キャンピングカーで行こう!

またアウトドアに繰り出す日のために、時には運転と整備を 駐車しっぱなしはダメ!

新型コロナウイルスの感染拡大でお出かけもままならない昨今。いかがお過ごしですか?  「移動しないこと」こそが、ウイルスの感染や拡散を防ぐのは間違いありませんから、ここはじっと我慢のしどころです。そんな「待機状態」の今、できることを考えてみました。

タイヤ、ブレーキ、エンジンに悪影響

あなたのキャンピングカーは、今どんな状態でしょうか。

もともと休日しか出番がなかった車だとしても、今は出動するわけにはいきません。普段使いと兼用していた場合でも、今は駐車している時間のほうが長くなっていませんか?

「動いていないんだから消耗もしないんじゃないの?」と思われるでしょうが、実は止めっぱなしは車にとって、決して良い影響はありません。具体的にどんな悪影響があるのかご紹介しましょう。

●ゴムが変形しバーストも

代表的なものがタイヤです。ずっと接地面が同じままで荷重がかかり続けると、変形してしまうことがあります。軽微な変形ならしばらく走れば元に戻ることもありますが、重症の場合には振動やバーストにつながります。

またアウトドアに繰り出す日のために、時には運転と整備を 駐車しっぱなしはダメ!

タイヤに限らず車には各部にゴムが使われていますが、ゴムは動いているほうが劣化が少ないのです。

●駆動系やブレーキも動き悪く

悪影響はタイヤ単体にはとどまりません。動かすように作られているものは、動かさなければ固着したり、動きが悪くなったりすることもあります。
ずばり、対処法は「動かすこと」。できるなら月に一度でもいいので20kmほど走らせることです。

●エンジンをかけるだけでは効果なし

もちろん、エンジンだって止めっぱなしはよくありません。ときどき「あまり動かさないのもよくないから、エンジンだけかけているんです」という人がいます。

あいにく、それだけではエンジンの温度は上がりますが、エンジン以外の部分には効果がありません。せっかくなら実際に走行し、トランスミッション、ブレーキ、サスペンション、パワーステアリング、エアコンなど様々な機構を動かすことが大切です。距離にして20kmほど、時間にして30分ほど動かすことで、各機能を正常に保つ効果があります。

またアウトドアに繰り出す日のために、時には運転と整備を 駐車しっぱなしはダメ!

空き家は傷む 居室の装備も作動を!

車本体だけでなく、居室部分の装備も作動させてあげましょう。家だって、ずっと住んでいない空き家は傷みますよね。キャンピングカーも同様です。

●燃料はフレッシュに、安全確認の試運転を

FFヒーターやジェネレーター(発電機)など、車の燃料を利用する設備は安全性を担保する上でも、ときどき試運転を。最低でも30分ほどは動作させて、配管内の燃料をフレッシュにキープしましょう。

●水回りは乾燥させずに

トイレを含む水回りについては、ひととおり水を流しシール類が乾燥しないようにしておきましょう。タンクの水も入れ替えておけば安心です。

●バッテリー充電を怠らずに

キャンピングカーに限らず、あまりにも長期間動かさなければ車のバッテリーが上がってしまうのはよくある話。生活用のサブバッテリーも同様です。1カ月に一度はチェックしましょう。

またアウトドアに繰り出す日のために、時には運転と整備を 駐車しっぱなしはダメ!

ソーラーパネルが設置されていたり、外部入力されていたりすれば充電状態が保たれますが、そうでない場合は、電圧のチェックを。必要なら充電器で充電するのがベストです。車の置き場所に電源がない場合は、チェック走行の距離を少し延ばして、走行充電を活用しましょう。

●備蓄食料の期限は大丈夫?

車内に食料を常備している方は、賞味期限チェックもお忘れなく。意外と賞味期限が短いのがカップラーメンです。油が酸化しておいしくないばかりか、胸やけを起こすこともあります。我が家では防災グッズとしても活用するので、賞味期限が近付いたら家で食べて、新しく買って補充しておきます。

コロナの猛威が収まって、心おきなく出かけられる日が待ち遠しいですね。その時が来たら、いつでも出かけられるようにしておきたいもの。月1回のチェックで車も装備も長持ちしますし、故障の早期発見にもつながります。風通しのよいガレージで、駐車場で、気分転換も兼ねてチェックしておきましょう。

あわせて読みたい

あなたの愛車、メタボになってませんか? 今こそキャンピングカーのダイエットを!

ラグジュアリーな内装に充実装備 勢力拡大中のヨーロッパ製キャンピングカー

吉野彰さんノーベル賞で大注目 リチウムイオンバッテリーで一気に快適化を!

キャンピングカーで行こう!:連載一覧はこちら

[ &M公式SNSアカウント ]

TwitterInstagramFacebook

「&M(アンド・エム)」はオトナの好奇心を満たすwebマガジン。編集部がカッコいいと思う人のインタビューやモノにまつわるストーリーをお届けしています。

PROFILE

渡部竜生

キャンピングカージャーナリスト。サラリーマンからフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、各地キャンピングカーショーでのセミナー講師、テレビ出演も多い。著書に『キャンピングカーって本当にいいもんだよ』(キクロス出版)がある。エンジンで輪っかが回るものなら2輪でも4輪でも大好き。飛行機マニアでもある。旅のお供は猫6匹と妻ひとり。

・YouTubeチャンネル「キャンピングカー坊主めくり」開設!
https://www.youtube.com/channel/UCZzeJtgZFLR0yJLkr052kug

あなたの愛車、メタボになってませんか? 今こそキャンピングカーのダイエットを!

一覧へ戻る

キャンプ場で冷えたビールを飲む日を夢見て 今から冷蔵庫の手入れを忘れずに

RECOMMENDおすすめの記事