、ふんわり感を回復する作業をしてもらい、それでも寿命なら、新調し、そのタオルは雑巾などの次の任務へ。タオルについて気軽に相談にのってもらえるのも、ロングライフデザインな関係性

洗面台の引き出しの中。すみません、あんまり素敵に撮れませんでした。タオルはなるべくたっぷりのお湯で洗い、小さくたたみ、この引き出しに。このフェイスタオルを30枚近く使っていて、どうしてもふんわり感がなくなり始めたらイケウチさんのタオルソムリエに相談し、一度、ふんわり感を回復する作業をしてもらい、それでも寿命なら、新調し、そのタオルは雑巾などの次の任務へ。タオルについて気軽に相談にのってもらえるのも、ロングライフデザインな関係性=写真はすべてナガオカケンメイさん提供

イケウチオーガニックのタオル
https://www.d-department.com/category/STORE_TOWEL/2013000400045.html

イケウチオーガニック
https://www.ikeuchi.org/towel-tips/clinic/

2. Luftのラワン シェルブズ

木材を使用した家具や住宅などで、その安価さから下地材など舞台裏にひっそりと使われることの多い「ラワン」。沖縄をベースに世界中を飛び回るデザイナーの真喜志奈美さんと桶田千夏子さんによる「Luft」が、そんな木材の素朴さと機能性に着目し、とにかく普通ではしないほどのきめ細かな仕上げと加工によって作ったのが「ラワン シェルブズ」という木製の棚。

1964年の東京オリンピックのシンボルマーク、ポスターなどで活躍した故・亀倉雄策は、あまりにも事務所の引っ越しが多く、みかん箱にインスピレーションを得て、独自のモジュールで木箱を作り、引っ越しの際は中の本などを入れたまま引っ越しをしていたと、先輩のデザイナーから聞いたことがあり、このLuftのシェルフを見ると、この話を思い出します。なぜなら、僕もよくそうやって引っ越しをしているのです。

とにかく合板をとことんきれいに仕上げたその木肌は、あまり見かけることのない表情。まず、それが素敵だと思いました。粗雑なものを徹底的に磨き上げるように仕上げているわけで、これは面白い。そして、どうやって釘一本も見えない状態で工作しているのか。そこも謎。これぞまさにデザイナーのクリエーション。普通の素材で、世の中になかったものとして生み、価値を高めているのですから。

僕の家にはおそらく60個くらいこの棚があり、引っ越し先の、もしくは将来住む場所のことをほとんど考えずに、その場その場で、組み合わせを決め、部屋のレイアウトが自在に決まっていくところも、本当に都会っぽい家具だなぁといつも思います。いわゆるデザイン的な主張のないところが、また、足していけることで、いつの時代にも使っていける家具です。

ダイニングテーブルの横の様子。本棚として使用している上はちょうどいい高さの陳列スペース。スピーカーを置いたり、旅先で買ってきたものを置いたり……

ダイニングテーブルの横の様子。本棚として使用している上はちょうどいい高さの陳列スペース。スピーカーを置いたり、旅先で買ってきたものを置いたり……

ラワン シェルブズ
https://www.d-department.com/category/STORE_LAUANSHELVES/

3. SyuRoの角缶

東京都台東区の下町。海苔(のり)問屋によって使われていたブリキの角缶を製造する技術に惚れ込み、職人の継承にも関わり販売を続けるデザイナーの宇南山加子さん。ものと人の「関係性」や、生活の「空気感」にこだわる生活道具のセレクトのセンスは、クラフトや民芸がややブームとなって落ち着きつつある今、単なる「物」ではなく、物の周りについての編集が再注目されている一人。

僕の家では「手紙道具入れ」と「名刺入れ」に使っています。僕は片付けがとても苦手ですが、箱の中に入れてそれらを積み上げたりして出来上がる風景は大好き。収納が好きという前に、箱が積み上がっている様子が好きという人は、僕だけじゃないと思います。なので、片付けが苦手な人ほど、僕のようにこうした箱状の物に出会うとうれしいものです。

この缶は「ブリキ」「真鍮」「銅」の3素材で作られていて、どれも表にサビなどに対する防止加工はあえてしていない。なので経年変化によってどんどん黒く、または緑にサビたりしていきます。それがまた現代の生活者の感度、感覚にあっているわけです。

道具みたいな箱は、道具を入れるのにぴったり。僕は誰かから手紙をもらうたびに、この箱の中からその人の印象に合わせたポストカードを選び、同じく箱の中に入れている万年筆で、同じく、箱の中に入れている切手を貼り、ポストへ。この角缶を使うようになって気づいたのは、「自分の行動の収納」ということ。たとえば、「手紙を書きたい」という思いが芽生えたら、この箱を出すわけです。そうか、収納ってそういうことなのか……と、ちょっと中途半端ですが、自分の生活のリズムの何かを発見したような気持ちになりました。だったら、いい箱にいちいち収めたい。そんな質のある自分という箱に囲まれて、部屋の風景を作っていけたらどんなにいいでしょうね。

使用中の「手紙缶」。手紙を書く時に、この缶を開けて買い貯ためたポストカードから、その人を思い出しながら選ぶ。何かを「しよう!!」と思った時の一つの象徴としてこの缶がある生活が好きです。お母さんの洋裁道具箱のようなものでしょうかね

使用中の「手紙缶」。手紙を書く時に、この缶を開けて買いためたポストカードから、その人を思い出しながら選ぶ。何かを「しよう!!」と思った時の一つの象徴としてこの缶がある生活が好きです。お母さんの洋裁道具箱のようなものでしょうかね

角缶
https://www.d-department.com/item/2015000100156.html

 

何だか、読んでくださっている皆さん、すみません。気がつけばほとんど、僕の店で販売しているものでした。でも、仕方ありません。自分がこれだ!! と思ったロングライフデザインなのですから……。説明の後、いちいちリンクを貼っていますが、何だか「僕のネットストアで買い物してね」と言っているように思えますね。あ、でも、ぜひ、手にして、僕と同じような感動を体験して欲しいです。ずっと長く続いているものを「ずっと作り続けている人たち」と、この買い物でつながりができるかもしれません。いつか、このマガジン上で、実際にこうした作り手を訪ねる旅にみんなでいけたらと思います。もちろん、その時は僕が皆さんに、作っているユニークで魅力的な人たちを、ご紹介します。それでは、続きの2点を。

4. サンコーのサンボックス

気がつくと、私たち生活者の周りには「業務用風」なものって沢山あります。僕はそういうものは、好きになれません。「丈夫でずっとサイズを変えず、ずっと社会で働き続ける」というのが「業務用」の良さ。「それ風」のものは、メーカーの都合でサイズを変えたり、ある日、製造を中止したりします。「業務用」には、そういうことが滅多にありません。なぜなら、「業務用」には、その業務そのものを支えたいという思いがあり、そのために生まれているからです。

その代表とも言えるのが、サンコーという企業が作る「サンボックス」というコンテナで、物流用品。安価でサイズに変更や狂いがなく、必要になればいつでも買い足せます。コクヨの「キャンパスノート」のような全国のコンビニでいつでも手に入るというノートのように、とにかく全国で「手に入る」安心感が、物流の現場でも圧倒的なシェアにつながっている。僕はこの業務用品の王様、サンコーのトレーを昔から使ったり、仕入れさせて頂き、販売もしてきました。そして、いつか、自分たちdが「オリジナル商品」を作る時が来たら、勝手にコラボレーションしたような、このサンボックスという商品があるからこその生活道具を発想してみたいと思いました。

それが最近、売り出した「サンプリングファニチャー コンテナー」です。これは「サンコーさんのサンボックス」のことを勝手に考えた商品で、サンボックスをのせる台のようなフレームです。サンボックスという業務用のロングライフデザインを、日常生活のロングライフデザインとしても使いたい。そんな用途を色々と考えていくと、「中に何を入れるか」ということくらいしか思いつかない。そして、今回は中に「植物」を。フレームは、なるべくコンテナの存在以外の気配をなくすようなシンプルでなるべく細く丈夫な素材で作りました。

さて、我が家ではもちろん植物を入れています。ベランダに二つのフレームを。室内にも。室内とベランダをこのサンコーのコンテナに入れた植物たちが行き来します。出社前にベランダへ。水をやって日光の当たるところへ。帰宅したら室内へ。1日の疲れが植物といることで和らいでいきます。

サンボックス専用の台を作り(サンプリングファニチャー コンテナー)、植物入れとしたもの。室内にグリーンを取り込みたい方にオススメ。写真は我が家。日中はベランダにコンテナ部分のみを出して水やり。4日くらいの出張では、このサンボックス自体に水を3センチくらいためて

サンボックス専用の台を作り(サンプリングファニチャー コンテナー)、植物入れとしたもの。室内にグリーンを取り込みたい方にオススメ。写真は我が家。日中はベランダにコンテナ部分のみを出して水やり。4日くらいの出張では、このサンボックス自体に水を3センチくらいためて

サンプリングファニチャー コンテナー
https://www.d-department.com/category/STORE_SAMPLING/

5. Iwataniのアモルフォ プレミアム

カセットコンロって知っていますね。ガスが入ったカセットボンベを装着することでどこでも手軽に鍋などができる、あれです。カセットコンロも、小型化したガスボンベも、同じ企業が開発したもの。「岩谷産業」という会社で、表記は「Iwatani」です。おそらく見たことがあるでしょう。

そのイワタニさんが「究極の卓上コンロを作ろう」ということで生まれたのが「アモルフォ プレミアム」。NASAの技術を使ったカセットボンベのガスを有効に使い切る仕組みや、現代のステンレス加工の粋を尽くしたデザイン。そもそも多くのカセットコンロは価格のことを考えないといけないので、スチールでプレス加工して作りますが、このアモルフォ プレミアムは曲げ加工のしにくいステンレス。しかも鏡面仕上げでピッカピカです。

この商品は、これを売る「販売の営業担当」がいません。つまり、「販売目標」という普通のメーカーなら必ずあるものがない。要するに「売れなくても、売れても、関係なく、最高のものを作る」ということで生まれ、結果として高性能でモデルチェンジもほぼ、ないという「業務用」のようなコンロとして多くの高級料理店や、デザインが大好きで漆の椀や鉄びんのように、生活の中でいつまでも一緒に長く使い暮らしたいと思う人たちに受け入れられています。

ディスカウントストアでカセットコンロは3千円台で売られている中で、この商品はどこで買っても大体同じ値段。ちなみに2万7千円で、約10倍の値段なのにもかかわらず、長く作り使われ続けています。

我が家は東京の家に1台。僕が借りている沖縄の部屋に1台。そして、住民票のある自宅に2台(旧型と新型)があって、ちょっとびっくり。高いのですが、とりあえず、買っておかなくては……という生活道具です。もちろん、一気になど買えません。お金を貯めて、1台ずつ。

イワタニの広報の方と話していて面白かったのは、日本はカセットコンロといえば「鍋」、鍋といえば「冬」となってしまっていて、なかなか夏に使ってもらえないということでした。他のアジア圏の国では、年中鍋を食べていて、カセットコンロは大活躍だそうです。

我が家もとにかく鍋が大好き。というか、調理する人と、食べる人の隔たりがなく、一緒に調理、一緒に食べられるところが好きです。何より、疲れて帰ってきて、何か作ることが大変な時でも、夫婦一緒に具材を切り、どんどん鍋の中に放り込み、一緒につまむスタイルが我が家にあっているのです。

キッチンの引き出しの中のアモルフォ プレミアム。工業製品のような精密さは、長く使える気配をまず漂わせる。プロ使用な感じがたまりません。我が家はとにかく鍋が多く、出動回数が多いのでサッと出せる場所に収納。取り扱いしているお店が少ないので、値崩れすることもなく、安心してメーカーのロングライフデザインな意志を感じ、使いつづけられる

キッチンの引き出しの中のアモルフォ プレミアム。工業製品のような精密さは、長く使える気配をまず漂わせる。プロ使用な感じがたまりません。我が家はとにかく鍋が多く、出動回数が多いのでサッと出せる場所に収納。取り扱いしているお店が少ないので、値崩れすることもなく、安心してメーカーのロングライフデザインな意志を感じ、使いつづけられる

アモルフォ プレミアム
https://www.d-department.com/category/STORE_KITCHEN/2017000200002.html

それでは、また今度。いつかまた「MY LONG LIFE DESIGN」第3弾をお楽しみに。

PROFILE

ナガオカケンメイ

デザイン活動家・D&DEPARTMENTディレクター
その土地に長く続くもの、ことを紹介するストア「D&DEPARTMENT」(北海道・埼玉・東京・富山・山梨・静岡・京都・鹿児島・沖縄・韓国ソウル・中国黄山)、常に47都道府県をテーマとする日本初の日本物産MUSEUM「d47MUSEUM」(渋谷ヒカリエ8F)、その土地らしさを持つ場所だけを2ヶ月住んで取材していく文化観光誌「d design travel」など、すでに世の中に生まれ、長く愛されているものを「デザイン」と位置づけていく活動をしています。’13年毎日デザイン賞受賞。毎週火曜夜にはメールマガジン「ナガオカケンメイのメール」www.nagaokakenmei.comを配信中。

「どこにでもある田舎」に必要なデザインとは ナガオカケンメイのふるさとデザイン

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ながくつづく雑談 5話

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