&(and) MUSIC

エイミー・ワインハウス、コーネリアス……熱帯夜をクールダウンさせる大人のプレイリスト

  • THE ONE I LOVE
  • 2018年7月6日

  

今週の「THE ONE I LOVE」は、&編集部が洋邦・ジャンルを問わずちょっとビターで、夏の夜更けに合う名曲たちをご紹介。読書のお供に、酒のさかなに、ドライブ中に。リラックスタイムにピッタリな楽曲を、Spotifyで随時プレイリスト化していく。そしてレコードジャケット風の写真も、一緒に楽しんでもらいたい。毎日に、もっと愛と音楽を!

 

■Amy Winehouse「Tears Dry On Their Own」

一曲目はエイミーの大ヒット作から。彼女の没後もこの曲がずっと琴線にふれ続ける。「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ(Ain't No Mountain High Enough)」を下敷きにしていることや、エイミーの声はもちろんなのだが、下手するといなたくなりがちなはずのバックのブラスバンド要素の温かみがその理由のひとつかもしれない。全ての要素がマッチした奇跡の曲。

 

■The Spinners「I'll Be Around」

多くのアーティストからカバーされ続けているスピナーズの大名曲。キャロル・キングの「君は友達(You've Got A Friend)」とは違って、終わってしまった愛に「君が求めてくれるならそばにいるよ」という情けなさこそ、ソウルのグッとくる部分なのだ。

 

■Johnny Osbourne「We Need Love」

前述したスピナーズ「アイル・ビー・アラウンド」を下敷きに裏打ちのリズムと全く違うメロディーを乗せた異種カバーと言える一曲(曲名も違う)。この辺りの時代はソウルの名曲をレゲエカバーすることがよくあったようだが、オルガンを中心としたサウンドと、心地よい爽やかなコーラスが秀逸なトラック。

 

■Mabuta「Bamako Love Song」

南アフリカのダブルベース奏者、シェーン・クーパーのプロジェクト、マブタ(日本語の響きから命名したそう)。この曲は昨今話題のUKのサックス奏者、シャバカ・ハッチングスも参加した、まさにグラスパー以降のDJ文化も通過した最新型のスピリチュアルなアフロジャズでありながら、オリエンタルな空気も漂うラブソング(曲名のバマコはマリ共和国の首都のこと)。

 

■Connan Mockasin「I'm The Man, That Will Find You」

ニュージーランドのソフトサイケなアーティスト、コナン・モカシンのダークだが実はストレートな歌詞のラブソング。かなり作りこまれた特徴的なギターの音色と、ささやくように憂いを帯びた表情を見せるコーラスパートに、聴いている側も思わず気だるさを感じてしまうが、クセになる一曲。

 

■Mocky「Sweet Things - Japanese Edition Bonus Track」

ファイストやジェーン・バーキン、チリー・ゴンザレスのプロデュースでも知られるLAに拠点を置くプロデューサー、モッキー。来日公演では日本のceroとも共演した彼の口笛とフルートが叙情を感じさせるスイートな一曲。ちなみに、邦題に「amaimono(甘いもの)」なるタイトルもついた同曲の別バージョンも存在する。

 

■Inner Life「Make It Last Forever」

インナー・ライフは圧倒的な歌唱力の歌姫、ジョセリン・ブラウンも参加していたフィリーのディスコグループ(フィリー:米国北東部の都市・フィラデルフィアの略称)。ゆったりとしたこのド定番ガラージ・クラシックは、アフターアワーズのダンスフロアをイメージして疲れた1日をねぎらいながら聴きたい。タイトルのようにまさに「永遠に残したい」名曲。

 

■Janis Joplin「Maybe」

イントロから心をガッチリつかまれる6/8拍子のリズムと歌をなぞるハモンド(オルガン)と分厚いホーンズ。ジャニスが全力で向き合ったバンド、コズミック・ブルース・バンドとの一曲。圧倒的すぎる歌声は心に染みる本物のブルース。実はオリジナルは1958年にシャンテルズというドゥーワップグループが歌っているので聴き比べも◯。

 

■Cornelius「If You're Here - Recorded at Spotify Studios NYC」

Spotify限定でオリジナルとカバーの2曲を録音して配信する「Spotify Singles」初の日本人アーティストはコーネリアス。オリジナルは、ディアンジェロの「アンタイトルド」的な独特のリズムと譜割りに日本語詞を乗せて皆を驚かせた昨年の新曲、「あなたがいるなら」を。なお、カバーしているのはジョン・メイヤーやムラ・マサを始めとする著名アーティストたちがこぞって挑んでいるドレイク(!)の美しすぎる名曲「パッションフルーツ」。

 

■Nina Simone「Will I Find My Love Today - Live at Carnegie Hall」

今から55年前の1963年5月、カーネギー・ホールで行われたニーナ・シモンのライブから。ロマンチックな歌詞と、歌により添う伴奏として全く無駄のない完璧なピアノ、シンプルながらとても深い歌声に心が浄化される素晴らしい録音。

 

(企画制作・たしざん、筑田大介)

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