銀座・由美ママ 男の粋は心意気

感情を乱さず、心静かにいることができる「粋人」

  • 文 伊藤由美
  • 2017年8月24日

  

  • 銀座「クラブ由美」オーナーママ・伊藤由美

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 渋滞で車が進まない。レジや券売機で前にいる人がスムーズに流れない。エレベーターがなかなか来ない……。実際には大した時間でもないのに、ついイライラしてしまう。そんな経験をお持ちではないでしょうか。

 ATMは5分、スーパーのレジは3分、赤信号は1分、エレベーターは1分。多くの人は、このくらいの時間を待たされるとイライラし始めるという結果(2013年 シチズン時計調べ)があります。

 待ち合わせやアポイントの時間が迫っているときなどに待たされるとイライラしがちですが、そうでないときでもついイラついてしまう。そこには「流れが滞る」という原因があるからですよね。例えば、それまで順調に進んでいたレジで、ポイントカードが見つからない人がいて流れが止まってしまう。そのつまずいてしまった感覚が、不快感やいらだちを生むように思えます。特に現代社会は、世の中の流れがスピーディーになっています。あらゆることに、より早く、よりスムーズにということが求められているのです。

 でも、その一方で、こういった状況でもおおらかに、心穏やかにしていられる人もいます。感情を乱さず、心静かにいることができる。そういう人を見ると「余裕のある人」「粋人」だと思います。多少待たされてもおおらかでいられる人は、目の前の状況を不可抗力として「そういうこともある」と受け止められる人。そして、不本意ながら流れを滞らせてしまっている人に対して「行動のスピードやテンポは人それぞれ」という気遣いができる人です。

 最近、書店でもイライラしない、感情的にならないといった「アンガーマネジメント」をテーマとした本をよく見かけます。「この程度のことでイラつく自分が……」という思いは現代人に共通するのかもしれません。皆「心の余裕」を持ちたいと思っているのですよね。

 だからこそ、多少待たされても「急がず、焦らず」とおおらかに構えてみる。ジリジリとしてきたら、自分に言い聞かせてみる。自分の心を上手にあやして笑顔になる。私自身も、そうした心の余裕を持ちたいと思っています。

 次回は9月7日の配信を予定しています。

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