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どこでも最高の1杯を! ビール缶ごと収納できるスノーピークの保冷機能付きボトル

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  • 2018年12月3日

  

この数年、アウトドアウェアを街中で着こなす男性が増えている。カジュアルでちょっとオシャレで着心地もいい。本コラムでは、ファッション性と機能性を兼ね備えたアウトドアブランドが展開する「これさえ持っていれば間違いない」というマストバイなウェア、グッズを紹介します。

システムボトル

「山奥で1本だけ、おいしいビールを飲みたい」がスタート

ちょっとした節約はもちろん、エコロジーの観点から水筒を持ち歩く人が増えているようだ。人気を集めているのは、内容物を取り囲むステンレスの外壁内部を真空に保つことで熱伝導を防ぐ「真空ボトル」と呼ばれるもの。国内外のメーカーが数多くの商品を発売しているが、とりわけビール好きからの支持を集めているのが、スノーピークの「システムボトル」だ。

非常に実用的であることから、社長である山井太(とおる)氏を筆頭に、社員保有率が非常に高く、会議ともなればテーブル上にズラリと並ぶことが少なくないという「システムボトル」。その一番の特徴は缶入り飲料を丸ごと収納できてしまうことだ。

缶入り飲料の容量を意識して350ccと500ccの2種類がラインアップされている。「Kanpai Bottle(乾杯ボトル)」という英語名にも納得

一般的に、普通の水筒は炭酸飲料に適さない。炭酸ガスによって容器内の内圧が高まり、内容物が漏れ出したり、フタが開かなくなったりすることがあるからだ。もちろん気密性の高い「グロウラー」など、ビールを注ぎ入れて持ち運ぶことができる耐圧容器も市販されてはいる。しかし汎用(はんよう)性やサイズなどを考えると、まだまだ購入のハードルは高いと言わざるをえないだろう。

この内圧問題を「缶入り飲料を丸ごと」収納することで解決したのが、スノーピークのシステムボトルだ。商品開発を担当したスノーピークの林良治さん(同社執行役員 商品本部長)は次のように語る。

「今から10年前、すでに真空ボトルは世の中に出回っていましたが、ビールに関しては大きなクーラーBOXに保冷剤と一緒に入れて持ち歩くのが一般的でした。私は当時から渓流釣りや沢登りが趣味だったのですが、山奥でキンキンに冷えたビールを飲むのが好きだったんです。ただ、たくさんのビールが入ったクーラーBOXは荷物になるし、そもそも山中で飲みすぎてしまうと帰ってこられなくなる危険性もある(笑)。だったらおいしいビールを最高の状態で1本だけ飲もうと考えて作ったのが、このボトルなんです」(林さん)

3種のキャップを付け替えることで機能が変わる

キャップに保冷剤が内蔵されているため、氷を入れる必要はない

システムボトルはビールや炭酸飲料が収納できるだけでなく、キャップを付け替えることで、様々な温度の飲み物に対応する一般的な保温ボトルとしても使用できる。注目してほしいのが、冷凍式保冷剤を内蔵した「クーラーキャップ」だ。

「日の出に出発し、日が暮れるまでに戻ってくる1日の行動時間を12時間と想定し、休憩する6時間経過後まで飲料をしっかりと冷えた状態に保つことを考えて設計しました。企画の初期段階では、保温用キャップと飲み口となるキャップの2種は別売りのキャップとして考えていましたが、社長の一声でボトルと3種類のキャップをセットにする新システムを採用。そのため、『システムボトル』と名付けることになりました」(林さん)

クーラーキャップ、保温キャップ、タンブラーキャップの3種が付属。保冷容器として非常に高性能であるため、しっかりと冷やしておけば6時間経過後もビールの適温は保たれる(※ペールエールの適温は12度前後だと言われている)

「缶を収納する」というテーマが生み出したメリットとデメリット

キャップを外せば、ビールが持つホップやモルトの香りを存分に楽しめる広口タンブラーに。収納していたビールは缶のままではなく、しっかりと注いでからたのしんでほしい

本体に飲料缶が丸ごと収納できるデザインは、通常の真空ボトルと比べて非常に大きな口径を生み出した。この形状は、ボトルの中まで丁寧に洗浄することができるなど様々な長所を持つ一方、温度を長時間保つことが難しいという欠点も抱えていた。しかし林さんは、あくまで大口径にこだわった。

「やはり缶を丸ごと収納することこそが、このボトルの『命』。となれば、とことんまで保温・断熱機能を高めなければいけない。そこで保温の決め手となる断熱層には世界トップレベルの真空度を実現する技術を採用しました。現在では、ほとんどのステンレス保温容器が海外製ですが、システムボトルは国内生産。ステンレスの地肌の質感を生かした美しい仕上がりも日本の職人の高い技術があってこそです」(林さん)

スポーツや仕事の後のビールは格別だ。しかし山中はもちろん、街中のコンビニであっても、お気に入りのビールを買うことができるとは限らない。しかし前もって購入しておいた珠玉の1本を、このシステムボトルに収納していけば、どんな場所でも最高の1杯をたのしむことができる。ときには昼食時にこっそり1杯なんて使い方もアリだろう。

2018年秋から30%以上の大幅な軽量化を達成し、さらに強度の向上が図られたという「システムボトル」。バッグにそっと忍ばせておきたい「マスト」なギアだ。

Snow Peak(スノーピーク)公式サイト
https://www.snowpeak.co.jp/

システムボトル500 ¥7,800 (税別)
https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja/p/124239

取材・文 吉田大
撮影 今井裕治

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