富士通・シンガポール科学技術庁・Singapore Management University、「デジタルアニーラ」とディープラーニング技術を活用したプロジェクトを開始

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SINGAPORE, Oct 21, 2019 – ( JCN Newswire ) – 富士通株式会社(注1)(以下、富士通)とシンガポール科学技術庁(注2)(以下、A*STAR)のハイパフォーマンスコンピューティング研究所(Institute of High Performance Computing、以下IHPC)、およびSingapore Management University(注3)(以下、SMU)はこのたび、「FUJITSU Quantum-Inspired Computing Digital Annealer(以下、デジタルアニーラ)」とディープラーニング技術を活用したデジタルプラットフォーム実装プロジェクトを開始します。

このプロジェクトは、富士通の量子現象に着想を得た組合せ最適化問題を高速に解くアーキテクチャである「デジタルアニーラ」とシンガポールの先端研究組織(注4)(Urban Computing and Engineering Centre of Excellence、以下、UCE CoE)の研究開発能力を活用して、商用アプリケーションの開発を促進する戦略的な取り組みです。今回、シンガポール首相府国立研究財団の支援を受けて、世界で初めて「デジタルアニーラ」のオンプレミスサーバをSMU のデータセンターに設置し、2020年9月末まで検証を行い、実用化に向けた計画を検討予定です。

背景
富士通、A*STAR、SMUは、2014年に共同で設立したUCE CoEの下、社会課題解決に向けてさまざまな研究や実証実験を実施してきました。また、シンガポール政府は2007年より量子技術分野に多額の投資を行い、量子をはじめとする多くの技術分野における研究開発を積極的に支援し、AI、ディープラーニング、量子コンピューティングに関する地域の人材育成と能力開発を推進しています。今回、デジタルプラットフォーム実装プロジェクトにより、ディープラーニング技術とAIを「デジタルアニーラ」と組合せることにより、複雑な計算を必要とする大規模な組合せ最適化問題を解決できることを期待しています。

プロジェクトとパートナーの役割について
デジタルプラットフォーム実装プロジェクトは、世界で初めて「デジタルアニーラ」のオンプレミスサーバをSMUのデータセンターに設置して活用するほか、富士通のディープラーニング技術なども活用します。本プロジェクトでは、混雑した都市において犯罪や緊急事態に対応する警察、医療、消防における日々のスケジュール設計などをはじめ、実用的な課題解決に必要な新しいアルゴリズムの開発を目指します。

富士通
富士通は、「デジタルアニーラ」とディープラーニング技術に特化したプラットフォームを提供するとともに、その特性に合わせた技術サポートを行うことにより、A*STAR、SMUが新しいソリューションと実社会に適用可能な事例の模索を効果的に促進できるように支援します。

SMU
数理最適化ソフトウェア(注5)を利用して「デジタルアニーラ」の性能を検証しながら、さまざまな分野における組合せの最適化問題に取り組みます。従来のコンピューティングと「デジタルアニーラ」の活用により、ハイブリッド型の新たなアルゴリズムを作り出し、持続可能なスマートシティーを実現させるために必要となる警察のリソース管理や混雑緩和などの社会の解題解決に活用します。

A*STAR IHPC
A*STARの映像データ解析技術を使用して、現実世界に適用可能なディープラーニング学習モデルを開発します。また、解析における学習時間を短縮することで、プログラムのメモリ使用量を大幅に低減できます。

富士通株式会社 執行役員常務 小田成のコメント
デジタルプラットフォーム実装プロジェクトは、富士通の次世代デジタルプラットフォームの核である「デジタルアニーラ」やディープラーニングなどの技術を活用した、研究開発とビジネスの観点から富士通にとって戦略的に非常に重要な取り組みです。富士通は量子コンピューティングとAIによって、現在市場で入手可能なソリューションを超えるハイパフォーマンスソリューションを実現していきたいと考えています。実装が成功すれば、富士通はこれらのソリューションをグローバル市場向けに販売する予定です。

A*STAR IHPC理事の Lim Keng Hui博士のコメント
A*STARは、富士通とSMUとのパートナーシップが、シンガポールにおけるディープラーニングとAIの研究開発をさらに強化し、より広範な研究コミュニティを通して科学を発展させ、研究開発エコシステムに優れた人材を育成できていることを喜ばしく思っています。計算モデリングとシミュレーション技術を活用することで、我々は現実世界のデータと技術を産業分野に適用し、組織の資源の最適化と効率化を図り、セキュリティや都市ロジスティクスのような領域で技術支援します。

SMU Vice Provost (Research) Steven Miller教授のコメント
この共同プロジェクトを通じて、SMUは、データサイエンス、AI、および応用最適化における当大学の研究の強みを、インテリジェントな資源計画およびスケジューリングソリューションの構築に活用することを期待しています。これらの新しい機能により、大規模な現実世界の課題をより効率的に解決できるようになります。これによりシンガポールの持続可能なスマートネーションへの取り組みに対するSMUのさらなる貢献強化につながることを期待します。

NRF Director (Services & Digital Economy) George Lohのコメント
我々の研究所での研究開発は成熟しつつあります。今回の富士通、A*STAR、SMUの新たな取り組みは、量子コンピューティングにおけるデータサイエンスとAIの研究を商業化させることを狙いとしています。この取り組みが、量子技術分野における専門知識をさらに発展させ、幅広い分野で実用的な課題解決につながることを楽しみにしています。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2019/10/21.html

概要:富士通株式会社

詳細は http://jp.fujitsu.com/ をご覧ください。

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