むき出しのフレームにエンジン、50~70年代レトロ路線のバイクが人気

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いま、二輪車がおもしろい。1950年代、60年代、70年代の雰囲気をうまく生かした製品が、各社から登場しているのだ。
たとえばスクランブラー。50年代に広まったレース用のバイクで、公道用のマシンを少し改造してオフロードを走っていたものだ。
やがて本格的なモトクロッサーが70年代に登場すると、スクランブラーは市場から消えた。しかし、いま、レトロスペクティブな雰囲気が市場のニッチ(すきま)に合うと、多くの二輪メーカーが再び注目するようになっている。
もうひとつ、レトロな路線を追求する流れのなかで興味ぶかいトレンドが「ボバー」だ。1920年代に米国で生まれたカスタムの方法である。
市販のバイク(当時はバカでかいと思われたハーレーダビッドソン)をストリップダウンしたりして、スポーティに仕立てたのがボバー。
チョッパーというカスタムもあるが、こちらがフレームまで短くしてしまうのに対して、ボバーはもうすこしマイルドだ。
その雰囲気をまとったバイクがいま市場に出てきて、こちらも人気なのだという。
おもしろいのは、多くのモデルがレーサー(競技用車両)のイメージでまとめられていることだ。競技用ゼッケンは最近のマストアイテムのようになっている。
二輪の世界でも電気化が進むなか、レーサーレプリカとも異なり、金属製のタンク、むき出しのフレームやエンジンという原初的な魅力を持ったモデルが人気を集めるのは、わかる気がする。
(文・小川フミオ)

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