国際大会で初優勝をかざった車いすバスケ代表、世界選手権でベスト4以上を目指す!![PR]

  • 2018年7月26日

  

残り約2年。2020年8月25日から9月6日まで、東京で開催される予定の第16回夏季パラリンピックまで、残された期間だ。

東京大会でのメダル獲得を目指す車いすバスケットボール日本代表は、8月17日からドイツで行われる世界選手権に出場する。そのためのメンバーが7月24日に発表され、そのまま国内強化合宿をスタートさせた。

メンバー発表の記者会見に合わせて、日本代表を支援するサントリーグループの活動も公開された。一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟(JWBF)とオフィシャルパートナー契約を結ぶサントリーグループでは、これまでに、ボランティア活動などを通じて、日本代表選手の競技活動や大会運営をサポートしてきた。今回、より車いすバスケという競技を身近に感じられるよう、売上金の一部がJWBFに寄付される仕組みの自動販売機が導入される。

売り上げの一部が日本車いすバスケットボール連盟に寄付される仕組みの自販機を発表するサントリーホールディングスの福本ともみ・執行役員(後列右)と日本代表キャプテンの豊島英(前列右)ら

車いすバスケは、出場選手全員が車いすに乗ってプレーする。障害の重さによって各選手の持ち点が定められており、コート上の選手の持ち点合計が14.0以内になるようメンバー編成をしなければならない。コートの広さやゴールの高さ、ボールの大きさは通常のバスケと同じ。試合時間は10分×4クオーター制となっている。

日本代表は16年のパラリンピック・リオ大会では9位だった。20年の東京大会に向けて、攻守の切り替えをより素早く行う「トランジションバスケ」を導入してチーム力の向上を図っている。

すでに成果は現れており、今年6月に開催された「三菱電機ワールドチャレンジカップ2018」では、リオ大会6位のオーストラリアをはじめ、8位ドイツ、11位カナダの3チームに全勝。決勝でも再びオーストラリアに勝ち、国際大会で初優勝を果たした。この勢いに乗って世界選手権に挑む。

コート上の選手の持ち点の合計を14.0以内に収めることが車椅子バスケのルール

及川晋平ヘッドコーチはいまの日本代表の状態について次のように話す。

「リオ大会を終えた日本は、20年の東京大会までちょうど半分の年月を過ごしました。リオ大会後はいったん、チームをスクラップ(解体)して、それを再生してきました。6月の国際大会で優勝したことは大きな自信になりましたし、トランジションバスケという方向性は間違っていないと感じています。東京大会でメダルを獲得するためには、世界選手権でのベスト4以上を狙う必要があります」

その目標を達成すべく今回、選出されたのは、長く日本代表を支えている藤本怜央(宮城MAX・持ち点:4.5)をはじめ、香西宏昭(NO EXCUSE・持ち点:3.5点)、キャプテンの豊島英(宮城MAX・持ち点:2.0点)ら。また、若手フォワードとして期待のかかる鳥海連志(パラ神奈川SC・持ち点:2.5点)、ポイントガード古澤拓也(パラ神奈川SC・持ち点:3.0)といった次世代を担う選手もメンバー入りした。

チーム戦術の軸は「素早い攻守の切り替え」

現在22歳の古澤は、トランジションバスケにより磨きをかける大会にしたいと意気込みつつ、「現在のチームにはベテランも多くいるが、上下関係をコートの中で感じさせないような存在になりたい」と力強く語る。そのためには、強みである3点シュートとドリブルが、世界の強豪相手にどこまで通用するかがポイントとなりそうだ。古澤本人も、「強度の高い試合が何試合も続くので、継続的にしっかりゲームコントロールできるか」と課題を認識している。

「上下関係をコートの中で感じさせない存在になりたい」と語る古澤拓也

キャプテンの豊島は「どのメンバーが出ても、そのメンバーの強みを周囲が理解できるようになってきた。チームの目指す方向性は合っているので、いまの代表には、ミスなく精度を高めることが求められている。オフェンスもディフェンスも個々で戦うのではなく、このままチーム全体で戦いたい」と語った。

豊島英は「世代間の融合ができている」と話す

トレーニング中、チームメートに声をかける豊島英(写真左から2人目)。ベテランと若手の組み合わせでドイツに乗り込む

「いい意味でチームを壊すことができた」とこの2年をふり返る香西宏昭(写真左)

「調子がすこぶるいい」と語る藤本怜央(写真左)は、直近のイギリス遠征で、「日本は分析されていた」と感じたよう

車いすバスケ日本代表は、ドイツ・ハンブルクで開かれる世界選手権のグループリーグで、トルコ・ブラジル・イタリアと対戦する。リーグ突破、そして目標のベスト4進出を期待したい。

 

サントリーホールディングス株式会社

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