子ども向けプログラミング教室を選ぶ前に知っておきたいこと

文:船木麻里
編集:朝日新聞出版 AERA with Kids 編集部

英語と同様に、2020年4月から小学校で必修化されるプログラミング。ここ数年で教室数もぐんと増え、プログラミングをよく知らない親にとっては、判断しづらい状態に。そこで、「AERA with Kids2019冬号」(朝日新聞出版刊)では、初心者の親でもわかるように、プログラミング教育に詳しい教育ITライターの神谷加代さんに教室選びのポイントをうかがいました。

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「水泳やサッカーなどほかの習い事に比べて、プログラミングは“親の”モチベーションをキープしにくい」と、神谷さんは指摘します。というのもプログラミングは、目に見えるような成長を実感しにくいからです。

教室を選ぶときは、子どもの興味や関心を優先していいでしょう。まず考えたいのが下の二つのタイプです。ゲーム好きならゲームやアプリなどコンピューターの画面で動くものを作る「ソフト系」の教室を、工作好きならレゴブロックなどでロボットを作り、プログラムを組み立てて動かす「ハード系」の教室を目安にするといいでしょう。

「ソフト系」の教室

子ども向けのプログラミングツールなどを使って、ゲームやアプリなどコンピューターの中で動くものを作る教室。組み立てたプログラムを実行し、動きも瞬時に画面で確認できるので、子どもたちの試行錯誤が活発になりやすい。自分のアイデアを形にしやすいのも面白い。タイピング(ローマ字入力)のスキルを必要とせず、ブロックを並べてプログラムを組み立てる初心者コースから、本格的なプログラミング言語を学ぶ上級者コースまである。

「ハード系」の教室

ロボットを使ってプログラミングを学ぶ教室。ロボットにどのような動きをさせたいのか、タブレットやコンピューター上で動く専用のプログラミングツールを使って、意図した動きのプログラムを組み立てる。子どもの思ったとおりに「動いた」「動かない」と結果がわかりやすいのが特徴。ロボットは市販のものを使う教室もあるが、レゴブロックなどを使い、自分で最初から組み立てて作る教室もある。

その他にも、下記の3点に注目してみると教室選びをしやすくなります。

(1)上級者向けのコースが設定されているかどうか

タイピングができなくても問題ないビジュアルプログラミングでゲームやロボット作りを楽しむことに満足する子もいるが、夢中になればなるほど次第に文字入力が必要なテキストプログラミングで、もっと本格的に挑戦したくなる子もいる。そのときに上級者向けのコースがあるところなら、教室を探し直す手間が省ける。

(2)自由製作ができるのか、テキストに沿って作るのか

教室には、テキストを使いながらみんなで同じ課題に取り組み、決められたカリキュラムでステップアップしていくところと、最初から子どもが作りたいものを作らせる自由製作を個別にサポートするところとがある。ただし、自由製作の教室でも、子どもが「何を作ったらいいかわからない」ということがあれば、講師が「これをやってみる?」と適切な課題を与えてくれるので心配はないだろう。

(3)回数型のコースなのか、個人に合わせたプログラムなのか

例えば「スクラッチ24回コース」のように回数が決められているコースであれば、ゴールが見えやすい。親子ともに達成感を得やすく、終わった時点で「次はどうするか」とリセットできる。とりあえずプログラミングを経験させたいときなどに都合がいい。一方で、月謝制で個人に合わせたコースの場合は、子どもが理解、納得しながら着実に進められるというメリットがある。

子どもが楽しく通っていれば、プログラミング技術以外にも、目には見えない論理的思考力や、失敗を恐れずに試行錯誤する力なども確実に身についているはずです。

「最近のプログラミング教室は、そのような力を伸ばせるように指導の方法を工夫しています。また、成果物(ゲームやロボット)を発表させて、プレゼンテーション能力を伸ばすことを重視しているところも増えています」と神谷さん。

だからこそ「プログラミングは将来子どもに絶対必要な力になるから」と強い意志で通わせるか、もしくは「まずは回数の決まったコースで体験させてから考える」とするのか。「親が教室に何を求めるのかをクリアにすることがとても大切です」

「AERA with Kids 冬号」では実際にプログラミング教室に通う生徒親子に取材した記事も掲載しています。

文:船木麻里
編集:朝日新聞出版 AERA with Kids 編集部

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