口福のランチ

親しみやすくて、ホッとするベトナム料理「サンフラワー」(東京・五反田)

  • 文・写真 ライター 森野真代
  • 2017年10月25日

野菜たっぷりの汁かけ麺「ブン ティットヌン」

  • 澄んだスープがおいしい鶏肉入り「フォー・ガー」

  • 良質の牛肉を使った「フォー・ボー」

  • ホーチミンの街中にありそうなアットホームな店内

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 日本でもすっかりおなじみとなったフォーや生春巻きなど、野菜たっぷりでやさしい味わいのベトナム料理。今週の「口福のランチ」は、五反田駅から徒歩2、3分の路地裏の雑居ビル内にあって、ベトナム人シェフによる本場の味が楽しめる「サンフラワー」です。

 2003年のオープン以来、シェフもスタッフもみんなベトナム人で切り盛りしています。片言の日本語で丁寧にメニューを説明してくれるアットホームさもいい感じです。ランチメニューは、ほぼ全て、単品なら税込み980円、生春巻き、ミニチャーハン、ドリンク付きのセットなら税込み1080円とリーズナブル。平打ちの米粉麺のフォー、日本のそうめんに近いブン麺、ベトナム風豚の角煮や五目炒めとライスのセットなど、メニューは20種類以上と多彩です。人気のフォーは、鶏肉入りの「フォー・ガー」や牛肉入りの「フォー・ボー」のほか、海鮮や牛すじ煮込みなど、5種類から選べます。今回は「フォー・ガー」、「フォー・ボー」と野菜たっぷりの「ブン ティットヌン(ブン麺)」をセットで注文しました。

 「フォー・ガー」は澄んだスープと刺激的なニョクマムの香りが食欲をそそります。麺は少し硬めで私好み。柔らかい蒸し鶏、さっぱり味のスープ、独特の香りのパクチーとの組み合わせも王道でおいしい。「フォー・ボー」の牛のスープは少し甘みがあり、鶏のフォーよりはあって、どちらも捨てがたい味わいです。野菜をたっぷり食べたいならだんぜん「ブン ティットヌン」がお薦め。レタス、ニラ、大根とニンジンのナムルに、粗く擦りつぶしたピーナツが、麺が見えないくらいにたっぷりと盛られています。甘辛いたれの鳥の串焼きもトッピングされ、ニョクマムの効いたスープをかけて混ぜながら食べます。麺料理ですが、しっかりとボリュームもある一品です。

 テーブルには、レモングラス、唐辛子と乾燥エビの粉末を混ぜた独特のスパイスとチリソースが置かれているので、辛さや味の濃さを調節しながら自分好みに仕上げられることもだいご味のひとつ。調味料はすべてベトナムから直接仕入れ、自分たちがいつも食べているソウルフードを提供しているよう。“洗練”や“究極”といった強い主張があるわけではありませんが、おいしいベトナム料理が食べられる、何だか温かくて居心地のいいお店です。

<今回のお店のデータ>
サンフラワー
東京都品川区東五反田1-12-9 イルヴィアーレ五反田ビル3F
03-3443-2248

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PROFILE

森野真代(もりの・まよ)

写真

ライター&エディター。徳島県出身。外資系ジュエリーブランドのPRを10年以上経験した後にフリーエディターに。雑誌やWebを中心に、旅、食、ファッションなどをテーマに執筆中。無類の食べもの好きでもあり、おいしい店を探し当てる超(?)能力に恵まれている。「唎酒師(ききさけし)」の資格取得後は、自己研鑽も兼ねて各地の酒処の探索に余念がない。友人を招いての家飲みも頻繁に開催。

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