口福のランチ

石窯で焼くナポリピザ 職人の手仕事も楽しめる「PIZZAジャルディーノSAVOY」(東京・目黒)

  • 文・写真 ライター 森野真代
  • 2018年8月24日

王道の「マルゲリータ」はもちもち感が絶妙

地域ごとの口福のランチ紹介「目黒編」の3軒目は、目黒駅から徒歩で10分弱、前回紹介した「川せみ」のすぐ近くにある「PIZZAジャルディーノSAVOY」。名店「SAVOY」ののれん分けとして2014年に目黒に誕生した石窯で焼く本格ナポリピザの店だ。

ランチタイムは、定番の「マルゲリータ」と、トマトソースとニンニクの「マリナーラ」がサラダ付きで1000円。曜日替わりのピッツァはサラダ付き1200円で食べられる。今回は、マルゲリータに加え、辛口のサラミとチーズがトッピングされた「ディアボロ」を注文。カウンター席からは、目の前のピッツァイオーロ(ピザ職人)の手仕事も楽しめた。

たっぷりのモッツァレラチーズを手でちぎってのせる

注文を受けて、まずは生地を伸ばし始める。適度に弾力のある生地はあっという間にきれいな円形になる。その上にトマトソースを広げ、イタリア産のモッツァレラチーズを手でちぎってのせ、バジルを散らす。塩を少々とたっぷりのオリーブオイルをかけたら、ピザピールにのせて窯の中へ。ときどき回しながら角度を変え、最後に火に近づけたら完成だ。焼き時間は1分程度。サクサクに焼かれたピザは、スタッフによってすぐに切れ目を入れられ、テーブルに運ばれてくる。

縁にはうっすらとした焦げ目、トマトソースの上のチーズがよい具合にとろりと溶け、抜群においしそうだ。生地の適度なもちもち感と弾力、風味と塩加減もよい。辛口サラミのスパイシーさが利いたディアボロは、まずはそのままで。最後の2切れはピカンテオイルを付けて、味のバリエーションを楽しみながら、あっという間にたいらげた。

サラミのスパイシーな味がクセになりそうな「ディアボロ」

店長兼ピッツァイオーロの谷祐太さんは、SAVOYで修業した後にイタリアへ。現地で評判の店を食べ歩きながら勉強したそう。現在もSAVOYで学んだ味を忠実に再現しながら、マルゲリータとマリナーラの2種類に限定する本家とは異なり、ディアボロやアンチョビの風味を利かせた「ロマーナ」、生ハムに半熟卵をのせた「ビスマルク」など8種類のピザを提供する。

仕込みは毎日ランチとディナーの間のアイドルタイムに行う。1日寝かせてベストな状態に発酵させた生地を使う。毎回同じ作業のように見える生地の伸ばしも、具材によってわずかに厚さを変え、焼き時間も調整する。単純な作業に見えて、その微妙な目利きがピザの味わいに影響するのだ。

客層は、近隣の会社員はもちろん、子どもから年配の方までさまざま。「気軽においしいピッツァを楽しんでもらうのが自分の願い」と谷さんは言う。最近デリバリーも始めたそうで、店の前に配達用のバイクが止まっていた。社内でのランチ用など、いろいろと活用範囲は広そうだ。ただ、店内で焼きたてを食べるのがベストなのは言うまでもなく、まずは足を運んで、ぜひ焼きたてを。

店の前にはデリバリー用の新しいバイクが止まっていた

<今回のお店のデータ>
PIZZAジャルディーノ SAVOY
東京都目黒区下目黒2-2-16
03-5719-2100
http://pizzagiardino.com/

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PROFILE

森野真代(もりの・まよ)

写真

ライター&エディター。徳島県出身。外資系ジュエリーブランドのPRを10年以上経験した後にフリーエディターに。雑誌やWebを中心に、旅、食、ファッションなどをテーマに執筆中。無類の食べもの好きでもあり、おいしい店を探し当てる超(?)能力に恵まれている。「唎酒師(ききさけし)」の資格取得後は、自己研鑽も兼ねて各地の酒処の探索に余念がない。友人を招いての家飲みも頻繁に開催。

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