銀座・由美ママ 男の粋は心意気

「憎めない人」とは一緒に仕事をしたくなる人のこと

  • 文 伊藤由美
  • 2017年4月6日

  

  • 銀座「クラブ由美」オーナーママ・伊藤由美

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 仕事の現場ではキレ者には見えないし、社内でも特に目立つほうでもない。それなのに周りや取引先からなぜか気に入られる人、ミスをしても誰かがフォローしてくれて大事に至らない不思議な人がいます。なぜか許されてしまう人。なぜか頼まれると忙しくても手を貸したくなる人。そうした「憎めない、愛されキャラの人」がみなさんの周りにもいらっしゃいませんか? また、憎めない人の周りには、なぜか人が集まってきていませんか?

 「クラブ由美」にも、そんな憎めない、愛されキャラのお客さまが大勢いらっしゃいますが、そのような方々にはいくつかの共通点があるように思います。ひとつは「一生懸命さ」です。たとえ不器用で要領が悪くても、とにかく無我夢中にやる。誰も見ていなくても手を抜かない。失敗してもめげない。そんな真っすぐさやひたむきさがあるからこそ、失敗しても手を差し伸べてあげたいと思うのですね。

 ふたつ目は「素直さ」です。本当に憎めない人は「僕って憎めないでしょ」と自分からアピールをしません。意識して愛されキャラを演じても、周囲はすぐにわかります。それは人懐こさや愛嬌(あいきょう)とは別のもの。人柄ではなく、小賢(こざか)しい処世術です。意識的におべっかを使おうなどと考えない素直さにこそ、好感が持てるのですから。

 三つ目は「謙虚さ」です。自分の損得ばかりを考えて行動する人に、人は心を許しません。自分のことより、まず人のこと。自分が得られたものは、周りの人たちのおかげで得られたもの。そう考えられる人を好きになるのです。

 そして最後の共通点、それは「人を憎まない」ということです。憎めない人は、憎まない人です。些細(ささい)なことで人を恨んだり、悪口や陰口を言ったり、羨(うらや)んで嫉妬したり……。そうしたネガティブ感情をまき散らしている人の味方になりたいと、誰が思うでしょうか。

 「自分から愛すれば、自分も愛される」「相手を嫌えば、相手からも嫌われる」などといいますが、それと同じです。ネガティブ感情をまき散らさない。そんな人柄だからこそ、周囲に好感を持たれるようになるのです。憎まなければ、憎まれない。これは人間関係の真理だと、私は思っています。

 憎めないのは、生まれつきの人柄ではありません。憎めない人には憎まれない理由、好かれる理由、人を引き寄せる理由があります。一生懸命で、素直で、決して自分本位にならず、人を憎まない。つまり、憎めない人とは気持ちよく仕事ができる人、一緒に仕事をしたくなる人のことなのです。あなたは憎めない人。それは、素敵な褒め言葉なのだと思います。

 次回は4月20日の配信を予定しています。

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