銀座・由美ママ 男の粋は心意気

断られ上手は付き合い上手。それが“大人の粋人”

  • 文 伊藤由美
  • 2017年7月20日

  

  • 銀座「クラブ由美」オーナーママ・伊藤由美。8月1日は『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)に出演予定

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 営業で自社製品を売り込む、同僚や部下にヘルプを頼む、食事に誘う、友人を買い物に誘う、勇気を出して気になる相手をデートに誘う……。ビジネス、プライベートに関わらず、こうした「頼む」「誘う」といったシーンがあるでしょう。

 しかし、人には皆それぞれの都合や事情があります。「やはり予算が厳しくて……」「今夜は別の約束があって……」「その日は家の用事があって……」。当然ながら、すべてが「OK」とは限りません。どんなに優秀な“できる”営業マンでも、成約率10割という人はいないはずです。どんなに仲がいい親友でも都合が悪いときはあるでしょうし、どんなに素敵な人でも相手に断られたことがない人はいないでしょう。

 何かを断られたとき「引き受けてくれたっていいじゃないか」「ここまで頑張ったのに、冗談じゃない」「何だよ、それ」「もう二度と頼まない(誘わない)」と、不機嫌になってしまう人がいます。そうした心の中のネガティブ感情は、往々にして言葉や言い方、態度に表出してくるもの。相手も気持ちがいいはずはありません。そんなことをすれば、相手から「もうお付き合いはごめん」と思われてしまう恐れもあります。これでは人間関係にヒビが入ってしまいますよね。

 では断られたとき、どのように答えたら良いでしょうか。「今回は大変無理を申し上げてしまいました。いずれ改めて。引き続きよろしくお願い致します」「こちらこそ、忙しいときに無理を言って申し訳なかった」「それは残念。でもまた声をかけるから都合があったらよろしく」。そうすれば、相手も「今回は申し訳なかったけど、次の機会にはできるだけ応えるようにしよう」と思うはずです。相手との関係性が、次へとつながっていくでしょう。

 「断られた」という結果は同じでも「その後」が天と地ほども変わってくるのです。断られたらそこで終わりの人、断られても次につながる人、その違いは「断った人の心中を慮(おもんぱか)れるかどうか」にありますよね。相手も「気分を害されるかも……」という不安を抱えながら、仕方なく断っているのかもしれません。相手の思いも気遣って、相手本位の振る舞いができる。断られ上手は付き合い上手。それが“大人の粋人”なのだと思います。

 次回は8月10日の配信を予定しています。

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