プレミアムなサウンドバーで「スピーカーのある暮らし」を再び Sonos ArcPR

かつてないほど、家で過ごす時間が増えている今、自宅で聴く音楽のクオリティーに満足できているだろうか。臨場感あふれるシネマ級のサウンドを実現するプレミアムスマートサウンドバー、Sonos Arc。音大でバイオリンを専攻しサウンドにも明るい、イタリア在住のコラムニスト・大矢アキオさんが、実機を視聴した。(トップ写真:この春誕生した「Sonos Arc」〈108,800円 税抜き〉を置いたリビング)

そろそろ、サウンドバー

イタリアに住む私は、スピーカーオーディオに一定以上のクオリティーは求めてこなかった。理由は二つある。ひとつはストリーミングの普及に伴い、スマートフォン+イヤホンの鑑賞スタイルに便利さを感じていたからである。

第2は、音大生時代から、たとえ超有名アーティストでなくても生演奏を聴くほうが楽しかったことがある。ホールの建築、集う人々、さらにはプログラムの装丁まで、すべて融合されたものが“音楽”だったのである。筆者が住むシエナは中世の街並みゆえ巨大ホールこそないが、音楽院がリサイタルを開いてくれるので、夕食後ふらりと訪れることができる。休憩時間に外に出て一息ついている出演者と、前半の演奏の感想を話したりもできる。いずれもどんな高級オーディオを購入してもかなわない。

ところが、新型コロナウイルス対策で演奏会の数は極端に減ってしまった。幸いイタリアの公営放送ラジオRAIでは、前述の音楽院における過去上演の一部がストリーミングされている。ただし生演奏を知っているだけに音場の広がりの違いが気になってしまう。にわかにスピーカーが欲しくなってきた。

しかし、仕事柄たびたび高級オーディオを取材した記憶が足かせとなった。原音再生に忠実なモデルを試聴するほど、中途半端な製品で聴くのはアーティストに対する礼を欠く、と思うようになっていたのだ。そもそも立派なオーディオセットを並べられるほど、我が家は広くない。

一方、これまた家にいる機会が多くなったことから、テレビをスマートTVに買い替えることにした。ところが皮肉にも以前のテレビより音が貧弱だ。悔しいのでリサイクルショップに出し、1カ月もしないうちに新たな機種を手に入れた。それでも納得できる音質ではない。近年薄型化が進んだ結果、スピーカーのサイズと方向にデザイン上の限界があるのだ。とくにアナウンスやせりふが聴こえにくい。

そうしたなか気になり始めたのが、ここ数年話題の「サウンドバー」である。これなら、オーディオ/テレビの音質双方が一挙に解決する。

この春誕生した「Sonos Arc」。サブウーファー「Sonos Sub Gen3」(左)との拡張もワイヤレスで簡単に実現できる

この春誕生した「Sonos Arc」。サブウーファー「Sonos Sub Gen3」(左)との拡張もワイヤレスで簡単に実現できる

プレミアムなサウンドバーの分野で、近年存在感を増しているのがSonosである。米国・カリフォルニア州サンタバーバラを本拠とするオーディオブランドだ。2002年の設立でありながら、拡張が極めて容易なワイヤレス・スピーカーにより、めきめきと市場で頭角を現した。複数のスピーカーを連携してホームシアターを簡単に実現させたり、屋外へ迫力のサウンドを持ち出せるスピーカーを開発したりするなど、テクノロジーを駆使し、日常の音楽の聴き方の幅を広げる提案をしている。また、数々の著名アーティストが積極的に音づくりに参画していることでも話題を振りまいてきた。

Sonos Arcは同社が2020年5月にリリースした最新のスマートサウンドバーである。11基のハイパフォーマンス・ドライバーを搭載。最新のDolby Atmosにも対応している。音声操作はApple Airplay2、Amazon Alexaのほか、日本では未対応だがGoogleアシスタントが可能だ。

カラーは白とマットブラック。どのような部屋にもフィットする清潔感あるデザインだ

カラーは白とマットブラック。どのような部屋にもフィットする清潔感あるデザインだ

ウーファー、ツイーターの数は計11基に及ぶ

ウーファー、ツイーターの数は計11基に及ぶ

「開封の儀」、設定からすでにスペクタクル

初夏、我が家に届いたSonos Arcは予想以上に重量級だった。本体は6.25kgだが、輸送用梱包(こんぽう)を含めると11kg(実測)を超えていた。日本でそんなことはないが、イタリアの運送業者は集合住宅のエントランスまでしか運んでくれない。さらに運悪く、我が家が入っている建物のエレベーターは1年以上にわたり故障中である。上階まで運ぶのは、ちょっとしたエクササイズとなった。

製品が入った紙製パッケージも商品コンセプトに恥じないセンスと重厚感にあふれていた。それでいて再生可能素材であるところが、サステイナビリティ意識にあふれた若い企業らしい。付属品もミニマイズされている。スタートアップガイド、電源ケーブル、HDMI-ARCケーブル、そしてオプティカル・アダプターのみだ。

イタリアの我が家に届いたSonos Arcを取り出す

イタリアの我が家に届いたSonos Arcを取り出す。パッケージのデザインからしてクリーンかつしゃれたものだ

我が家のテレビは40型である。長さ約1.14mあるSonos Arcと比べると、テレビの小ささが目立つ。視覚的バランスを意識する方は、ブランドが推奨している50型以上と組み合わせるのがベターだ。スマートフォンにダウンロードしたSonosアプリで設定を開始する。なお、他の多くのサウンドバーと異なり、Sonos Arcに専用リモコンは存在しない。ネットラジオの選曲やシステム設定の変更は、すべて日ごろ使い慣れたスマートフォンを介して行う。

自宅のWi-Fiと接続し、本体電源を入れると美しいチャイムでSonos Arcが目覚めた。他のサラウンド用Sonosスピーカーとの連携を聞いてくるが、目下持っていないのでスキップ。

部屋全体のサウンドチューニングを行うために、サンプリング音を聴きながらSonosアプリの指示に従い、座ったり歩き回ったりするのは、ちょっとした未来感がある

部屋全体のサウンドチューニングを行うために、サンプリング音を聴きながらSonosアプリの指示に従い、座ったり歩き回ったりするのは、ちょっとした未来感がある

このあとが面白い。部屋の音響特性などをTrueplayソフトウェアに覚え込ませるため、Sonosアプリが入ったスマートフォンを片手にSonos Arcが発するサウンドを座って聴く・部屋の中を歩き回る・ふたたび座って聴くといった動作を行う。

さらに今度はバトントワリングのごとく上下に振りながら1分歩き回る。Sonos Arc本体が発するSF映画の電子銃のごとき音を聞きつけて妻が駆けつけてきた。不審な顔をされながらも続けると、やがてアプリには「初めはわずかな向上ですが、聴くほどにサウンドがよりクリアに聞こえます」との表示が。これで音響特性の学習は終了だ。ちょっとしたスペクタクルである。

次は音声アシスタントの設定と、普段聴いているネットラジオをアプリ画面上で行う。最後はテレビとスイッチオン/オフ、および音量調整を連携させるための準備だ。HDMIケーブルをSonos Arcとテレビに接続。そして自分のテレビの設定画面から当該のオプションを選択してオンにする。これで完了である。

どこにいても明瞭 ストリーミングの音質に感激

プレミアムなサウンドバーで「スピーカーのある暮らし」を再び Sonos Arc

Sonos Arcとウーファーやスピーカー

まずは基本的な使い方であるテレビ音声を聴く。いつもの番組キャスターにもかかわらず、筆者がいつもいる30平方メートルの部屋のどこにいても明瞭に聞き取れることに感激する。人間の声の周波数を強調し、セリフがはっきりと聞こえるようにするスピーチ・エンハンスメント機能のおかげである。なお、大きな効果音の音量を抑えるナイトサウンドモードも装備されている。

次は音楽。Sonosアプリから、さきほど設定したネットラジオ局を選択して聴いてみる。音に深みと艶(つや)があって、日頃聴いていたストリーミングがここまで高音質だったことに驚く。約2年間使っていた2つのスマートスピーカーは、この機会に部屋からお引き取り願うことにした。

続いて自分のiPhoneにダウンロードしてある音楽から、Air Play機能を使ってSonos Arcに飛ばしストリーミング再生してみる。サウンドはやみくもに低音を強調しない上品なものだ。女性ボーカルの再生もあくまでピュアで、最後のひと息が切れるところまで再現する。一定品質以上のヘッドホンでしか聴こえない、ピアニストが演奏中感極まってハミングする声さえも逃さない。ラテンミュージックのティンバレスのリムショット(ドラムの縁をたたく奏法)も、キンキンとした音色にならず、小気味良い音で聴かせ続ける。

もちろん、パフォーマンスを実感しにくいソースも挙げておくのがフェアというものだろう。それは古い映画や演奏などの再生である。今日YouTubeなどでは過去の名作や名演奏が数々楽しめるが、オリジナル音源が昔の水準のものは、たとえSonos Arcでもそれ以上に再生されることはない。

生演奏を聴きに行くのがつらくなる?

テレビ放送に話を戻せば、人の話し声とともにSonos Arcのクオリティーに驚いたのは、映画の予告編CMである。恐るべき、といってもよいほどのリアリティーで再生されるため、画面を見ていなくても思わず振り返ってしまった。予告編でさえ、これである。人がすなるホームシアターといふものを我もしてみむとてするなり、ということで、以前以上にさまざまな映画を楽しむようになった。

『マンダロリアン』シーズン2を楽しむ

『マンダロリアン』シーズン2を楽しむ。ただし、我が家の40型テレビだとSonos Arcの存在感がやや強めだ

最近の例でいえば、ディズニープラスで 2020年10月30日から独占配信されている『マンダロリアン』シーズン2だ。同作品の音楽監督を務めたルドウィグ・ゴランソンはSonos Arcの開発にも参画している。

Sonosによると、ゴランソンが試聴テストに選んだのは、彼がアカデミー賞を受賞した『ブラックパンサー』だったという。滝の音が響き渡る中、人々の話し声が挿入された場面を何度も再生。最後には「テレビでは聞いたことのないような形」で本物の滝がテレビの背後にあるように感じるレベルにまで達したと本人は語っている。

プレミアムなサウンドバーで「スピーカーのある暮らし」を再び Sonos Arc

『マンダロリアン』シーズン2の音楽監督でSonos Arcの開発にも参画したルドウィグ・ゴランソン。Sonos Radio Station(日本では未対応)では、自身がキュレートした楽曲を提供している

Sonos Arcで聴く『マンダロリアン』シーズン2は、テーマ音楽の再生からして秀逸だ。ゴランソンがあえて使ったバスリコーダーのプリミティヴな音色、続いて見え隠れするダース・ベイダーのテーマの不気味さ、弦楽器の力強い刻み、金管楽器の怒濤(どとう)の響き。それぞれの深みがよく表現される。

そういえば先日、音大生時代の同級生であるフルート奏者からCDが届いた。今年は東京でお目にかかれない代わりに、お楽しみくださいというわけらしい。さっそくiPhoneにダウンロードしたあと、Air PlayでSonos Arcにストリーミングしてみる。フルートのキーの開閉、息づかいまで目に浮かぶ。伴奏楽器であるハープとの音像定位も心地よい。懐かしい同級生の演奏をキャンティクラシコのグラスを独り傾けながら聴くのは至高のひとときだ……と締めくくりたいところだが、実際には風呂上がりの格好で、ソファにあぐらをかいたり寝転んだりしながら聴いている。Sonos Arcが部屋のどこにいてもほぼ同じクオリティーの音質で楽しめるのをよいことに。この優秀なサウンドバーは試聴環境を最適にすべく、そうした筆者のリスニング位置をデータとしてとっくに把握しているのだろう。ピッツァ・マルゲリータをかじりながらであったり、これもクラシック演奏会では難しい「いよッ!」といった合いの手を入れたりして楽しんでいることまでは察知していないだろうが。

Sonos Arcと暮らし始めてはや5カ月。生演奏が聴ける日が再来したとき、もはやコンサートホールのシートに座っているのがつらくなるのでは、と少々心配になりつつある今日このごろである。

ところでSonosといえば、日本では2020年秋からヨドバシカメラ一部店舗で、全製品が体感できる特設スペースが展開されている。加えて、ヨドバシ・ドット・コムにもすでに特設ページが設けられている。この機会に、スピーカーのある生活をふたたび模索してみるのも一興だろう。

ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaのSonos販売・体験スペース(撮影:山田秀隆)

ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaのSonos販売・体験スペース(撮影:山田秀隆)

【Sonos 公式ウェブサイト】https://www.sonos.com/ja-jp/home

【ヨドバシカメラ店舗情報】

・ヨドバシカメラ マルチメディア Akiba

・ヨドバシカメラ マルチメディア梅田

・ヨドバシカメラ マルチメディア横浜

・ヨドバシカメラ マルチメディア吉祥寺

・ヨドバシカメラ 新宿西口本店(11月末オープン予定)

・ヨドバシカメラ マルチメディア京都(11月末オープン予定)

【ヨドバシカメラ ウェブショップ】https://www.yodobashi.com/

【Sonos専門ストア(Sonos販売ページ)】 https://www.yodobashi.com/store/220058/

※Sonos新拠点オープン記念特典:11月21日から毎週土曜日、3週間連続で、10月末からディズニープラスにて配信が開始された「マンダロリアン」シーズン2の特別ステッカー3種類(非売品)を、ご来店頂いたお客さま、およびSonosスピーカーをご購入頂いたお客さまに期間限定でお配りします。ステッカーは計3種類、週ごとに新しいステッカーを1種類ずつご用意しています。数量限定となりますので、先着順でのご案内となりますことをあらかじめご了承ください。

【Sonos Arcプレミアムエンターテインメントをプレミアムなサウンドで】

PROFILE

大矢アキオ Akio Lorenzo OYA

コラムニスト。音大でヴァイオリンを専攻、大学院で比較芸術学を修める。イタリア・シエナ在住。NHK『ラジオ深夜便』レポーター。訳書に『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、著書に『イタリア発シアワセの秘密−笑って!愛して!トスカーナの平日』(二玄社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など

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