私の一枚

『ZIP!』お天気キャスター貴島明日香が番組で手に入れた笑顔の自分

日本テレビの朝の番組『ZIP!』のお天気コーナーで中継をしている「マイスタ前広場」の桜です。番組に出るようになって丸3年。ここには、桜の木や季節ごとの花が楽しめる花壇があります。四季の移り変わりを感じることができる、私の大好きな場所です。

貴島明日香

『ZIP!』は初めての生放送のテレビ出演で、しかも週5日のレギュラー。それまではモデルとしてのお仕事ばかりだったので、テレビの現場で使われる用語も、撮影中はどこを見たらいいのかすらわかりません。わからないことだらけのスタートでした。でも、番組に関わるみなさんは本当にいい人ばかりで、今もたくさん助けていただいています。温かくて、家族のような仲間です。桝太一アナウンサーを中心に、みんなが番組のことを考えて、もっともっと良くしていこうとしています。初めてのレギュラー番組が『ZIP!』で良かったと心から思います。

朝のイメージの子どもではなかった自分

朝の番組ですから、爽やかで明るいイメージを大切にしていますけど、もともと私、そういうイメージの子ではなかったんです。笑うことがすごく苦手で、友達からも「あんまり表情が変わらないね」って言われていました。自分に自信がなかったんです。スカウトしていただいてモデルになることを決意した理由の一つには、そういう自分を変えたいという気持ちもあったのですが、モデルになってからも、はじめは笑うよりもすました顔のほうが多かったと思います。

だから、『ZIP!』でも最初の頃には笑顔を作ることに苦労しました。でも、スタッフの方に「明日香ちゃんは笑顔がいいからもっと笑って」と言われたり、ファンの方に「笑顔が好き」って言っていただいたりすることが増えて、少しずつ笑うことに自信を持てるようになってきました。昔からの友達には「明日香じゃないみたい」って言われて、少し恥ずかしいですけどね。

もう一つ苦労したのは話し方。関西のイントネーションがなかなか抜けなかったんです。ようやく標準語にも慣れてきましたが、逆に地元の友達と話すと変な関西弁になります。関東の子って、おもしろいことを「ウケる」って言うじゃないですか。あれ、関西の子は言いません。「めっちゃおもろいやん」とか、そういう感じになります。でも、東京で「ウケる」を使い慣れてしまったせいで、地元に帰って友達と話している時に「めっちゃウケんねんけど」って、西と東が混ざってしまって、それで友達に笑われてます(笑)。

貴島明日香

「いつもと変わらない朝」の安心を届けたい

モデルだけをやっていた時にファンになってくれたのは、同世代の女の子達でした。でも今は『ZIP!』をやっていることで、いろんな世代の方に男女問わず応援していただけるようになりました。小学生の男の子が道端で「明日香ちゃんだ!」って声をかけてくれたり、お仕事で地方に行った時に地元の方が「いつも見てるよ!」って声をかけて下さったり。うれしいし、やっぱり番組に感謝ですね。

両親もすごく喜んでくれています。父は私のカレンダーを10部買って職場のみなさんに配ったそうです(笑)。母はもともと一時歌手を目指していたこともあったらしくて、そういう意味でも私の背中を押してくれましたし、今もサポートしてくれています。離れて暮らしているので心配もかけていると思いますけど、「『ZIP!』で生存確認できるから安心」と言われています(笑)。

私の両親だけでなく、観(み)ることで安心していただくことは、朝番組としてすごく大切なことだと思います。だから私も、みなさんに安心して観ていただくために、例えば髪型をあまり変えないようにするなど、毎日なるべく同じ自分に見えるように心がけています。いつもと変わらない朝の安心を届けることで、少しでも役に立てたらうれしいです。

貴島明日香

演技に挑戦して引き出しを増やしたい

今日の洋服は、Andemiu(アンデミュウ)さんというブランドとのコラボ企画で一緒にアイディアを出しながら作ったものです。『ZIP!』のお仕事をさせていただきながら、そうしたアパレルの企画に関わらせていただいたり、春からは新しいCMにもいくつか出させていただいたり、新しいことに挑戦する機会もたくさんいただいています。

その中で今、頑張ろうと思っているのは演技。今までは主にモデルとして自分を見せるお仕事をしてきましたが、20代後半に向けて、外見だけではなく内面からもできることを増やしたいなと思っています。その意味でも、演技の勉強を通して内面を磨いて、自分の引き出しを増やしていきたいと思っています。

(聞き手・髙橋晃浩 写真・小山昭人)

     ◇

きじま・あすか 1996年、兵庫県神戸市生まれ。高校時代からモデル活動を始める。雑誌や広告のモデルを経て、2017年4月より日本テレビ『ZIP!』のお天気キャスターに就任。2018年9月からは『non-no』(集英社)の専属モデルを務めている。株式会社アダストリアが展開する20代後半~30代前半の働く女性をターゲットとしたブランドAndemiu(アンデミュウ)と共同開発したコラボレーションアイテムが好評につき、第2弾を2020年4月下旬から5月頃に発売予定。

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PROFILE

髙橋晃浩

福島県郡山市生まれ。ライター/グラフィックデザイナー。ライターとして有名無名問わず1,000人超にインタビューし雑誌、新聞、WEBメディア等に寄稿。CDライナーノーツ執筆は200枚以上。グラフィックデザイナーとしてはCDジャケット、ロゴ、企業パンフなどを手がける。マデニヤル株式会社代表取締役。

すみれがアメリカのドラマ『HAWAII FIVE-O』で経験した二つの「初めて」

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