TOKYO & LADY

ミスiD2020の“空手ガール”・石黒さくらさんと大塚で思い出めぐり

「街と彼女」をテーマに、写真とモデルご本人のコメントを紹介するこの連載。今回のモデルはアクション女優を目指す“空手ガール”の石黒さくらさんです。

石黒さんはミスiD2020に選ばれた逸材です。ミスiDはさまざまな魅力を持った女性を発掘するオーディションで、業界で注目されています。

ロケ地は、石黒さんが上京して初めて住んだ思い出の土地、大塚です。神戸出身の石黒さんは、幼稚園の頃から空手教室に通い、高校生まで続けたそうです。空手の流派の一つ糸東流(しとうりゅう)で小学6年生の時に全国大会2位、中学では神戸市で優勝したこともあります。ただご本人は 「強かったのは中学まで」と謙遜します。

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高校生の時、偶然YouTubeで見た大衆演劇に惹かれ、新開地の劇場に一人で通いました。 それがお芝居に興味がでたきっかけに。空手部から引退していたこともあり、高3の夏からはお芝居のワークショップに通い、そして大阪芸術大学短期大学部舞台芸術コースへ進みます。

芸術コースに入っても、実際に芸能の仕事ができている学生はほぼおらず、その厳しさを知ったといいます。短大在学中には、松方弘樹さんの舞台「友情~秋桜のバラード~」に参加。白血病の友人のために坊主頭になる役で、石黒さんはためらわずに実際に髪をそって舞台に上がったそうです。なかなかの根性の持ち主です。またアイドルグループ「ぽすてぃこ」にも参加しますが、こちらではあまり活躍はできず活動休止となります。

舞台とアイドル活動のため19歳で上京したとき、稽古場が近いという理由で選んだのが大塚でした。下町っぽい情緒があふれる街には、初めての東京で感じた楽しさや寂しさ、いろいろな思い出が詰まっています。納得した芝居ができず、アパートに帰りたくなくて銀行の前で泣いたこともあったそう。 その後3年間は、あまり目立った活動ができない日々が続きます。

そんな時、Twitterのタイムラインで見たミスiDについて吉田豪さんが書いた文章を読み、「成功しそうな人より、いろいろと鬱屈(うっくつ)したものを抱えている人がオーディションを受けて欲しい」という言葉に、まさにこれは自分じゃないかと考えます。

応募した石黒さんは活動休止になっていた自分が所属していたアイドルグループの解散コンサートを企画し、けじめをつけます。最終面接では、審査中にそれまで着ていた可愛い服を脱ぎ捨てて、ジャージー姿で映画「マッハ!」のムエタイを空手で表現。他の人にはない自分にしかできないアピールが成功し、見事ミスiD2020に選ばれました。

「ミスiD受賞から人生が変わった」と感じている石黒さん。今後はアクションを中心に演劇や映像に挑戦したい、いつかは海外でも活躍したいと考えています。石黒さんは、空手について「自信を持って自分を見せれるもの」と語ります。

撮影中は、ずっと可愛らしい表情でしたが、確かに得意のハイキックを出す瞬間は、一転して鋭く、自信にあふれた表情に変わっていました!

<登場モデル>
石黒さくら(いしぐろ・さくら)空手ガール
https://twitter.com/sakura960913 
https://miss-id.jp/nominee/11912 

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PROFILE

稲垣純也

1970年生まれ。フォトグラファー。雑誌やWebを中心に主に人物撮影。篠山紀信氏に師事。得意分野は女性ポートレイト。

バラエティー番組で活躍するリポーター・坂本麻子さんと新宿東口を歩く

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