口福のカレー

食材にこだわり、添加物に頼らない 「にしきや」の本格派レトルトカレー

今週は、自宅に居ながら手軽においしいカレーが食べられる「レトルトカレー」を特集。このところのレトルトカレーの進化は目覚ましく、有名店が監修したカレーや、素材にこだわった本格カレー、低カロリーのヘルシーカレー、個性が際だつユニークなカレーまで、種類も豊富でどれを選ぶべきか悩んでしまうほど。自宅にいる時間が長くなる今だからこそ、いろいろと食べ比べてお気に入りを見つけるのも楽しいのでは。

筆者が「にしきや」のレトルトに出合ったのは、近所のオーガニックスーパーマーケット。マッシュルームが大きく描かれたパッケージに惹(ひ)かれて買った「シャンピニオンカレー」だ。一見クリーミーな甘口カレーと思いきや、結構パンチの効いた辛さで、シャンピニオン(きのこ)がふんだんに入っていてキノコのうまみも十分。特有のレトルトっぽさがないのには驚いた。

上段は小麦粉などは使わない本格派のインド料理シリーズ、下段は定番のカレーシリーズ

上段は小麦粉などは使わない本格派のインド料理シリーズ、下段は定番のカレーシリーズ

にしきやは、1975年からレトルト食品を作り続ける専門メーカー。肉や野菜などの食材選びはもちろん、水や塩にまでこだわり、化学調味料、香料・着色料を一切使わないという。カレーのほか、スープ、パスタソース、おかゆなどメニューはなんと約80種類。カレーについても、王道のチキンやビーフカレーはもちろん、牛すじカレーや豚の角煮カレーなどユニークなものから、バターチキンやケララフィッシュなど本格的なインドカレーまで40種類以上ある。おいしくて、添加物に頼らず、バリエーションも豊富と3拍子そろっているのだ。

生クリームのまろやかさとレモンの爽やかさがミックスした「レモンクリームチキンカレー」

生クリームのまろやかさとレモンの爽やかさがミックスした「レモンクリームチキンカレー」

筆者のおすすめは、にしきやで一番人気といわれている「レモンクリームチキンカレー」と「ケララフィッシュ」、そして前述の「シャンピニオンカレー」の三つ。スパイシーでサラリとした辛口好きの筆者であるが、レモンクリームチキンは、生クリームたっぷりでクリーミーでありながら、どこかさっぱりしていて最後まで飽きさせない。香りのいいシチリア産レモンを使っているところも高得点だ。

南インド風の魚カレー「ケララフィッシュ」にゆで卵のスライスを乗せて

南インド風の魚カレー「ケララフィッシュ」にゆで卵のスライスを乗せて

ケララフィッシュは、南インド料理によく使われるカレーリーフをはじめ、スパイス使いが絶妙。カレーリーフは、宮城県内の契約農家から直送される国産品を使用している。フィッシュの正体は、食べやすいキハダマグロで、食べ応えも十分だ。レトルトもここまで来たかと思わせる想像以上のクオリティーの高さだった。

インド料理シリーズには小ぶりな100gサイズもある。写真は辛口「マトンパンジャビ―」

インド料理シリーズには小ぶりな100gサイズもある。写真は辛口「マトンパンジャビ―」

にしきやのレトルトカレーはどれも、具材の選び方やスパイスの使い方など、カレー好きを唸(うな)らせる本格派。分量が少なめのサイズもあって、何かちょっとだけ食べたい気分の時にも重宝する。温めるだけで、いつでも簡単に楽しめる。パッケージやネーミングにも凝っていて、選ぶ楽しさもある。今週の“おうちごはん”に取り入れてみてはいかが。

    ◇

株式会社にしき食品
宮城県岩沼市下野郷字新関迎265-1
0120-19-2498
https://nishikiya-shop.com/

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2019年12月4日 16:07

PROFILE

熊野由佳

ライター&エディター。徳島県出身。外資系ジュエリーブランドのPRを10年以上経験した後にフリーエディターに。雑誌やWebを中心に、旅、食、ファッションなどをテーマに執筆中。無類の食べもの好きでもあり、おいしい店を探し当てる超(?)能力に恵まれている。自分の納得した店だけを紹介すべく、「実食主義」を貫く。酒好きが高じて「唎酒師(ききさけし)」を取得したが、おいしいワインの探索にも余念がない。

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