中村歌昇「親が緊張」3歳長男小川綜真が初お目見え

九月大歌舞伎でデビューする小川綜真くん(中央)。左は祖父・中村又五郎、右は父・中村歌昇

歌舞伎俳優中村歌昇(30)の長男小川綜真(そうま)君(3)が「秀山祭九月大歌舞伎」(9月1~25日、東京・歌舞伎座)の「伊賀越道中双六 沼津」で初お目見えする。

このほど祖父中村又五郎(63)と父とのスリーショットを初披露した。綜真君は歌舞伎座の楽屋でだるま柄の浴衣姿で待っていた。かつて又五郎が着ていたもので、歌昇が子供の頃に仕立て直して引き継がれた。「沼津」では旅人悴(せがれ)をつとめる。歌昇と歌昇の弟種之助が演じる旅人夫婦の息子という設定。大きな声であいさつができるよう稽古をしており、歌昇は「子供より親のほうが緊張しています。毎日機嫌良く出てくれればそれでいい」。

又五郎は、荷持安兵衛をつとめ、舞台上には親子孫3代4人が勢ぞろいする。又五郎は「記憶に残るかどうかギリギリの年齢ですが、経験がお芝居の中で育っていくといい」。歌昇によると綜真君は「連獅子」などで知られる、長い毛を大きく振る毛振りの演出が大好きという。舞台は楽しみか聞くと「はい」。取材が終わると「ありがとうございます」とにっこりした。

「秀山祭」は初代中村吉右衛門の功績をたたえる興行で、「沼津」は初代吉右衛門の父3代目中村歌六の百回忌追善として上演される。綜真君は3代目歌六のひ孫の孫、来孫にあたる。又五郎は「播磨屋の一員として、皆さまの前に出させていただくことは本当にありがたい」。歌昇は「次男もいますので、兄弟で(歌舞伎を)やってくれるとうれしいですが、やりたいことをやってくれれば」と見守っている。【小林千穂】

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