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動けば涼しく止まると暖かいノースフェイスの中綿ジャケット 自転車通勤にもオススメ

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  • 2019年1月9日

  

この数年、アウトドアウェアを街中で着こなす男性が増えている。カジュアルでちょっとオシャレで着心地もいい。本コラムでは、ファッション性と機能性を兼ね備えたアウトドアブランドが展開する「これさえ持っていれば間違いない」というマストバイなウェア、グッズを紹介していく。

ベントリックスフーディ

保温性と通気性を兼ね備えた中綿ジャケット

効率的なレイヤリング(=重ね着)は、最小限のウェアで最適な暖かさを生み出してくれる。そして真冬のレイヤリングにおいて、最重要アイテムと言えるのが、シャツの上、アウターの下に着る「中間着」だ。

かつて中間着といえば、ウールのセーターやコットン素材のスウェットなどが一般的だった。しかし1980年代以降は、化繊中綿やフリースといった高機能素材を使ったウェアが定番となっていく。

化繊ウェアの登場は、アウトドアシーンを大きく変化させた。しかし軽さと暖かさを選ぶなら化繊綿、通気性を重視するならフリース……同じ日であっても、ある瞬間は暖かさを、別の瞬間には通気性を必要とすることもあるため、ユーザーは常に二者択一を迫られてきた。

こうした状況に対応すべく、ザ・ノース・フェイスは、保温性と通気性を兼ね備えた、全く新しい中綿ジャケットを開発した。それが「ベントリックスフーディ」だ。

袖を通してみると防寒性も十分。中間着カテゴリのアイテムだが、デイリーユースならばアウターとしても活躍してくれそうだ

「可能な限り着用し続けられるウェア」をコンセプトに誕生した「ベントリックスフーディ」は、低気温下で動いたり止まったりするスポーツで強みを発揮する。冬山を登った後に斜面を滑り降りるバックカントリースキーなどは、その典型と言えるだろう。

これまでバックカントリースキーを楽しむ人々は、汗をかく登山時には防寒用ウェアを脱ぎ、滑走前に再度身に着けるという面倒な作業を強いられてきた。しかしベントリックスフーディは、こうした状況を一変させた。動いているときには涼しく、止まっているときには暖かいため、山に登り始める瞬間から滑走を終えるまで、着たままで快適に過ごすことができるからだ。

防寒ジャケットとしては“異常”とも言える通気性の高さ

白の部分が「VENTRIX™」。シート状の化繊中綿には特殊な形状のスリットが入っている(画像はGoldwin公式サイトより)

ベントリックスフーディの特徴は、防寒ジャケットとしては“異常”とも言える通気性の高さにある。中綿に使用されているポリエステル化繊綿「VENTRIX™」に入っている特殊な形状のスリット活動時に発生する熱と湿気を排出してくれるのだ。しかも、このスリットが通気性を発揮するのは体が動いているときだけ。止まっているときには、閉じて暖かさを保ってくれるというからすごい。

「ゴアテックスのジャケットなどにはわきの下にベンチレーション(=通気)用のジッパーがついていますが、このジャケットは全身でベンチレーションするんです。以前は汗をかきやすい場所にスリットを入れていたのですが、2018年からは、ジャケット開発時にモーションキャプチャーを使い、人間の体のどこが動いているかを計測した上で、スリットの場所を決定しています。これまで以上に、動くことで通気性が増す仕様にしたんです」(ザ・ノース・フェイス事業部アパレルグループマネージャー 大坪岳人さん)

スリット入り化繊綿をアシストする裏地には、無数の通気口

ベントリックスフーディの裏地部分。背中、すそ、身ごろ部分、ジッパー付きポケットの内側などに通気口があいている

「VENTRIX™」を包み込むナイロンの生地にも通気性への配慮が詰め込まれている。表地には耐水性と透湿性、防風性を兼ね備えた素材「HYVENT®ES」、そして裏地には優れた通気性を持つ不織布状の防水膜「エレクトロスピニングフィルム」を採用した。さらに熱や湿気を外に逃がすために、ジャケットの裏地に無数の通気穴をあけているという徹底ぶり。

ここで素朴な疑問が。この通気穴から、ジャケット内部にギッシリ詰まった中綿が飛び出してくることはないのだろうか?

「仮に中綿に使っているのが天然素材であるダウンなら、そうなってしまうでしょうね。ただVENTRIX™に使っているのは、人工素材であるシート状の化繊中綿なんです。しかも毛足をしっかりとそろえることで表面の凹凸を抑えているため、非常に繊維が抜けにくい。だからこそ、通気穴を大量にあけるという特殊な仕様が実現できたんです」(大坪さん)

表地と中綿はともにストレッチする素材なので、非常に動きやすい

2017年の初登場時は、極地向けアイテムとして登場したベントリックスフーディ。実は今シーズンから中綿が増量されたため、止まっているときの保温性も上がっている。汗をかきにくく、結果的に汗冷えを防いでくれるベントリックスフーディ。冬に野外を走り回る仕事、自転車で通勤する人などにオススメできそうだ。

肩とひじから下には摩擦に強いプリントが。ひじを曲げた瞬間にジャケットの内側にこもった熱が抜けていくのが分かった

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)公式サイト
https://www.goldwin.co.jp/tnf/

ベントリックスフーディ ¥29,160 (税込)
https://www.goldwin.co.jp/store/ec/pro/disp/1/NY81801

取材・文/吉田大
撮影/今井裕治

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