キャンピングカーで行こう!

賢く使おう! レンタルキャンピングカー 車種増え料金もお手頃

衰えを知らないキャンピングカー人気。加えて、今年は冬を迎えてもなおアウトドアブームが続いています。その流れを受けてか、キャンプ場などでレンタルキャンピングカーを見かける機会も増えてきました。

コロナ禍で今年はシーズンオフなし? 

アウトドアブームの兆しは近年ありました。そこで起きたのが、新型コロナウイルスの感染拡大です。

「屋内よりも屋外のほうが感染リスクが低い」「不特定多数の人との接触をなるべく少なく」といった気持ちが働いていることが、人々を屋外へと押し出しているようです。

県境をまたいでの移動が自粛要請された時期こそ下火でしたが、それが解除されたと同時に、どこのキャンプ場も予約が取れない状態に。12月だというのに、その勢いが衰えることはありません。関東近郊でリバーアクティビティ(川下りなど)のレジャースポットを経営している知人も「例年ならとっくにシーズンオフに入っているはずなのに……」と言っています。

キャンプ場も事情は同じ。例年の12月なら、寒さもへっちゃらなベテランのテントキャンパーか、寒い中でも遊べるキャンピングカーユーザーがちらほら見受けられる程度ですが、今年はレンタルキャンピングカーの姿をよく見るようになりました。キャンピングカーなら少々気温が低くても大丈夫だと気づいた人たちがいるのでしょう。

レンタルキャンピングカーも増えているようです。

郊外の街道筋などでレンタルキャンピングカーの看板を目にする機会も増えました。レンタルキャンピングカーの情報サイト「レンタルキャンピングカーネット」が発行する『レンタルキャンピングカー白書2020』によれば、2020年の同サイト登録店舗数は332件で、これは2016年のほぼ3倍。これはサイト登録している店舗数ですから、実際にはもっとたくさんあると考えるべきでしょう。

キャブコンが中心、でもバラエティーは豊か

では具体的に、どんな車両がレンタルされているのでしょうか。

同サイトに登録されているレンタル車両の種別を見ると、実に8割近くがキャブコンであることがわかります。実際にレンタルを希望する人の話を聞くと「どうせ借りるなら大きいものを」とか「キャンピングカーらしいのに乗ってみたい」という声が聞かれます。そうしたニーズを受けての品ぞろえだということのようです。

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もちろん、バンコンや軽キャンピングカー、バスコンなどを用意している店舗もあります。数は少ないですが、最近は輸入車も増加傾向にあります。どこに、どんな車を持っている会社があるのか探す必要はありますし、希望する車種が自宅近くにないなど、多少の不便はあるかもしれません。それでも、色々な車種が選べるのはレンタルならではのメリットでしょう。

残念ながら、レンタルキャンピングカーネットでいまのところレンタルされていないのが、キャンピングトレーラーです。

なぜトレーラーのレンタルが少ないか、詳しく説明するのは別の機会にしますが、どうしても貸し出そうとするならば、ヘッド車とセットで貸し出すか、借りる側がヒッチメンバー(連結器具)を用意して、「950登録」するしかありません。けん引可能なトレーラー車両総重量を登録する方法で、車検証に記載された数値未満ならほとんどのトレーラーをけん引できます。

調理、トイレ、ペット……貸し出し条件に注意を

さて、いよいよレンタルキャンピングカーを利用してみようという時、気をつけなければならないことがいくつかあります。

不特定多数の方に貸し出しするというレンタルの性格上、匂いや汚れなどが付きそうな行為は嫌われます。「車内での調理」「トイレの使用」「ペット同伴」の3点は特に注意が必要です。

1.調理
キッチンがついていても、車内での調理禁止を条件とする車両は多いです。その場合も「調理全般NG」「コンロの使用はNGだが電子レンジはOK」など条件はさまざまです。ただ、飲食自体を禁止されているわけではないので、契約時にしっかり確認しましょう。もちろん、禁止されていなくても、車内で飲食した結果、食べ物や飲み物をこぼして汚した場合、別途清掃費用が発生する可能性はあります。

2.トイレ
そもそもトイレを装備しているレンタル車両自体が希少です。仮にトイレを装備している場合でも、使用するにはオプション料金(清掃料)が必要な場合があるので、チェックしておきましょう。ただ、冬季の利用、子どもや高齢者を同伴している場合には、オプション料金を払ってでも助かる装備だと私は思います。

3.ペット同伴
ペット同伴についても条件は各社さまざまです。こちらも調理と同様、同乗することを全般に禁止している場合もあれば、「ケージに入れて同乗するのはOK」あるいは「車内で自由にさせるのはNG」というケースもあります。ペット同伴を専門にレンタルしている会社もあるので、条件をよく確認したうえで検討してください。

店舗が増えてきたことで、車種も増え、価格もリーズナブルになってきています。中には長期利用プランなどのお得なセット料金も出現しています。購入するより気軽に使えるレンタルキャンピングカーは、欧米並みとまではいかなくても、今後さらに充実してくるでしょう。

まずはお試し? 購入しても年に数回しか使わないから? 利用の理由はどうあれ、キャンピングカーに近づく第一歩としてレンタルを活用してみてはいかがでしょう。

賢く使おう! レンタルキャンピングカー 車種増え料金もお手頃

PROFILE

渡部竜生

キャンピングカージャーナリスト。サラリーマンからフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、各地キャンピングカーショーでのセミナー講師、テレビ出演も多い。著書に『キャンピングカーって本当にいいもんだよ』(キクロス出版)がある。エンジンで輪っかが回るものなら2輪でも4輪でも大好き。飛行機マニアでもある。旅のお供は猫6匹と妻ひとり。

・YouTubeチャンネル「キャンピングカー坊主めくり」開設!
https://www.youtube.com/channel/UCZzeJtgZFLR0yJLkr052kug

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