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ジュネーブサロン(SIHH)2017、洗練の伝統美

  • 2017年1月30日
  • [1]カルティエ

  • [2]IWC

  • [3]ジャガー・ルクルト

  • [4]A.ランゲ&ゾーネ

  • [5]ピアジェ

  • [6]オーデマピゲ

  • [7]モンブラン

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 高級時計ブランドの新作が並ぶ国際展示会「ジュネーブサロン(SIHH)」が16日から20日までスイス・ジュネーブで開催された。価格的にも魅力あるレディースモデルが増加。メンズではスポーツモデルが進化したほか、ダイヤル(文字盤)の色もバラエティーが豊かになってきた。

レディースモデルが充実

 同展示会は今年で第27回となるが、新しい話題が少なくない。まず、これまでは招待客限定だったが、初めて一般客にも開放。最終日だけは70スイスフラン(約8千円)のチケットで入場できるようになった。

 出展ブランドも昨年の24から30と大幅に増加し過去最多。3月ごろに開催されるバーゼルワールドの常連だったジラール・ペルゴとユリス・ナルダンを迎えたほか、昨年新設の「カレ・デ・オルロジェ(時計の広場)」の参加ブランドが増加したことも理由だ。この「カレ」にはスイスでもとりわけユニークな個性派が集まっている。

 神戸の時計宝飾専門店カミネの上根亨社長は毎回来場してきたが、「今年は価格面でも確実に人気になりそうな新作ばかり。レディースが特に充実しています」と話す。「中国マーケットの停滞から、安定した市場として日本を重視したのではないでしょうか。メンズも含めて、腕にフィットする小ぶりなサイズや、洗練されたクラシカルなデザインが目立ちます」

進化して復刻

 この感想を象徴するのが、カルティエ=[1]の新作「パンテール ドゥ カルティエ」だ。1983年に誕生した傑作レディースが蘇(よみがえ)った。ブレスレットがよりしなやかになり、磨きもサテンからポリッシュに変更され、ジュエリーとしても楽しめる華やかな仕上がりに。40万円台からという価格も大きな魅力だ。

 IWC=[2]でも、トノー型になった「ダ・ヴィンチ」を再びクラシカルな丸型にリニューアル。レディースでは「オートマティック・ムーンフェイズ36」がアイコン・モデル。ムーンフェイズは月の満ち欠けを表示する伝統的な機構で、近年は搭載モデルが増加してきた。ジャガー・ルクルト=[3]も、よりエレガントになった丸型レディースの「ランデヴー」に搭載している。

 ドイツの名門A・ランゲ&ゾーネ=[4]では、ダイヤルのギョーシェ彫りが印象的な「リトル・ランゲ1・ムーンフェイズ」を発表。ケースが36・8ミリと、男女を問わない大きさだ。

 上根社長は「スマホなどデジタル全盛の時代だけに、ムーンフェイズのアナログで情緒的な機構が再認識されているのではないか」と分析する。

文字盤鮮やか

 ピアジェ=[5]は、薄型で知られる「ピアジェ アルティプラノ」誕生60周年を記念した限定コレクションをラインアップ。メンズ、レディースともに「カラーの芸術」と呼ぶ鮮やかなダイヤルが美しい。ピンクのほかに3色がある。

 オーデマピゲ=[6]では「ロイヤルオーク・パーペチュアルカレンダー」でオールセラミックの意欲作を開発。クロノグラフモデルにも多彩なダイヤルカラーが登場。ファンキーカラーと呼ばれる「ロイヤルオーク・オフショア・ダイバー」などが目を引いた。

 昨年にブランド創業110周年を迎えたモンブラン=[7]は、モダンな「タイムウォーカー」に本格クロノグラフを追加する一方で、ヴィンテージ感あふれる「1858」コレクションを発表。2007年に傘下にしたミネルバの伝統とスタイルを継承している。(ライター・笠木恵司)

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