教育界の変革者・工藤勇一氏が教える「子どものやる気を引き出す3つの言葉 」PR

文:狩野さやか、撮影:山田秀隆
sponsored by 富士通クライアントコンピューティング

長い休校期間を経て、さまざまな制約を受けながらも学校の活動が再開しています。休校中の家庭では、学習をサポートする機会が増え、子どもと向き合う日々が続きました。親子共にストレスの多い状況で、つい口うるさく注意してばかりになってしまったという思いをかかえている方も多いのではないでしょうか。

多くの学校で短縮が予定されている今年の夏休み、子どものやる気を伸ばすヒントを探して、横浜創英中学校・高等学校(横浜市神奈川区)校長の工藤勇一さんにお話を聞きました。工藤さんは今年の3月まで校長を務めた東京都千代田区立麹町中学校で大胆な改革を行い、生徒が自律的に学習や活動に取り組む学校作りを行ったことで知られています。

自律的な学習を支える当事者意識を育む

――工藤さんはこの4月に横浜創英中学校・高等学校校長に就任されたばかりですが、新学期からの様子はいかがですか?

横浜創英で迎えた4月1日は、まず全ての教員でブレインストーミングを行い、この状況ではオンライン化しかないという意識を共有しました。誰にとっても初めての挑戦でしたが、教員の間に当事者意識が生まれ、4月中には全クラスでZoomによる朝のホームルームや二者面談を行うまでになりました。5月には新しいカリキュラムを組んで、オンラインでの学校をスタートしています。授業はもちろん、自由に選んで参加できるアフタースクールもあるんですよ。保護者会や三者面談もオンラインで行っていますし、生徒自身が部活の説明会や昼の放送をZoomで始めるなど、みんなが学校を作る当事者になっています。

――登校が制限されていても学校が動いている感じがしますね。それを支える当事者意識というのは、どのようにして育まれるものなのでしょうか?

例えば麹町中学校では、入学してくる子どもたちの多くは、それまでの学校や塾、早期教育などで「与えられること」に慣れています。与えられ続けると、子どもは当事者意識を失い、自律的な学習はできません。そこで、麹町中では自律を妨げる要因を取り去るんです。校則指導はしませんし、宿題もありません。1年目はいわば子どもの主体性を取り戻すリハビリですね。初めの頃はなかなか学習に向かわない生徒もいますが、変わる瞬間を待っていると、最終的には自ら勉強するようになります。変化が出るまで数カ月かかる子もいますし、きっかけもさまざまですが、誰かが変えてくれるのではなくてその子が自分で変わる時がきます。

子どもの自己決定を促す3つの言葉

――ぜひ家庭で応用してみたいところですが、待つことができずに、親として何かしなければとつい思ってしまいそうです。

親から何かを与える代わりに、子どもが自己決定できる機会を作ってみてください。小さな自己決定を繰り返させていくことが大切です。その時に使えるのが「どうした?」「どうしたいの?」「私は何を支援したらいい?」という3つの言葉です。麹町中では、授業を抜け出す生徒を追いかけて注意するのではなく、この3つの言葉をかけます。もし生徒が「勉強したくない」と言うならばそれを認め、「授業に戻るか、別室を用意できるけどどうする?」と、支援の提案をします。生徒が別室で過ごすことを決めて、そこで好きなことをやっていても構いません。これを繰り返しているうちに、授業にはでられなくても別室で勉強をするようになったりするんですよ。

――自由に放っておくというのではなく、とても丁寧なやりとりと自己決定の積み重ねなんですね。

家庭では自己決定をさせようとして「勝手にしなさい!」と言ってしまうことがあると思いますが、これは使わないで欲しい言葉です。否定され排除されているように感じるんですよね。親は子どもの支援者であって欲しいので、マイナスの言葉ではなく自己肯定感を育てる言葉を選んでください。例えば目の前で子どもがゴロゴロしているのを見てイライラしたとき、いくつか言い方や対応の仕方があると思います。その時選んだ言葉で子どもも親も不快になったとしたら何もいいことはないですよね。うまくいかなかった時はそのアプローチが間違っていると考えて、悪循環にならないよう別の方法を試す必要があります。

自律型の学びのしかけとITが広げる多様な学習方法

――ポジティブな環境で子どもが自己決定する機会が大切ということですね。学び方にも工夫があるのでしょうか?

麹町中では受験に必要な学力を否定しているわけではないので、主体的に学びに向かうしかけがあります。中間・期末テストを廃止した代わりに単元テストがたくさんあり、各テストは1度だけ再チャレンジできます。成績には再テストの点数が採用されますから、わからなかったところを理解するために、自分で必死にアクションを起こすわけです。再チャレンジで成功体験が積み重なり、学習が自律型に変わっていきます。授業の上手なスーパーティーチャーに教われば成績が上がると勘違いしている人が多いですが、そうではなく、わからないことを自分でわかるようにする力が大切です。人に聞いたり調べたり、書いたり見たりいろいろなやり方がある中で、自分に合う効果的な学習方法を見つけることも大事ですね。

――自分に合うやり方を見つける選択肢として、パソコンなどのIT機器は役立ちますか?

ものすごく役立つと思いますね。読み書きが苦手な子どもには代替手段になりますし、英語や音楽の学習で繰り返し聞いたり録音して練習したりすることもできます。現在、横浜創英で行っているオンライン授業では、パソコンを使ったオンラインコミュニケーションだからこそできる工夫がたくさん生まれ、休校による授業の遅れもほぼありません。クラスを越えた大規模なチームティーチングや反転学習、小グループでの話し合い活動などが非常に効率よく行えます。学習方法の選択肢が大きく広がりました。

――子どもにパソコンを渡すとゲームやYouTubeばかりになるのではと心配する声もあります。

世の中はどんどんIT化し日々新しいサービスが生まれていて、今ITを使うのは当たり前ですよね。文化や社会、生活様式は変化していくわけですからそれに順応するのは当然です。パソコンを使うこと自体は迷うことではなく、常に使うという環境の中で、問題が起きたらその都度解決すればいい。問題を起こさせないことが目的なら使わせないのが簡単ですが、それは目的が違います。パソコンを使うとインターネット上のたくさんの情報を取捨選択する力を養えますし、学習に使うのはもちろん、プログラミングも論理的思考力を高めてくれるのでいいと思いますよ。与えられる情報を見るだけでなく、自分から学ぶための選択肢が広がります。

◇インタビューを終えて◇

工藤さんの学校作りには、家庭でも参考にできるヒントがたくさんありました。保護者として実行するのは簡単ではありませんが、原則として心に留めておくだけでも、日々の子どもに対する関わり方を見直すことができそうです。短い夏休み、少し気持ちをリセットしてゆったりした気持ちで子どもと過ごせたらよいですね。学習の選択肢を広げるパソコンの使い方にもぜひ注目してみてください。

PROFILE

工藤勇一(くどう・ゆういち)

横浜創英中学校・高等学校校長。1960年、山形県鶴岡市生まれ。東京理科大学理学部卒。山形県の公立中学校で教えた後、東京都の公立中学校で教鞭をとる。その後、東京都教育委員会、新宿区教育委員会教育指導課長などを経て、2014年から千代田区立麹町中学校の校長に就任。宿題や中間・期末テスト、学級担任制を廃止するなど独自の改革で話題となる。教育再生実行会議有識者や経済産業省「未来の教室」とEdTech研究会委員なども務める。著書に「学校の『当たり前』をやめた。生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革」(時事通信社)、「きみを強くする50のことば」(かんき出版)など。

家での時間を充実させるインテリアになじむデスクトップPC

今年の夏は、旅行やレジャーにもまだ制約が伴いそうです。家で過ごす時間が増え、家庭でより快適に過ごす工夫に関心が高まっています。 家で使うパソコンもそのひとつ。ノートPCのコンパクトさは魅力ですが、子どもが使う場合は画面が大きいデスクトップPCの快適さにはかないません。

とはいえ、ビジネス色のあるパソコンを生活空間に置くのは抵抗があるという方も多いはず。デスクトップPCである富士通パソコンFMV「ESPRIMO FH70/E1」は、すっきりとした4辺狭額フレームを採用し、生活に溶け込む洗練されたデザインでどんなインテリアにもなじみます。

23.8型の大型ディスプレイながら、本体サイズはぎりぎりまで小さく抑えられていて、奥行きは16.7cmと置き場所に困らない省スペース設計。リビングなどに据え置いて生活の一部としていつでも使えるようにすれば、子どもが使うときも家族が画面を見守ることができて安心です。家族で動画配信サービスの映画を見るのにも十分な性能で快適。上位機種のFH77/D3はテレビチューナーが搭載されているのでそのままテレビ代わりにもなります。

大きい画面だから子どもに向いている

パソコンの使い方は変化し、ビデオ通話を表示しながら別のアプリケーションで資料を開くなど同時に複数のアプリケーションで作業をすることが増えています。動画編集など子どもがクリエイティブな作業をする時に大型ディスプレイはとても快適です。また、ノートPCは目線が下がりがちなので、子どもが学習に使う場合には姿勢などの面でもメリットがありそうです。

例年よりも外出が減りそうな夏休み。家族で楽しんだり新しいことにチャレンジしたりするきっかけにしてはどうでしょうか?

富士通パソコン FMV FHシリーズ「ESPRIMO FH70/E1」

OS:Windows 10 Home 64ビット版
CPU:インテル® Core™ i7-8565U プロセッサー
メモリ:8GB(4GB×2)
ディスプレイ:23.8型ワイド フルHD スーパーファインLH[1920×1080]
Office:Office Home & Business 2019(個人向け)

詳しい製品情報はこちら

◆子どもを想うPC選びのポイントなどを紹介した富士通パソコンFMVの特設サイト
「New Education with FMV」

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