落合陽一とヨウジヤマモト「S’YTE」がコラボ 風にそよぐ布に感じる「霊性」がアイテムに 六本木ヒルズの期間限定ストアで販売

ヨウジヤマモトのオフィシャルウェブストア「THE SHOP YOHJI YAMAMOTO」が、初めてのポップアップストアを東京・六本木ヒルズにオープンした。27日までの期間限定。

ストア内では、メディアアーティストの落合陽一さんの個展『燐光する霊性 ―布と風、残響する軀と機械』も開催中。このストアだけの限定コラボアイテムとして、落合さんの写真作品や言葉をプリントしたカットソー(ショートスリーブが6600円+税)やフーディなど4点が販売されている。

落合陽一とヨウジヤマモト「S’YTE」がコラボ 風にそよぐ布に感じる「霊性」がアイテムに 六本木ヒルズの期間限定ストアで販売

落合さんといえば、着ている服はすべてヨウジヤマモトで統一されていることで知られる。自宅の衣装部屋には当然ヨウジヤマモトの服が並んでおり、まるで今回のポップアップストアのようだという。どこにそこまで惹(ひ)かれるのか。その理由は、今回のコラボや個展のテーマにつながっていた。

オープン直前、今回のコラボと個展についての取材に答えた落合さんは「なぜヨウジヤマモトの服が好きかというと、風に吹かれて動く布の姿がカッコよく、面白いと思うからです。今回の個展は、そよぐ布のシルエットに『霊性』を感じるということが一つのテーマです。『霊性』とどう向き合うか、例えば、霊場の山岳的風景美のようなものや、しめ縄につける紙垂(しで)のような文化的なミームなど、見ると神聖な感覚になったり、コンテクストの継続性を感じたりするものを包括して指した言葉として、私はこの展示で霊性と対峙しています。日本には、平安の時代からおそらく変わっていない袖(そで)や袴(はかま)のシルエットがあります。ヨウジヤマモトの服を見ていると、そうしたモチーフを見つけて霊性を感じることもあれば、文化的な接続を考えることがあるので、コラボすると面白いと思いました。それと同じように、社会と時代の変遷の中で消えては出てくるモチーフを探したものが今回の展示です」と語った。

落合陽一とヨウジヤマモト「S’YTE」がコラボ 風にそよぐ布に感じる「霊性」がアイテムに 六本木ヒルズの期間限定ストアで販売

ポップアップストア内は、窓沿いにヨウジヤマモト社のECサイト限定ブランド「S’YTE(サイト)」の19-20AWの最新コレクションが並ぶ。そこに落合さんの写真作品(プラチナプリントの《光を纏う枯れ木》1点を含む全5点)と磁気テープの音声を使った立体作品《残響する軀と機械》、そして、窓の外に向けられたディスプレイに、映像作品《燐光する霊性》が展示され、「S’YTE」の服たちと合わせて一つのインスタレーションのようでもある。

「S’YTE」は、比較的価格を抑えたアイテムもあり、他ブランドとのコラボも行っている。より幅広い層にヨウジヤマモト社の服を手にとってもらうことを目指したブランドだそうだ。「ヨウジヤマモト」は近年、若者の間で支持が広がっており、海外でもECを中心に好調という。

展示された写真作品《枯れ木と霊性》は、枯れ木にからみついた細い海草が風にそよいでいる。もし、人気の無い海岸でこの光景を見たら、朽ちていく生き物の儚(はかな)さや、それを含んでそこに有り続ける自然に対して深く想いをめぐらせてしまいそうだ。窓の外から見られる映像作品は、周囲が暗くなってからのほうが見やすいかもしれない。どんな映像なのかはあえて説明しないでおきたい。

ヨウジヤマモトを着ているポップアップストアのスタッフを見て、落合さんは「スタッフさんが並んでいる姿は、それ自体が何かの儀式をしているようにしか見えませんよね(笑)」と話した。ファッションとアートが混在する不思議な空間は、ヨウジヤマモトのファンでなくても訪れる価値はありそうだ。

落合陽一とヨウジヤマモト「S’YTE」がコラボ 風にそよぐ布に感じる「霊性」がアイテムに 六本木ヒルズの期間限定ストアで販売

ザ ショップ ヨウジヤマモト 期間限定ショップ
期間:2019年10月5日(土)~10月27日(日)
場所:六本木ヒルズ ヒルサイド2F ヒルズ ボックス
住所:東京都港区六本木6丁目10-1
TEL:03-6406-6000(代表)
営業時間:11:00~21:00

■コラボ限定アイテム
・カットソー(ショートスリーブ) 6600円+税
・カットソー(ロングスリーブ) 7700円+税
・フーディ 全2種 各15000円+税

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