ノジュール

<第59回>豪華で快適! ここまで変わったフェリーの旅

  • 2018年5月11日

テレビで居室と寝室が区切られた「さんふらわあ ふらの」のスイート

初夏の気持ちいい風を感じながらの船上のひととき。昨今のクルーズ人気に見られるように、船旅が身近な存在になりつつあり、国内のフェリーにも同じような波が訪れています。ここ数年で、長距離路線を中心に新造船が急増。ぐっと豪華で快適になって、飾り気のない広間に見知らぬ人と一緒の雑魚寝の旅というイメージはすでに昔のものとなりました。

2017年に就航した北海道航路の「さんふらわあ ふらの」と、この5月15日にデビューを迎える鹿児島航路の「さんふらわあ さつま」を例にとってみましょう。まずは“プライバシー重視”の乗客ニーズに応えて個室が増え、なかでも専用バルコニーやバスタブ付きの「スイート」や「プレミアム」客室は、その豪華さを象徴する存在となっています。さらには、広くて清潔感のあるパウダールームや「プライベートシングル」(「さつま」)など、急増する女性のひとり旅に対応した設備も充実。ペットと泊まれる部屋やケージルーム、ドッグランなどが完備されるなど、ペットと一緒の旅をより楽しいものにしてくれるのも船旅ならではです。これら長距離路線の旅の疲れを忘れさせてくれる、ゆとりの旅の演出があちこちに見られるのが近年のトレンドと言えるでしょう。

バスタブを備えた「さんふらわあ ふらの」のスイート専用バスルーム

プライベート感ある「さんふらわあ さつま」のパウダールーム

また一方で、携帯電話の電波もキャッチできないのが当たり前だったのが船の上。しかし現在では、Wi-Fi環境を整備しているフェリーが多くなって、スマートフォンやタブレットPCで映画を視聴したり、旅の様子をSNSにアップするなどの楽しみ方もできるようになってきました。例えば、青森/大間と函館を結ぶ津軽海峡フェリーでは全船で無料Wi-Fiが完備され、中距離路線ながら退屈しないサービスが完備されています。なお、フェリー各社によってこれらのサービスは一部有料だったり、利用できる空間が限られていたりするなど内容に違いがあるので、事前に情報を確認しておいたほうが、より快適に楽しめます。

中距離路線の津軽海峡フェリー「ブルーハピネス」もプライベートドッグルームを完備

さらに豪華に、楽しみ方も多様になってきたフェリーの旅。夏休みに向けて、新たな旅のプランのひとつに考えてみてはどうでしょうか。

ノジュール5月号では、巻頭におとなのための「ひとり旅」を特集しています。栃木・足利で歴史と文化を感じ、竹久夢二の足跡と刀剣、焼物を求めて岡山へ、愛知・犬山では明治150年の歴史探訪の旅を……。そのほか、「すぐに使える」モデルコースの提案とともに、その日に思い立ったらすぐ行ける、日帰りならではの気ままな旅をバラエティー豊かに紹介しています。

■ノジュール:鉱物学の専門用語で硬くて丸い石球(団塊)のこと。球の中心にアンモナイトや三葉虫の化石などの“宝物”が入っていることがある。

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