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雲上のチベットから上海の租界へ 世界長距離列車・青蔵鉄道編(4)

雲上のチベットから上海の租界へ 世界長距離列車・青蔵鉄道編(4)

雲上の仏界を後にする。チベット高原は晴れ渡り、ラサの巡礼のエネルギーなどなにも知らないかのように静まり返っていた。再び、青蔵鉄道の最高地点、標高5072メートルの唐古拉峠を越え、列車は一気に高度をさげていく。「下界に降りる」。まさにその気分だった。帰路は蘭州に出ることにした。そして中国のLCC、春秋航空で上海に。中国に渦巻く矛盾と歴史のなかを歩く。動画は上海。旧フランス租界散策や路上の上海。チベットとはあまりに異なる世界に戸惑いつつ。

《広州からラサへ。雲上をめざす列車旅。「旅のフォト物語」に沿ってクリックを》

前回の旅「雲上の仏界、巡礼でにぎわうラサ 世界長距離列車・青蔵鉄道編(3)」は、こちらへ

※取材期間:2016年12月11日~12日
※各国の現在の情勢については、外務省の海外安全ホームページなどでご確認ください
※価格などはすべて取材時のものです

長編動画(再生時間:59分)


【動画】アジアの都市のなかで、街歩きが楽しい街……といったら、上海の旧租界。とくに旧スランス租界は、当時の建物がしっかり残っている。歴史のなかを歩いてみてください=撮影・阿部稔哉

短編動画


【動画】上海名物ともいわれる路上のケンカ。上海に行くたびに目撃するから、かなりの頻度のはず。どこが多い? やっぱり旧市街でしょうか=撮影・阿部稔哉

今回の旅のデータ

中国で最も長い路線、広州―ラサ間の列車に乗った。帰路は飛行機という選択肢もあったが、もう一度、チベット高原の雲上の世界に浸ってみたかった。4000メートル級の高原を進む列車。チベットの現実は、難しい問題が横たわっているが、この景色は一級品である。「下界に降りる」感覚はやや寂しいが。今回は蘭州からLCCで上海に出て、日本に戻った。

PROFILE

下川裕治

1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「一両列車のゆるり旅」(双葉社)、「週末ちょっとディープなベトナム旅」(朝日新聞出版)、「ディープすぎるシルクロード中央アジアの旅」(中経の文庫)など。最新刊は、「12万円で世界を歩くリターンズ 【赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編】」 (朝日文庫)。

阿部稔哉(あべ・としや)

1965年岩手県生まれ。「週刊朝日」嘱託カメラマンを経てフリーランス。旅、人物、料理、など雑誌、新聞、広告等で幅広く活動中。最近は自らの頭皮で育毛剤を臨床試験中。

雲上の仏界、巡礼でにぎわうラサ 世界長距離列車・青蔵鉄道編(3)

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