都会派コンパクトクロスオーバー「レクサスUX200」の走りと内装 モータージャーナリスト・小川フミオの評価とはPR

「LEXUS」といえば日本が誇るラグジュアリーシリーズ。セダンやスポーツカーのイメージが強いですが、比較的価格をおさえたコンパクトなSUVも展開しています。中でもレクサスUX200は外観や内装にレクサス特有の上質感を備えつつ、荷室容量を大きめに確保するなど実用性にも気配りがされており、街走りにぴったり。そんなレクサスUX200に、&M「小川フミオのモーターカー」でおなじみのモータージャーナリストの小川フミオさんが試乗しました。小川さんが語るレクサスUX200の魅力と評価とは?
(文=小川フミオ 写真=松嶋愛)

ちょっと昔の話になるけれど、1970年代にハッチバック車が出てきたとき、多くのひとが「これは新しい(そしてカッコいい)!」と飛びついたものだ。同じことが、いまのコンパクトSUVにもいえるかもしれない。

SUVというと、元来は大きなサイズで、ゴツい見かけで……というのが特徴だった。けれど、街中で乗るなら、もうすこしコンパクトで、スタイルはエレガントで、それでいて俊敏なSUVなんていいよね、と考えるひとが増えてきた。

レクサスUXは、”クルマとの暮らし”が好きなひとに向けてのクルマだと私は思っている。全長4.5メートルを切るサイズで、スタイリングはシャープなラインで構成されているし、キビキビと走るうえに取り回しがいい。どこでも乗っていけるだろう。

清澄白河で撮影したレクサスUX200

そういえば、おもしろいことを自動車メーカーの開発者から聞いた。昨今、SUVもセダンも、シルエットがクーペ化しているのは、2プラス2、つまり前席重視と割り切って乗るひとが増えているからだとか。

エンジンルーム、キャビン(ひとが乗る部分)、それにトランクと3つの箱をくっつけたようなスタイルは、いかにも、利便性が高そうだけれど、そこまで必要ないかも、ということなのだ。

「よくよく考えてみたら、自分の生活だと、基本的にひとりかふたりで乗ることが多い」という人や、「後部座席に乗るのは、往々にして体の小さい子ども」である家族が、スタイリッシュなSUVに注目しているのだろう。

クルマのメーカーは、かつてはそぎ落としていくのは得意ではなかった。これもできるあれもできる、と足していくケースが多かったのだ。なんでもできるわけではないけれど、あなたのライフスタイルには合っているでしょ、などとは言い切れなかった。

レクサスUXは、スタイリッシュさと機能のバランスを優先させた、都会派コンパクトクロスオーバーだ。そこが私はいいと思っている。もちろん、機能のなかには走りも含まれる。

たとえばUX200は、1986ccの4気筒ガソリンエンジンを搭載。最高出力は128kW(174ps)、最大トルクは209Nmと十分なパワーだ。私は何度もこのクルマで遠出をしたことがある。

直進安定性が高く、ノイズも低いため疲労度が少ない。さらに安全支援システムが充実しているのも、ロングトリップをするようなドライバーからの評価ポイントだ。

清澄白河で撮影したレクサスUX200

「Lexus Safety System +(レクサスセーフティシステムプラス)」という安全支援システムには、車間距離を保ちながら追従走行するレーダークルーズコントロール (全車速追従機能付)をはじめ、車両や歩行者、自転車との衝突回避に寄与するプリクラッシュセーフティ、車線をトレースして運転支援するレーントレーシングアシストが含まれる。

さらに、暗い道をハイビームで走行している際、先行車や対向車があっても、直接ハイビームを当てないアダプティブハイビームシステムも採用された。効果的なシステムだ。これらが運転そのものを快適にしてくれる。

清澄白河で撮影したレクサスUX200

加速性能にすぐれ、ステアリングホイールを動かしたときの車体の応答性もそれなりにシャープ。反応が早いので、ドライブしている自分との一体感がある。これらすべてが安心感につながるのだ。

ドライブモード切り替えのコントローラーがあり、クルマのキャラクターを選べるのも楽しい。私が好きなのは、アクセルペダルの踏みこみへの反応がより速くなる「SPORT」。

UXはそもそも、足まわりを含めた操縦感覚も、ブレーキを踏んだときの制動感もよく、キビキビと走る。SPORTモードでは、すっと加速し、気持ちよく曲がり、自分の思い通りに減速して止まるという、UXが持つ大きな魅力のひとつを堪能できる。

清澄白河で撮影したレクサスUX200

コンパクトな車体、としたけれど、前席はスペース的に余裕たっぷりで、ロングドライブも快適。ガソリンモデルは前輪駆動のみと割り切っているので、そのぶんスペース効率もよい。

とりわけ、改良を受けて荷室の床面が低くローデッキとなり、積載量が増えたのは特筆すべき点だ。

レクサスの開発者がかつて私に、このクルマの評価について語ってくれたことがある。「UXは4ドアクーペのようなクロスオーバー。荷室単体での積載能力うんぬんするのでなく、後席を倒せば長尺物も入れられるトータルの機能性をみてほしい」と。

前席は、後席は、荷室は、と“パーツ”ごとに広さを検証するような従来の見方では、いまのプレミアムコンパクトSUVの真価とズレてしまう、ということなのだろうか。納得できる考えかただ。それでも、荷室が広くなって、たとえばキャリーバッグが二つ楽々納まるのは、高く評価したい。

レクサスUX200は2020年の1月の改良で、荷室容量220リットルから305リットルに増量

レクサスUX200は2020年の1月の改良で、荷室容量220リットルから最大310リットル(アンダーデッキ含む)に増量

もちろん、後席に友人を満席で乗せて出かけることもできる。ただ本当にそんな機会が多いですか?と聞かれたとき、「そういえば、そんなでもない」と答えるひとなら、後席スペースにこだわらず、操縦する楽しさでUXを選んでいいだろうと私は思う。

内装の質感も高く、手を触れるところの感触といい、スイッチ類の操作感といい、よく作り込んであるのも美点だ。ハイエンドオーディオ機器の操作感を参考にしながら、気持ちよく使えるように、デザイン担当者はそうとう研究したと聞いたことがある。

レクサスUX200の内装

それにもうひとつ、私が感心しているのは、ステアリングホイールのグリップ径の太さだ。けっこう太い。じつはこれ、ネイルを長くしている、あるいはネイルを美しく保ちたいと思っているひとたちに好評なのだ。

指で握るのでなく、手のひらを使う。それでネイルにダメージを与えにくい。それとは別だけれど、自動車メーカーのテストドライバーも、手のひらでクルマの動きを感じることが重要、と言っていたのを思い出した。レクサス・デザインは考えているなあ。

レクサスUX200の内装・ハンドル

2019年のレクサスの販売台数は国内開業以来初の60,000台越えを達成した。その中でもUXシリーズの販売台数が他のシリーズに比べて最も多い。397万2,222円(税込み)からというUX200の価格設定も、レクサス車としてはお買い得感がある。

「新しき酒は新しき革袋に盛れ」という言葉を思い出した。新しいクルマとのつきあい方を、これまで以上に身近に感じられる価格設定とともに、乗り手に提案してくれるUX。そここそ、大きな魅力なのだ。

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PROFILE

小川フミオ

クルマ雑誌の編集長を経て、フリーランスとして活躍中。新車の試乗記をはじめ、クルマの世界をいろいろな角度から取り上げた記事を、専門誌、一般誌、そしてウェブに寄稿中。趣味としては、どちらかというとクラシックなクルマが好み。1年に1台買い替えても、生きている間に好きなクルマすべてに乗れない……のが悩み(笑)。

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