或る旅と写真

映画の世界さながらの雰囲気に興奮 シャッター押す手が止まらないシカゴの旅

フォトグラファーの高橋伸哉さんが、「或る旅」の記憶をつづるフォトダイアリー。今回はアメリカのシカゴです。

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昔から映画が好きである。幼い頃からハリウッド映画やフランス映画、カンフー映画を見てはその気になって興奮するタイプだ。ジャッキー・チェン全盛期、映画館で見終わった後は必ず階段を駆け上がって意味不明な動きをしてみたり、『ロッキー』を見た次の日は、学校の休み時間にボクシングのまね事をしたりした。

小学生の頃は、『ゴッドファーザー』や『アンタッチャブル』でマフィア映画に興奮。同級生たちがガンダムとかおニャン子クラブやジャニーズに夢中だったのをよそに、自分はロバート・デ・ニーロに憧れて映画雑誌『SCREEN(スクリーン)』や『ROADSHOW (ロードショー) 』 を読みあさって、映画の世界にどっぷりハマっていた。

気づけば、かなりひねくれた変わり者であるが社交的でもあり、早い話が少し大人ぶりたい背伸びしたい10代の青年になった記憶がある。そんな自分が今回旅をしたのがハリウッド映画でも数々の名作をたたき出している場所、米国のシカゴだ。

映画好きにはたまらない、魅力に満ちた街

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ミュージカル映画の傑作『シカゴ』の撮影地であり、『アンタッチャブル』や『バットマン』など数々の名作も撮影された街である。『トランスフォーマー』シリーズでは、トランプタワーホテルを粉砕しているシーンも印象的だった。

そして、今回宿泊したのが「トランプ インターナショナル ホテル&タワー」である(笑)。もちろん素晴らしい一流ホテルだ。今回は特別にホテルの支配人さんのご厚意で、一般人では初めてシカゴの“トランプタワー”の屋上に上がらせてもらったり、一緒に食事したりと色々とお世話になった。ありがとうございます。(ちなみに、もちろん仕事での滞在で、自分のお金では泊まることなんてできませぬ)

映画の世界さながらの雰囲気に興奮 シャッター押す手が止まらないシカゴの旅

アメリカでは3番目に人口が多い大都市のシカゴ。これでもかという映画の世界さながらの雰囲気に圧倒された。特に興奮したのは高架鉄道の環状線となる電車が走る様だ。カッコいい。大都会のビル群の間をグルグルと走る姿は圧巻だった。

残念ながら電車には乗れなかったけれど、車内からすごい景色がたくさん見られそう。これぞアメリカ、これぞシカゴというのを肌で感じる。写真を撮るのに夢中でついつい路地裏の方まで進んでしまって、ガイドの方に「路地裏は危ないから気をつけて」なんて言われてしまった。実際、かつてはギャングがたくさんいたこともあり、マフィア映画の撮影地として有名な場所だけに、少し都心から外れた路地裏には危ない雰囲気が漂っている。

シカゴの夜、カッコよすぎて撮り続ける

映画の世界さながらの雰囲気に興奮 シャッター押す手が止まらないシカゴの旅

知らないことに過敏に反応してしまうのは人間の防衛本能でもあるので、アンテナがビンビンになる。もちろん、昼は観光地としてたくさんの人が歩いているので安全だ(路地裏は昼でも危ないから行かないように)。

とはいえ、夜のシカゴも歩いてみたい、と思って散策してみた。もうカッコよすぎてずっと写真を撮っていた。特にシカゴ劇場は興奮した。

映画の世界さながらの雰囲気に興奮 シャッター押す手が止まらないシカゴの旅

夜は摩天楼の夜景を見たり散策したり。自分が英語がペラペラにしゃべれるなら1カ月ほど滞在して写真をたくさん撮りたいと思える場所だった。

今回の旅では、初のヘリコプターにも乗ってみた。ヘリコプターで上空から見るシカゴの街並みはとても素敵。思ったより料金は高くないのでオススメだ。

シカゴはその他にもアートの街という顔も持っていて、街角にたくさんのオブジェがあって散策に飽きることがない。一緒に今回の旅をした仲間とワーキャー言いながら楽しんだ。

夏を満喫、音楽フェスに食フェスも

映画の世界さながらの雰囲気に興奮 シャッター押す手が止まらないシカゴの旅

夏は音楽フェスや食フェスもたくさん開催されており、連日にぎわっている。今回の旅では音楽フェスに参加させてもらい、大いに盛り上がった。

前回旅をしたアメリカのオレゴン州は自然豊かでとても優しいふれあいが多く、食事もすごくおいしかった記憶があったけど、今回はアメリカの大都会であり、同じアメリカでもまったく違う側面を見られて勉強になった。あと、ご飯はやっぱり大味だったな……。

とはいえ、旅行先としてたくさんの魅力が詰まっているシカゴ。まだ行ったことない人はぜひ。

では、また。

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PROFILE

高橋伸哉

人物、風景、日常スナップなど、フィルムからデジタルまでマルチに撮影するフォトグラファー。国内外を旅して作品を発表している。企業案件や広告撮影、技術本の書籍(共同執筆)、ワークショップなども多数。インスタグラムの総フォロワー数は35万人を超える。(@t.1972@s.1972

『スタンド・バイ・ミー』のロケ地と壮大な乗馬体験に感動 アメリカ、オレゴン州を旅して

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