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James Brown、ミシェル・ンデゲオチェロらの名曲カバーにも注目 大人のプレイリスト10選

  • THE ONE I LOVE
  • 2018年7月13日

  

今週の「THE ONE I LOVE」は、&マガジン編集部が洋邦・ジャンル問わずちょっとビターで、夜更けに合う名曲をチョイス。読書のお供、酒のさかな、ドライブ中……。リラックスタイムにピッタリな楽曲を、Spotifyで随時プレイリスト化していく。レコードジャケット風の写真も、ぜひ一緒に楽しんでもらいたい。毎日に、もっと愛と音楽を!

 

■James Brown「Sunny」

JB御大によるボビー・ヘブ「サニー」の2バージョン存在するカバーのうち、最近だとBJ・ザ・シカゴ・キッドもサンプリングしている息の合ったデュエット。こちらはしっとり歌うというよりはジャズコンボをバックに、ハネたリズムのピアノに合わせて軽やかに高揚していくJB節が心地よい。

 

■Max Roach「Lonesome Lover」

歌うようにプレイすると評されるジャズドラマー、マックス・ローチの1962年録音。共演後に妻となるアビー・リンカーンを中心とした太いコーラスのワルさがまた格好よい、夜遅くに聴くのにぴったりな歌モノ。グレゴリー・ポーターのカバーも良いので、そちらもぜひ。

 

■Michael Henderson「Let Love Enter」

マイルスやスティービーとも共演し、数々のサンプリング元としても知られるモータウンで最も重要なベーシスト/ボーカリストの一人、マイケル・へンダーソン。きちんと歌のスキマを意識したアレンジで、この季節にはちょうど良い熱さが感じられるブラジリアン・フュージョン。

 

■30/70「Steady Hazin’」

オーストラリアのバンドとしてハイエイタス・カイヨーテに続くとされる、ホーン隊を含むと最大11人の大所帯にもなるサーティ・セブンティ。現行のオーガニック・ソウルやR&Bの要素も取り込みつつ、バンドらしい独特のキメや「打ち込みっぽい生」のアンサンブル、ハスキーさのあるボーカルもまたグッとくる。野外で来日希望。

 

■Leon Ware「Learning How To Love You」

当初は自分のソロ曲だったはずが、マーヴィン・ゲイが聴きほれたため、提供することになった逸話を持つ「I Want You」。この曲はその見返りとしてモータウンから発売権を得たという、まさに「"裏"I Want You」というべきチューン。カッティングの刻み方、ストリングスのエロさ、リオンの憂いの歌唱も名曲「I Want You」と地続きでバッチリの哀愁を帯びている。

 

■Adriana Evans「All For Love」

エイドリアナ・エバンズ楽曲のなかでも最高峰に位置するボッサ風味のR&B作品。夫のプロデュースのもと、彼女のソプラノボイスが「すべては愛のために」を歌う。このビートパターンはカーティス・メイフィールドの「トリッピング・アウト」のリズムを踏襲しているようで、美メロとプロダクションのバランスの良さに心をつかまれる。

 

■Sandy Barber「I Think I'll Do Some Stepping(On My Own)- John Morales Vocal Mix」

サンディー・バーバーはニューヨークで1970年代後半のディスコ時代から活躍するシンガー。このバージョンはエモーショナルな歌唱のクラシックを、骨太なビートでリミックスのレジェンド、ジョン・モラレスが再構築したもの。ハウス方面からも大絶賛で、大人たちがいや応なしに泣きながら踊れる一曲。

 

■El Michels Affair「Tearz(45 Mix)」

エル・ミシェルズ・アフェアーは、ウータン・クラン「C.R.E.A.M.」のカバーで注目を集め、その後実際にメンバーとも共演しているNYはブルックリンのすご腕ファンク・バンド。この曲もウータンのカバー(さらにその元ネタはウェンディー・レーン)で、よりメロウになったコーラスパートとブレイクパートの緩急で、これまた極上のアレンジに仕上がっている。

 

■Meshell Ndegeocello「Waterfalls」

TLCの特大ヒット曲を、3月にリリースされた新譜カバーアルバムからベーシスト/SSWのミシェル・ンデゲオチェロがアコースティックでソウルフルにカバー。意外なこの選曲だが、こういうアプローチがあったのか!と思わず驚くアレンジ。湿っぽい雨の日に部屋にこもってしっとりとひとりで聴きたい曲。

 

■青緯「接吻」

予期せずカバー曲が多数となった今回のラストもまたオリジナル・ラブの大名曲のカバー。畠山美由紀にスモーキーな成分を足したような関西のシンガー・青緯(あおい)のささやくような独特の声と、ジャズファンクユニット・ドモトーズの歌声を立たせるシンプルで練られたアレンジで聞けば一瞬で甘く切ないモードになれる。

 

(企画制作・たしざん、筑田大介)

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