水代百貨店

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

ブックカフェ「Hama House」を経営する水代優さんの連載「水代百貨店」。前回に引き続き、ビジネス書の編集者に「同業者として嫉妬した本」を教えてもらう企画をお届けします。

今回登場するのは、NewsPicksパブリッシングの編集長を務める井上慎平さん。『D2C』『シン・ニホン』などの話題の書を手がけ、出版業界でも注目を集めています。そんな井上さんが選んだのは、「自分もこんな本を作ってみたいと思った」という4冊。それぞれテーマは異なりますが、そこには井上さんのある問題意識が貫かれていました。

 

プロフィール

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

井上慎平さん(いのうえ・しんぺい)
NewsPicksパブリッシング編集長。出版社2社を経て、2019年4月から現職。担当作に『STARTUP』『シン・ニホン』『D2C』『新規事業の実践論』『編集思考』。 レーベルコンセプトは「経済と文化の両利き」。座右の銘は「経済だけではつまらない」。

 

嫉妬した本

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

〈1〉『ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~』
影山知明 著/大和書房/2015年

〈2〉『居るのはつらいよ: ケアとセラピーについての覚書』
東畑開人 著/医学書院/2019年

〈3〉『ised 情報社会の倫理と設計 倫理篇』
東浩紀  著・ 編集、 濱野智史  編集/河出書房新社/2010年

〈4〉『起業のファイナンス: ベンチャーにとって一番大切なこと』
磯崎哲也 著/日本実業出版社/2010年

 

王道のビジネス書を選ばなかった理由

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

水代 こうして並べてみると、意外な顔触れですね。てっきり王道のビジネス書が出てくるかと思ったら、ビジネス書らしいのは『起業のファイナンス:ベンチャーにとって一番大切なこと』くらい。

井上 いわゆるビジネス書の本流からは遠いセレクトですよね(笑)。嫉妬したというよりは、ものすごく影響を受けた本を選んだらこうなりました。

水代 この4冊に共通するテーマはあるんですか?

井上 僕が普段どういうことを考えて本を作っているのか、ということとリンクしている気がします。編集者によって興味のベクトルはさまざまですが、僕の場合、ビジネス書によくある生産性の向上や効率化みたいな話にはあまり興味がない。

水代 ビジネス書のジャンルでは「スキルをハックしよう」みたいなものがちまたにあふれていますよね。効率を追い求めて「何時間でこれができるようになる」とか。

井上 そういう本は、他の誰かが作るし、あまり自分がやる仕事ではないかなと。僕はどちらかというと「この本がなかったらこういう未来にはならなかったよね」という方向を指し示すことにワクワクするタイプ。社会が経済合理性を突き詰めようとするなかで、そこから派生する様々な問題に気づかせてくれる本に惹(ひ)かれます。

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

経済合理性より人間らしさを優先するカフェ経営者

水代 では早速1冊目にいきましょう。まずは『ゆっくり、いそげ』。

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

働いても働いても幸せが遠のいていくように感じるのはなぜなのか。金銭換算しにくい価値は失われるしかないのか。「時間との戦い」は終わることがないのか。この生きづらさの正体は何なのか。経済を目的にすると、人が手段になる。JR中央線・乗降客数最下位の西国分寺駅――そこで全国1位のカフェをつくった著者が挑戦する、「理想と現実」を両立させる経済の形。(クルミド百貨店HPより)


井上
 著者の影山知明さんは西国分寺のカフェ「クルミドコーヒー」の経営者。面白いのは、様々な局面で経済合理性より自身の倫理観を優先するエピソードが描かれているところです。

たとえば生産性が同じAさんとBさんがいたとして、その基準だけで考えると、働く相手はどちらでもよくなってしまうし、替えもきく。けれども、そうやって人を経済的な利用価値で判断するあまり、その人の固有性がないがしろにされ、失われていくことに、影山さんは問題提起をします。この本には、「生産性や経済性なんて本当に一番大事なものなんだろうか?」という反骨心のようなものを随所に感じます。

水代 僕も読みましたが、共感するところが本当に多くて。カフェのスタッフの一人が、自分の大切な知り合いからビーフシチューのレシピを教えてもらって、それが店の看板メニューになる、という話がありますよね。そのスタッフが店を辞めるとき、影山さんはビーフシチューもメニューから消すことを選択する。人と仕事を切り離して考えない経営者らしい決断だなと思いました。

井上 せっかくの看板メニューだし、普通ならレシピを引き継いで……と考えるところですからね。

水代 僕もブックカフェを経営しているからわかりますが、同じ局面に立たされたら、著者と同じ選択をします。やっぱり仕事は人間ありき。もう何年も前からビジネスには「ストーリー」が重要と言われていますが、ビーフシチューの話なんてまさにその典型だし、生産性や効率性が関係ないエピソードだからこそ、心に響きます。

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

井上 僕は、影山さんがいろいろ悩んだ末にポイントカードをやめたという話が一番好きです。ポイントカードは来店を促す有効な手段ですが、消費者からすると、そのモチベーションは「お得」だから。そうした「消費者的な人格」を刺激すると、店と客の関係がコストパフォーマンスで結ばれてしまうから、そういうことはしたくないと。こういう影山さんの哲学は今でもすごく響きます。

「生産性」とは何か? 沖縄のへき地で心理学者が突きつけられた問い

水代 続いて2冊目は、臨床心理士・東畑開人さんの『居るのはつらいよ』。

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京大出の心理学ハカセは悪戦苦闘の職探しの末、ようやく沖縄の精神科デイケア施設に職を得た。「セラピーをするんだ!」と勇躍飛び込んだそこは、あらゆる価値が反転するふしぎの国だった――。ケアとセラピーの価値について究極まで考え抜かれた本書は、同時に、人生の一時期を共に生きたメンバーさんやスタッフたちとの熱き友情物語でもあります。(医学書院HPより)

井上 この本も、「生産性」が一つのキーワードで、「生産性がないと、自分はここにいてはいけないんじゃないか?」という著者の葛藤が書かれています。

水代 序盤が特に面白いですよね。京大で博士号を取ったのに就職先が全然なくて困っていた著者が、運良く沖縄のデイケアで職を見つけるわけですが、いざ行ってみたらカウンセラーの仕事はほとんどなくて、施設利用者の送り迎えなどをしている。「お前はハイエースの運転手をしろ」みたいな(笑)。

井上 そこで自分の存在意義を問いながら、環境に適応していくんですよね。

水代 僕の会社にも似たようなことがあって、町おこしやコミュニティーのプロデュースなどをやっているから、大学院で都市計画を学んだ若者とかが「一緒に仕事させてください!」ってよく来るんです。

井上 まさに当時の東畑さんみたいな人が。

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水代 もちろん都市計画の知識も大事ですよ。けど、それを成功させるには、町内会から自治体からその地域に関わるあらゆる人たちの調整が必要で、学問的知見やビジネスハックだけでは乗り越えられない局面が必ず出てきます。

そういう泥臭い現場を見て仕事が続かなくなる人が多いのに、同じような状況に置かれた東畑さんは違った。自分の学問的知見を生かすことにこだわりすぎず、生産性の向上や効率重視といった発想からも距離を取ることで、結果的にデイケアになじみ、なくてはならない存在になっていく。会社とか経済って、こうやって回っていくんだよな……と社会の現実を見た気がしました。

井上 東畑さんもそうですし、影山さんもそうですが、何事も自分の型で一刀両断していくのではなく、常に迷いながら決断していくんですよね。いつもある意味で“うじうじ”しているというか。そういうところが自分と重なって、僕はすごく好きなんです。

水代 井上さんもそういうタイプなんですか?

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井上 僕もめちゃくちゃ、うじうじしています(笑)。グローバル資本主義下で成功するための最短距離を提示するような視点も、そういった競争から距離を取る視点も大切だと思っていますが、これまでは両方の視点を中途半端に持ってうじうじしている自分がずっとコンプレックスでした。けど、どちらにも振り切ってないというのは、それぞれに問題を感じていることの裏返しでもある。実は最近、この問題意識こそ自分自身の資産だと思うようになりました。

ビジネス上の課題をより早く解く方法論は、今や多くの本で提示されているので、そこに価値を見いだしにくくなっています。それよりは、まだ答えが示されてない問いや、多くの人が気づいていない新たな問いを社会に提示することが、これからの経済のあり方を考える上で価値があることだと思っています。

その意味で、『ゆっくり、いそげ』も『居るのはつらいよ』も正解のわからない問いを与えてくれますし、次に紹介する『ised』にも同じことが言えます。

企業の中に「倫理」を語れる人が必要な時代

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

「ised」とは「Interdisciplinary Studies on Ethics and Design of Information Society(情報社会の倫理と設計についての学際的研究)」の略。情報技術と社会との関わりについて人文・社会科学的な側面からアプローチする倫理研と、技術(アーキテクチャ)的な側面からアプローチする設計研に分かれ、徹底的な議論を行なった全14回のシンポジウムを完全収録。 (河出書房新社HPより)

水代 この本に収録されているのは15年ほど前の議論。当時SNSの走りだったミクシィの事例が出てくるあたりに時代を感じますが、その頃から情報社会における倫理について相当深いところまで議論しているのがすごい。

井上 『ised』は情報社会と倫理の議論について、日本国内で先駆けとなった本だと思います。2000年代以降、ITを駆使して巨大化した企業がいくつもありますが、僕の個人的な思いとして、たとえば時価総額1兆円を目指すなら、企業側には「そもそもなぜ1兆円企業を目指していたのか?」「会社を始めた目的は何だったのか」という問いを常に自身に投げかけてほしいと思っていました。

ただ、それは単なる僕の思いにとどまらず、今やGAFAなどはずいぶんと倫理を意識した経営をしていますよね。利便性を追求したテクノロジーの活用が社会にゆがみを生み出すこともあるので、彼らの経済合理性と倫理観を突き合わせながらデータ活用の方法などを検討する。これは日本のスタートアップ企業なども直面している問題でしょう。社内で倫理的な議論をする上で、『ised』は非常に参考になると思いますし、起業家やエンジニアにこそこういった情報社会学的な議論に加わってほしいです。

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

水代 たしかに、情報テクノロジーがここまで我々の暮らしを変えてしまった以上、たとえエンジニアであっても、もはや技術だけに精通していればいい状況ではなくなってきていますね。

井上 テクノロジーを駆使した市場経済における最適化、というものに今反動が来ていると思っていて、たとえばInstagramは「これ以降のコンテンツをあなたはすでにチェック済みです」と知らせてくれたりするじゃないですか。市場の論理で言えば、そんなことを知らせずユーザーの滞在時間を1秒でも長くしたほうがいいわけですが、健全な情報環境を検討して、きちんとブレーキをかけている感じがする。そういう発想が、今はエンジニアにも求められていると思います。

水代 この本はオムニバスで、いろんな識者が出てきますよね。社会学者の北田暁大さん、鈴木謙介さん、弁護士の小倉秀夫さん、ジャーナリストの津田大介さん、現スマートニュースCEOの鈴木健さん……。他にもそうそうたる面々が集まっていますが、多士済々の作品は思ったほど強度がなかったりすることもあるじゃないですか。音楽にしても「いろんなミュージシャンが1曲ずつ作りました」というのってなかなかヒットしなかったり。

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

井上 誰も「私が主人公」と思っていないからですかね(笑)。

水代 でもこの本は違うと。

井上 参加している人の熱量や知識のレベルがものすごく高い。それを哲学者の東浩紀さんがファシリテートして、社会学者の濱野智史さんがうまくまとめ上げていて、情報性の高さという点でなかなか出合えないレベルの仕上がりです。その“編集力”に感動した一冊でもあります。

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

問題を嗅ぎ取って“二歩先”の未来に張る

水代 そして4冊目、『起業のファイナンス』。この中では唯一ビジネス書らしいセレクトですね。

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

起業とベンチャーファイナンスについての指南書。人気メルマガ「isologue」の発行人・磯崎哲也氏が、事業計画の作り方から、企業価値やストックオプションの考え方、投資家との交渉のやり方まで、広範囲のトピックをわかりやすく解説。

井上 僕の場合、編集者としての根源には「怒り」みたいなものがあるんです。時代はダイナミックに変化しているのに、人々の価値観やシステムの部分は本質的にアップデートされていないから、すごいギャップが生じている。そこに対する「怒り」。

水代 「ハンコ押すために出社するのか」とか。

井上 ジェンダーギャップの問題などもそうですよね。そんな「それっておかしいだろ」という「怒り」を世の中にぶつけたいというモチベーションで、これまで本を作ってきた気がします。教育論にしてもキャリア論にしても。そこが編集者というよりは、いち個人として自分がやるべき仕事だと思っています。その意味で、僕がものすごく影響を受けたのがこの本です。

水代 どの辺に感銘を受けたのでしょうか。

井上 今でこそ目新しさがないかもしれませんが、注目してほしいのは、この本が出たのは2010年。当時はリーマン・ショックの直後で、起業というものが今ほどメジャーではありませんでした。実際に出版業界でも「起業の本は売れない」と言われていたそうですし、ましてや実務のファイナンスなんて、起業というはしっこのテーマのさらにはしっこだったはずです(笑)。

水代 でも、現実には、華々しいカリスマリーダーの陰で、汗かいて資金調達している人が必ずいるんですよね。

井上 この2010年の時点では「起業ではファイナンスが重要だ」と叫んだところで、おそらく今ほど理解されなかったのではないかと思います。でも、本書の編集者の横田大樹さんには、この問題の大きさが見えていた。問題に対する嗅覚(きゅうかく)と、「こういう本が世の中に絶対必要だ」という信念をもって、2010年の世に問うたところがすごい。

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

水代 前回の対談相手である佐藤朋保さん(東洋経済新報社)の言葉を借りると、時代の半歩先どころか“二歩先”を進んでいる、という感じですよね。市場全体で起業のマインドが高まっていない時期に本を出すなら、普通は「起業の仕方」ですが、この本はその後に訪れるベンチャーブームの盛り上がりを見越したかのように、組織が成長した後のことに踏み込んでいる。当時からすれば早すぎる見立てだったかもしれないけれど、それが今となっては「これを読まずに起業するなんておかしい」というのがスタートアップ周辺で共通認識になっているからすごい。

井上 後から、より評価されるというのがカッコいいですよね(笑)。事実、この本が10年前に出たか出なかったかで、その後の未来は変わっていたとすら思うんです。時代の分岐点になるような本を作った、そんな横田さんの仕事に憧れますね。

 

新たな問いが求められる時代をリードしていきたい

水代 以上4冊を振り返ると、共通するのは経済の本流かどうかにかかわらず、顕在化していない問いをどう立てるか、ということでしょうか。

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

井上 そうですね。僕が所属するNewsPicksパブリッシングも、新たに「大人に、新しい問いを。」というミッションを定めました。世の中に新たな問いを提示できる、そんなレーベルにしていこうと。

水代 「問い=答えがないもの」を商品として出すというのは、よくよく考えたら斬新ですよね。ビジネス書って、お金を出して答えを買う、という側面もあるものじゃないですか。

井上 答えがあると人は安心しますよね。単純にビジネスのことだけ考えたら「その問いをすばやく解く答えがここにありますよ」と提示したほうが、書店でも手に取ってもらいやすいと思います。

でも、それは僕たちにとってあまり目指したいビジョンではありません。問いを与えられると考えなければいけないし、不安定になる。それでもその不安定を受け入れられる人こそ、僕たちが定義する「大人」なんです。

水代 「答え」がニーズとしてある中で、あえて答えがないものを商品化するという。それがビジネスとして成立するかどうか不安はありませんか。

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

井上 正直プレッシャーはあります。でも、資本主義の世界でも、新たな問いを立てるということに価値が置かれるようになってきたと感じています。

たとえば最近、トヨタが「WOVEN CITY」というあらゆるモノやサービスがつながる実証都市のプロジェクトを立ち上げましたよね。これは「移動の本質って何だろう」という新たな問いへの答えだと僕は思います。これまでの日本の自動車産業は「安くて性能のよい車をどう作るか」という問いをひたすら解き続けてきた。それが時代にフィットしなくなり、そこでは価値が生まれにくくなっている。

テスラは「人類にとって持続可能なエネルギーとは何か」という、トヨタ以上に大きな問いを掲げています。でも、多くの人がその問いに挑戦することに価値を見いだしているからこそ、莫大(ばくだい)な市場価値が付いている。

規模も土俵も全く異なりますが、NewsPicksパブリッシングでも書籍の出版以外に、「アウトプット読書ゼミ」という講座も始めました。たとえば「AIと人間が今後100年単位でどう付き合っていくべきか」という問いをテーマに名著を読み、コンピューターサイエンスの第一人者と参加者がディスカッションし合う。

これからの経済はどうあるべきか? 議論の手がかりを与えてくれる四つの名著(井上慎平×水代優)

水代 まさに、問いをど真ん中に置いた講座ですね。

井上 よく「時代の変化が早い」などといわれますが、変化が早いということは必然的に、これまでのやり方ではうまくいかないことが増えるということ。その意味では、先人が解いてきた問いではない、新たな問いを示すことの重要性がもっと指摘されていい。そこを僕たちがリードしていければと思っています。

(構成・堀尾大悟 撮影・野呂美帆)

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PROFILE

水代 優

1978年生まれ。愛媛県出身。2002年より株式会社イデーにてカフェやライフスタイルショップの新規出店を数多く手掛ける。2012年にgood mornings株式会社を設立。東京・丸の内や神田、日本橋浜町を始め、全国各地で「場づくり」を行い、地域の課題解決や付加価値を高めるプロジェクトを数多く仕掛ける。

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