金の買い方指南PR

新型肺炎問題等で2月に入り、約40年ぶりの新高値をつけた金。 今、なぜ金なのか。この強さは続くのか。金の第一人者、豊島逸夫さんが答えます。

マイナス金利政策で金の弱点が帳消しに

経済アナリストの豊島逸夫さん

経済アナリストの豊島逸夫さん

金価格の上昇が止まりません。2020年はいきなり正月明けから、イランの対米ミサイル報復で絵に描いたような「有事の金買い」が勃発。特にウクライナ民間機の誤射事件は「偶発的戦争」リスクを浮き彫りにしました。

その後、米中貿易戦争が「暫時合意」で「休戦状態」となり、金価格は急落かと思われたのですが、さほど下がらず高値圏を維持。

そこに、市場関係者の誰一人として想定していなかった「新型コロナウイルス」問題が市場を直撃したのです。中国経済の機能不全が危惧されるような状況で、安全資産の金はジワリ価格水準を切り上げています。  

更に、米国大統領選挙の影響も無視できません。トランプ再選となれば、市場は非常に不安定な2期目4年間に耐えねばなりません。安全資産としての金が買われやすい状況が続くでしょう。

いっぽう、民主党候補が勝てば、これまでのトランプ政策はリセットされるので、過去最高値にあるNY株価は暴落が予想されています。どちらが勝っても金には追い風。それゆえ、NYのプロの投資家の間でも急速に金買いが進行中なのです。  

このような視界不良の世界経済に対して、日米欧の主要中央銀行は、歩調を合わせるかのように「緩和政策」を維持しています。特にマイナス金利は「金利を生まない」という金のデメリットを帳消しにしました。量的緩和政策というマネーじゃぶじゃぶ作戦が継続されていることも、マネーの金市場への流入を加速させています。

金はあくまで守りの資産 長期でコツコツ増やそう 

(getty images)

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このように20年の金価格は昨年に続き右肩上がりのトレンドが続きそうです。ただし、短期的にはNY先物市場の投機筋の思惑で金価格が乱高下します。上げ下げを繰り返しながら徐々に価格水準が切り上がっているのです。 

このような状況で、個人投資家はどう対処すべきか。まず、まとめ買いは避け、地味ですが積み立てで買い増してゆくことが大事です。  

金保有量のめどは財産の10%程度。資産運用において利息を生まない金はあくまで「脇役」です。主役は配当金や金利を生む株や債券。その主役の調子が悪いときに、金の値が上がって資産の目減りを防ぐのです。  

そして「現物を長期保有」が鉄則です。先物売買は投機に陥りがちなのでお薦めできません。老後あるいは相続を視野に10年、20年と価値が維持できる実物資産として長期保有することで「守りの資産」としての金の役割が発揮されるのです。  

最後に、妻、夫、親、子供、孫など愛する人のために金を積み立てるという感覚も大切です。そうすれば、喜ぶ顔をイメージしつつ、価格変動に一喜一憂せず資産運用に取り組むことが出来るものです。

【プロフィル】
豊島&アソシエイツ代表・経済アナリスト
豊島逸夫さん(としま・いつお)
スイス銀行チューリヒ・NYでの豊富な相場体験をもとに金の第一人者、そして国際経済のプロとして活躍中。
ツイッター@jefftoshima で連日情報発信中

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