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圧倒される草原の夕景 世界の長距離列車・カナダ大陸横断鉄道編(3)

圧倒される草原の夕景 世界の長距離列車・カナダ大陸横断鉄道編(3)

バンクーバーからトロントまで、4466キロを走るカナディアン号。列車は、カナディアンロッキーを越え、エドモントンに到着した。山岳地帯を過ぎると、6月の太陽を浴びるカナダの草原をひたすら東に進んでいくと思っていた。しかし、車窓に広がるのは濃い靄(もや)と湖沼が続く荒野だった。人も住めないような土地を進む車内で、カナディアン号の現実を突きつけられていく。目的地のトロントはまだ、まだ先だ。

《カナダ大陸横断鉄道の旅。下の「ギャラリー」に沿ってクリックを》

※取材期間:2017年6月25日~6月27日
※価格等はすべて取材時のものです。

長編動画(再生時間:約60分)


【動画】湖と森が延々と続く湖沼地帯をカナディアン号は走り続ける。木々の間に見え隠れする湖。人の姿もない。

短編動画


【動画】4泊5日の列車旅は長い。展望車脇のコーナーでは、毎日、ミニフォークのライブも。

今回の旅のデータ

エドモントン周辺から東は、プレーリーと呼ばれる広大な牧草地、そしてカナダ楯状地という氷河地形が続く。楯状地というのは、ハドソン湾を囲むように広がる固い岩盤で、表面は氷河で浸食され、薄い土が残るだけの荒涼した一帯。湖沼が点在し、その間を縫うように線路が敷かれている。次々に現れる湖を眺めているだけで数時間がすぎていく。気候はめまぐるしく変わる。

PROFILE

下川裕治

1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「一両列車のゆるり旅」(双葉社)、「週末ちょっとディープなベトナム旅」(朝日新聞出版)、「ディープすぎるシルクロード中央アジアの旅」(中経の文庫)など。最新刊は、「12万円で世界を歩くリターンズ 【赤道・ヒマラヤ・アメリカ・バングラデシュ編】」 (朝日文庫)。

阿部稔哉(あべ・としや)

1965年岩手県生まれ。「週刊朝日」嘱託カメラマンを経てフリーランス。旅、人物、料理、など雑誌、新聞、広告等で幅広く活動中。最近は自らの頭皮で育毛剤を臨床試験中。

車窓のカナディアンロッキーに見入る 世界の長距離列車・カナダ大陸横断鉄道編(2)

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五大湖の北を抜け終着地トロントへ 世界の長距離列車・カナダ大陸横断鉄道編(4)

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