或る旅と写真

“通”は竹富島で宿泊 何度訪れても楽しめる沖縄の旅(前編)

フォトグラファーの高橋伸哉さんが、「或る旅」の記憶をつづるフォトダイアリーです。

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日本という国は、四季折々の風景が素晴らしい。北は北海道、南は沖縄と飛行機で数時間飛べば雪国と南国を楽しめるという、旅行好きには最高な国だと思っている。ご当地グルメの楽しみもある。というわけで、今回は沖縄の魅力を写真とともに伝えたい。

沖縄といえば、美しい海、おいしいごはんやフルーツ。なぜか落ち着く琉球音楽、本島を離れた離島のさらに深く美しいエメラルドグリーンな海。

私も沖縄は大好きで毎年のように旅行している。本島もレンタカーで色々なところをまわったが、沖縄の魅力の一つに、島を巡るという楽しみがある。世界でもトップクラスの透明度を誇る沖縄の海。昔、ハワイやグアムに何度か遊びに行った時に現地の人が「日本には沖縄というとても美しい海がある場所があるだろう、俺たちはそこに一度は行きたいんだ」と言っていたのを思い出す。

鮮やかな色彩とコントラストが気持ちよく、ばしばしシャッターを切る

鮮やかな色彩とコントラストが気持ちよく、ばしばしシャッターを切る【もっと写真を見る】

沖縄の旅といっても様々だが、まずは沖縄本島を楽しむことにしよう。本島で旅をする時は北部、中部、南部とそれぞれに特徴があるので、日程に余裕がある人はレンタカーを走らせて全部回ってみるといい。私も海だけでなく、那覇で買い物したいとか、昼はスナップ撮影して夜は居酒屋で過ごしたいとか、色々な楽しみ方を考える。沖縄初心者の方はネットで調べて自分の好みの場所に遊びに行くのが良いだろう。

例えば、小さいお子さんがいるファミリーならば、沖縄美ら海水族館で半日は遊べるし、そのすぐ隣(歩いて行ける距離)にはエメラルドビーチというとても美しい海がある。周辺にはホテルもたくさんあるので、一日中楽しめる。

沖縄美ら海水族館の大水槽

沖縄美ら海水族館の大水槽【もっと写真を見る】

北谷町の美浜アメリカンビレッジというエンターテインメントエリアに寄るのもおすすめだ。沖縄音楽のライブが楽しめるアミューズメントのほか、ショップも充実。随分と昔の話になるけど、娘たちを連れて沖縄に旅行した時は、ここで古着の買い物に1日付き合わされた(笑)。

沖縄本島のレンタカーは空港までの送迎があり、那覇の中心地にレンタカー店がある。最終日の前日は那覇市の中心部に宿泊して、最終日は有名な国際通りで買い物したり、マンゴーかき氷を食べたり、商店街を散策しているだけでも楽しめると思う。とにかく刺さるような日差しと沖縄独特の風土に海外に来たような気分にもなれるので、どこに行っても楽しい。

数年前には、地元の人がよく通う居酒屋を教えてもらって行ってみたが、これがまたおいしかった。沖縄って行けば行くほど新しい発見があるのと、きれいな海に癒やされながら異国情緒も味わえるので、本当におすすめ。沖縄にまだ行ったことがない人や、あまり行ったことがなくて、まだ本島で行けていないところがいっぱいある!という人は、まずは本島を思い切り楽しむと良いと思う。

八重山そば

ご当地グルメもお楽しみ。こちらは八重山そば【もっと写真を見る】

で、ここからは、沖縄に慣れてきた人におすすめしたい場所を紹介する。そう、私が大好きな“島”(前回の記事も男木島という島でしたね)。

今回は、那覇空港から石垣島へ約1時間のフライト。石垣島空港から港までタクシーを走らせた。石垣島は以前に何度か行っているので、さらにその先の“竹富島”へ。

原風景となる白いサンゴ砂の道と、朱色の赤瓦屋根の家が並ぶ人気の竹富島。竹富島は八重山諸島に属する島で、石垣島から高速船で10~15分とアクセスが便利な離島だ。沖縄の伝統的な街並みが保存されている島内は、ほかのどことも違う美しさを感じさせる。

竹富島は石垣島から近いため、多くの人は有名でホテルやコンビニもある石垣島に滞在。昼過ぎから竹富島で半日遊んで、また石垣島に帰る。

しかし、島好きの私としては“竹富島の真の魅力を知るために、現地で宿泊する”ことをすすめたい。

月明かりに照らされた白いサンゴ砂。観光客が帰って、静かな原風景の夜。どこからか流れる琉球音楽。まるで白昼夢のような不思議な世界観に浸る。翌朝、観光客がたくさん来る昼までに自転車を借りて、島を走る。水牛があちこちにいて、写真も撮れるし、観光客を乗せた水牛バスが午前から走り出すので、それを撮るのも楽しい。

そして、天気が良ければぜひエメラルドグリーンの海、コンドイビーチへ。人も少ない中、最高にきれいな海で泳げるのである。

竹富島のコンドイビーチ。エメラルドグリーンの海は、人もさほど多くなくて最高に気持ち良い

竹富島のコンドイビーチ。エメラルドグリーンの海は、人もさほど多くなくて最高に気持ち良い【もっと写真を見る】

こんな贅沢(ぜいたく)な過ごし方があるのだろうかと申し訳なくなる気分になる。ぜひ、旅慣れてきた方は竹富島で1泊して、次の島に向かいましょう。

ということで、何度も来ているのに沖縄の話は尽きない。次回後編でも魅力的な離島の話をしたい。さらに海がきれいになっていくので、お楽しみに。

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新型コロナウイルスの感染拡大は、いまだ収束とはいえない状況にあります。お出掛けは無理せず、体調管理や十分な感染防止対策を行っていただければと思います。一日も早い沈静化を願っています。(&M編集部)

PROFILE

高橋伸哉

人物、風景、日常スナップなど、フィルムからデジタルまでマルチに撮影するフォトグラファー。国内外を旅して作品を発表している。企業案件や広告撮影、技術本の書籍(共同執筆)、ワークショップなども多数。インスタグラムの総フォロワー数は35万人を超える。(@t.1972@s.1972

美しい海、アートと日本の原風景を見ながらのんびり散策 瀬戸内・男木島

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