キャンピングカーで行こう!

私がキャンピングカーを買ったわけ(10)

  • 文 渡部竜生
  • 2017年6月28日

Hobby 545KMF。全長7m超のビッグサイズ。ヘッド車はパワフルなアメリカンSUVなので問題ないのだという

  • 広々とした室内。後部の2段ベッドはハルカさんとタクミくんが使う

  • ラウンジシート下に納められたリチウムイオンバッテリー。鉛バッテリーの約1/3と小型軽量なので、重量配分がシビアなトレーラーにもぴったりだ

  • 前部のコンパートメントに組み込まれたエアコンの室外機。運転音も静かで、快適生活の源だ(熱風が出るため、使用時にはコンパートメントの扉はあけておく)

  • 細谷さんファミリー。長女のハルカさんは「家族でスノーボードに行きたいので、中学ではあえて(冬休みも忙しい)運動系の部活は選ばなかった」というほどの仲良し家族!

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細谷伸弘さん(49)
妻・薫さん、長女・ハルカさん(13)、長男・タクミくん(10)
車種:Hobby社 545KMF

 キャンピングトレーラーを乗り継いで2台目、現在の愛車は2年前に購入したという細谷さん。なぜ、トレーラーなのか。買い替えの理由は? などお話を伺いました。

キッカケは東日本大震災

 元はテントキャンパーだったという細谷さん。「とはいえ、若いころからというわけじゃないんです」。

 6年前の東日本大震災の際、住んでいる地域で計画停電が実施された。当時、子供たちもまだ幼く、「暗いのは困る」ということで、ランタンを購入。「ランタンを買ったんなら、次はテントでしょ?」と、テントも購入。

 なぜそうなる? と言いたくなるほどの連想ゲームっぷりですが、当時の不安な空気を思い出すに、明るく乗り切ろうとしていた様子がうかがえます。

 その年の夏、さっそく子供たちを連れて、経験のある知人に連れて行ってもらってキャンプに。ところが初めてのキャンプは、設営中から大雨に。最悪のスタートとなりました。

 「キャンプなんてしたことなかったし、正直、気乗りしなかったんですよ。でも話がそっちへ転がって行っちゃって……。おまけに最初から雨! あーあ、と思ってたんですが、やってみたら面白かったんです」と、薫さん。子どもたちも大喜びだったようで、また行こうね!ということに。

 ところが……「それからも何回かテントキャンプに出掛けたんですけど……。なぜか我が家がキャンプに行くと、ほぼ100%、雨が降るんです」。トレーラーに乗り換えた今も、仲間と集まって雨が降ると「ほら、細谷さんがいるから」と言われるんだとか。

 「毎度毎度、雨の中でテントの撤収。帰ってきてからもしっかり干さなきゃならないし、だったらキャンピングカーのほうがいいなあ、と」

「引っ張ることしか、考えませんでした」

 夫、伸弘さんは仕事で、大型トレーラーを運転していました。ですので、キャンピングカーの購入を考えるときもトレーラー以外は頭になかったといいます。

 「最初は中古にしようかとも思ったんです。普段運転しているのが大型トレーラーなので、運転についての不安はありませんでしたが、なにしろトレーラーで寝泊まりするなんてやったこともないし……」

 そこで探していたものの、意外と中古車両が少なかったり、あっても価格が新車に比べてさほど安くなかったり。「だったらいっそ、新車にしてしまえ」と、購入したのが一台前の愛車、Hobby社の490KMFでした。

 この490KMFは、車幅2.3m、全長6.88m、車高は2.62mと堂々とした車格です。細谷さんのヘッド車はキャデラック・エスカレードなので、合わせると約12mにも!

 レイアウトは後部に常設の2段ベッド、前部に常設ダブルベッド。さらに4人掛けのダイネット(食卓からベッドに展開できる。2人就寝可能)にキッチン、バス・トイレを備えた、4人家族の細谷ファミリーにはピッタリのモデルでした。

 「ダイネットそのままでも、全員寝られるのが良かったです。相変わらず、出掛けると雨には降られるんですが、撤収も簡単だし(笑)」(薫さん)

 ただ、この490KMFというモデルは車幅2.3mと、Hobby社のトレーラーとしてはスリムなタイプ。奥様がキッチンに立っていると、前後の行き来の際に「ちょっとどいて」となるのが、不満だったとか。子どもたちも育ちざかりですし、「体格が大きくなることも見越して」、購入1年半後に現在の545KMFに乗り換えました。こちらも新車で、今から2年前のこと。

 「キャンピングカー人気はどんどん上がるし、トレーラーも人気上昇中。1年半と車歴が浅かったこともあって、結構いい条件で下取りしてもらえたので、思い切ってまた新車を買ったんです」

 新しい545KMFは、全幅2.5m、全長7.42m、車高2.62m。こちらも、後部に常設2段ベッド、前部に常設ダブルベッド。センターにはダイネットより豪華な、U字型のラウンジを備えたモデルです。室内幅も20cm広がって、すれ違いも楽にできるとか。

 545KMFを購入する際、ひとつ、こだわった点がありました。後付けで300Ahの大容量リチウムバッテリーを搭載したのです。

 「僕が暑がりなので、家庭用エアコンをオプションで取り付けたんです。それには相応の電力が必要なのですが、発電機は音も気になるので、思い切ってリチウムバッテリーを付けることにしました。昼間はたいてい遊びに行って不在にするので、夕方から朝までエアコンを使用しています。真夏でも余裕です。工夫しながら使えば2泊3日程度は持つので、子供たちの夏休み中など、快適に旅ができるのはありがたいですね」。

 一家そろってスノーボード好きの細谷家。キャンピングトレーラーは冬も大活躍。「ゲレンデのすぐわきに、ポカポカの我が家があるのは最高です」(伸弘さん)

■気に入っているところ

 とにかく広い室内。レイアウトに不満はなかったものの広さだけが問題でしたので。

 大容量リチウム電池! 高価でしたが、導入して本当によかったと思っています。電源付きのキャンプ場ばかりではないので、発電機の回せない深夜でも心置きなくエアコンが使えるのは快適です。

■不満なところ

 ほとんどありません。しいて言えば、家の駐車場に納めるのがちょっと大変なところ。これより大きいモデルも気にはなってるんですが、今の我が家ではこのサイズが限界。駐車場へのアプローチが狭いんです。連結したままでは調整しきれないので、途中でヘッド車から切り離し、あとはムーバー(リモコン)で微調整しながらなんとか納めています。

 駐車場の条件が変わらない限り、今の愛車とは長いお付き合いになりそうです。

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