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黒人や中国人デザイナーの存在感。20年秋冬ロンドン・メンズコレクション

2020年秋冬のロンドン・メンズコレクションが6日まで開かれた。クレイグ・グリーンやキコ・コスタディノフといった若者から強い支持を受けるブランドがパリで見せたことで、アフリカやカリブにルーツを持つ黒人や中国人の若手デザイナーが目立った。世界的なブラックカルチャー人気や、中国の著しい経済成長が背景にある。

マーティン・ローズ=ブランド提供

マーティン・ローズ=ブランド提供

マーティン・ローズのデザイナーは、ラグジュアリーブランドのメンズに携わり、スポーツウェアブランドとも協業する実力派だ。90年代を色濃く感じるコレクションで、ビンテージのようにも見えるが、デザインには独特のひねりが加えられている。

ウェールズ・ボナーは、若手デザイナーの世界的な登竜門「LVMHプライズ」で2016年のグランプリを受賞。クリーンなテーラリングを得意とする。アルワリアは、デザイナーがナイジェリアとインドのミックスで、二つの国のカルチャーやヘリテージ(遺産)をひもとく。今季は50~60年代の音楽に注目した。

そしてもう一つの大きな流れは「中国」だ。ザンダー・ゾウフェン・チェン・ワンが存在感を見せた。

8オン8=ブランド提供

8オン8=ブランド提供

また、雑誌「GQ」中国版との提携で、毎シーズン同誌が選んだ中国出身デザイナーの注目株がロンドンで披露。前回20年春夏に続き、このプログラムで8オン8が見せた。デザイナーは英セントラルセントマーチンズ美術大の卒業生で、学生時代の思い出をコレクションに盛り込んでいた。いま英国のファッション教育機関に中国人の学生が多いことも、潮流の要因かもしれない。

(ファッションジャーナリスト・マスイユウ)

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