健康のカギを握る「OTC医薬品」とは? 日本橋で啓発イベントPR

懐かしい薬のコーナーを見学する小池百合子都知事

懐かしい薬のコーナーを見学する小池百合子東京都知事

薬局などで処方せんなしに購入できる「OTC医薬品」の普及啓発イベント「よく知って、正しく使おうOTC医薬品」が10月4、5の両日、薬の町として知られる東京・日本橋室町で開かれた。家庭でも親しまれているOTC医薬品メーカーなど約30社がブースを出展。小池百合子東京都知事も来場し、「日本が誇る“長寿”を世界の言葉にしたい」とアピールしていた。

「OTC医薬品」とは、「Over The Counter」の略で、カウンター越しに薬を販売する形式に由来している。以前は「一般用医薬品」「市販薬」などと呼ばれてきたが、2007年に呼称を統一した。

寿命の長さだけでなく質が問われる超高齢社会を迎え、セルフメディケーション(自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てをすること)が注目されている。そのためにはOTC医薬品を上手に使うことが重要だと知ってもらおうと、イベントは日本OTC医薬品協会などからなる実行委員会が主催。今年で12回目を迎え、医薬の神を祭る「薬祖神社」周辺の3会場で開催された。

健康チェックコーナーは順番待ちの行列ができる人気

健康チェックコーナーは順番待ちの行列ができる人気

人気を集めていたのは、血管年齢や身体・精神的ストレス、肌年齢などが無料で測定できる健康チェックコーナー。常に行列ができており、200人以上が測定を受けた。50代の女性は「意外に良い結果だったので安心しました。お医者さんにばかり頼るのではなく、毎日の健康管理をこれからも続けていかないと」と語った。

製薬メーカーが看板商品をPRし、ブースではクイズなどを実施

製薬メーカーが看板商品をPRし、ブースではクイズなどを実施

お薬相談コーナーや模擬薬店コーナーなども展開。家族で来場した40代の男性は「子どもの頃に私の母親は、飲む薬がどんなものなのかを丁寧に説明してくれたので、すごく安心することができたのを覚えています。自分も子どもたちに、薬の正しい使い方を伝えていきたいです」と話していた。

展示されていた懐かしい薬のパッケージなど

展示されていた懐かしい薬のパッケージなど

会場を訪れた小池都知事は、懐かしい薬を集めたコーナーなどを興味深そうに見学。閉会式では「2040年には都民の3割が65歳以上という高齢化の時代です。長寿は幸せのメルクマール(指標)であり、日本が世界に誇れるものの一つ。OCT医薬品は東京に来られるインバウンド(外国人の訪日旅行)の方々にも大変人気です。皆さまにもOTC医薬品を活用していただきながら“長寿ニッポン”を共につくり、世界への発信を進めていきたい」と述べた。

閉会式であいさつする小池都知事

閉会式であいさつする小池都知事

イベントの実行委員会委員長を務めた株式会社龍角散の藤井隆太社長は「日本のOTC医薬品は歴史が長く、安全で品質が高いため海外のお客さまにも買っていただいています。また、日本には世界に誇れる国民皆保険制度がありますが、医療費は使い放題というわけではありません。自分の身体にどういう薬が合っているかを自分で判断して、OTC医薬品を正しく使っていただくことが、無駄な医療費を使わなくて済むことにつながります」と話した。

イベント実行委委員長の藤井隆太氏と各メーカーのゆるキャラたち

イベント実行委員会委員長の藤井隆太氏と各メーカーのゆるキャラたち

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