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スティーブ・ウィンウッド、アンダーソン・パーク……ちょっとビターな10の物語を楽しむ大人のプレイリスト

  • 2018年12月14日

  

今週の「THE ONE I LOVE」は、&M編集部が洋邦・ジャンルを問わずちょっとビターな名曲をご紹介。読書のお供に、酒のさかなに、ドライブに、リラックスタイムにピッタリな楽曲をSpotifyで随時プレイリスト化していく。レコードジャケット風の写真も、一緒に楽しんでもらいたい。毎日に、もっと愛と音楽を!

■Nuyorican Soul feat. George Benson 「You Can Do It (Baby)」

Nuyorican Soulはルイ・ヴェガ&ケニー・ドープによるNYの音職人ユニット、MASTERS AT WORKの別名義。NYに生きるプエルトリカンとして、ルーツへのリスペクトと現在進行形のアイデンティティーを示した1997年の歴史的大作より、御大のスキャットとギターが映えるフュージョン・ビーツ。


■Saint Etienne「Only Love Can Break Your Heart」

ニール・ヤングの名曲をガーリー&おセンチな世界観でカバー(というよりは再構築した)バレアリック・クラシック。バレアリックとは、現在はEDM天国として知られるスペイン・イビザ島を中心に80年代末より巻き起こったダンス・ミュージック・ムーブメントのこと。


■Steve Winwood「Back In The High Life Again」

ポール・ウェラーが“モッド・ファーザー”なら、“モッド・グランパ”とたたえるべきはウィンウッド。ナイル・ロジャースやチャカ・カーンなど豪華ゲスト陣を迎えシングル・ヒットを連発した86年作4thソロのタイトル・トラックは、洗練された都会的ブリティッシュ・トラッド。


■The Chieftains feat. Bon Iver「Down In The Willow Garden」

アイリッシュ・トラッドの代名詞・The Chieftainsが、結成50周年を記念した『Voice of Ages』(2012年)で気鋭の若手とコラボ。ボン・イヴェールを迎えたこの曲でも、はかなく繊細な歌声をブランケットのように優しく包み込み、聴く者の郷愁を誘う。


■Four Tet「Hilarious Movie Of The 90s」

鬼才キエラン・ヘブデンのFour Tet名義でのデビュー作『Pause』(01年)より。ノスタルジックなオルゴールの音色、縦横無尽にトラックを駆け回る上モノと緻密(ちみつ)なビートが織りなす至福の音世界は、ヘッドホンでじっくりと味わって。


■Mint Condition「Whoaa」

80~90sのボーイズ・グループ全盛期から一貫したバンド・スタイルで活動を続ける彼ら。自身のレーベルからリリースし、インディ・チャート1位を獲得した『Livin' The Luxury Brown』(05年)より、ゆるゆるまったり聴きたいリラクシン・グルーブ。


■Anderson .Paak feat. Kendrick Lamar「Tints」

おなじみDr.DreをはじめQ-Tipやスヌープらが参加した待望の新作『Oxnard』も絶好調のラッパー&シンガー(&ドラマー)、アンダーソン・パーク。ケンドリック・ラマーを迎えた先行シングルは、解放感に満ちたダンス・チューンで、寒さに縮んだカラダも動きだす。


■Teena Marie「Square Biz」

The Fugeesをはじめ今もサンプリングに多用されるアイヴォリー・クイーン・オブ・ソウル(白い肌のソウルの女王)、ティーナ・マリー。81年にモータウンからリリースした名トラックは、ファンキーにスイングするベースラインと後半のラップが気分をアゲてくれる。


■Neneh Cherry「Fallen Leaves」

ティーナに負けず劣らず“強い女”を体現し、10代からUKアンダーグラウンドの最先端で活動してきたネナ・チェリー。前作同様Four Tetをプロデューサーに迎えた最新作『Broken Politics』の冒頭を飾る、風通しのいいアコースティック・エレクトロニカを。


■The Pogues feat. Kirsty MacColl 「Fairytale of New York」

ブロードウェーで夢破れた男と女が若き日に思いをはせ、現実を嘆き、互いを罵倒し合うクリスマスの夜。アイリッシュ・パンクの元祖The Poguesらしい、やさぐれた男女の掛け合いとぬくもりあるメロディーとのコントラストが絶妙な、愛すべき1曲。



(企画制作・たしざん、河野有紀)


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