スポーティセダンのような軽快さ 新型クラウンの詳細をギャラリーでレポート

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だいぶ変わったなー、トヨタ・クラウン。2018年6月のフルモデルチェンジによって、印象は軽快になった。

いつまでも重厚長大ではファンが離れてしまう……、そんな懸念が開発陣にあったようだ。実際、販売が絶好調だった1990年は年販20万8000台で、ならすと月販1万7000台超だ。

それが新型クラウンは月販目標台数4500台。時代は変わった。高級車も増えたし(トヨタ自動車自身がグループ内にラグジュアリー車ブランドの「レクサス」を抱えている)、高級車市場でもSUVがセダンを圧迫しているし……といった具合である。

新型クラウンの特徴は、わかりやすさにあるといってもいい。提供したい価値を、「走り」と「通信機能」とはっきりさせたのだ。

パワープラントは三つ。3.5リッターV6ハイブリッド、2.5リッター4気筒ハイブリッド、それに2リッターガソリンターボだ。

仕様は、標準(後席重視のExecutiveも含まれる)と、それにスポーティな「RS」である。しっとりした乗り心地を重視するなら前者で、スポーティなドライビングを好むなら後者だ。

スタイリングもサイドウィンドウが左右3枚(従来はリアクォーターパネルにウィンドウはなかった)ずつのいわゆる6ライトとなり、ファストバックふうのスタイルも軽快である。従来のクラウンのイメージから大きく変わった。

新世代の後輪駆動シャシーは、実にしっかりした走りを堪能させてくれる。ステアリングホイールを切ってひらりひらりと曲がりくねった道を走らせるのがとても気持ちいい。

まったく“クラウン的”ではない。シートもスポーティな形状で、スポーティセダンと呼んでもいいぐらいだ。

なかでもスポーティな脚まわりの「RS」は2リッターガソリン版で試したが、しゃきっとしたサスペンションの設定だ。

加えてRSのドライブモードセレクト機能には、ステアリングの切れ角やエンジンの加速性がより鋭くなる「スポーツS+」も設定。実際にかなりキャラクターが変わるのに驚かされる。

私は3.5リッターV6の、トルクがたっぷりあり、かつしなやかな乗り心地という組み合わせが好きだが、RSで飛ばすのを好む人もいるだろう。

もうひとつの特徴は「コネクティッド」。車載の通信システムがつねにセンターとつながり、クルマの不具合やドライバーの異変をチェックしている。

オペレーターとの会話、あるいはエージェントと呼ばれる車載AI(人工知能)により、ナビゲーションシステムの目的地設定などを音声で操作できる「T-CONNECT」もオプションで用意されている。

価格は2リッターターボが460万6200円から、2.5リッターハイブリッドが497万8800円から、そして3.5リッターハイブリッドが623万7000円からとなる。

(文・写真 小川フミオ)

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